小路龍流のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最初の『恋』を衝動的にインスピレーション買いしてから、一気に全4冊読んじゃったな。
出だしではカリスマホストだった不動が代議士秘書に転身したのもつかの間、ついには衆議院選に出馬するこの巻。
今や押しも押されぬ実力派俳優になった如月の生活も多忙を極め、半同棲生活を楽しむ余裕もない。
それでもふたりの関係は清々しいほど揺るぎなくて、読んでてとても安心。
油断をすれば、いつ足元をすくわれるかわからない世界に生きているふたり。
そんな中、衆議院選の大事な時期にふたりの関係をマスコミにリークされ、一大スキャンダルに発展してしまう。
隠すどころか、一向に態度を変えようとしない不動の身を案じてヤキモキする如月。
このままでは今まで築き上げてきた大事なものを全て失ってしまうかもしれない。
けれども、お互いの尊厳に関わるような事態に見舞われても、『じゃあ別れよう』みたいにネガティブな方へは決して転ばない。
意見が食い違い、力が拮抗してプライドがぶつかり合うような場面になった時、いつも如月が不動の感情を上手に汲み取って、自分の方からサッと折れるところが本当に男前。
不動の男らしいベタ惚れっぷりも、如月の男気も見ててつくづく気持ちよい。
妃川さんも後書きでおっしゃってたけど、『攻×攻っぽいカップルでありながら、お互いどっぷり惚れ込んでいて、しかも臆面もなくそれを認めているため、何気にラブ度が高い』作品。
感動するとか、一生心に残るとか、そういう類いのお話ではないけれど、読む側をハッピーにしてくれるこのカップル大好き☆ -
Posted by ブクログ
受の不幸体質が災いして、どうにも先に進まないリーマンラブ。
自信満々な攻目線一人称だからこそ、読み手も受への疑惑がふくらみまくる絶妙な筋運びです。
恋愛経験豊富で有能な営業の鳥海が恋したのは、経理課の堅物眼鏡の琴川。美人なくせに妙に抜けていて意外に初心。鳥海はそのギャップに惚れて告白、交際にこぎつけたのですが、なぜかデートはことごとくドタキャンの嵐。交際には嬉しそうに応じたのに、身内の所用で毎回キャンセルする琴川に、次第に疑惑を抱く鳥海。
理由に「母が」「姉が」「妹が」と言われれば、さすがにデートを優先させるわけにもいきません。でも、なんか変。次第に鳥海は琴川の私生活が気になりはじめ、調べたり探りを入れたり、挙句の果てにはストーカー並みの行動にまでエスカレートしていきます。
恋愛に手馴れている鳥海が、琴川に振り回されてどんどん執着していってしまう様が面白すぎ。大事にしようと抑え目にしていた気持ちや、セーブしていた下心が裏目に出ちゃったんですね。もっと、いつもどおりにアプローチして迫っていればよかったのに、すれ違っています。
でも、救いはそれでもめげない鳥海のポジティブな考え方です。かっこ悪くても平気でやり直そうとする彼は、かなりステキです。正反対に、なんでも一人で解決しようとして、かっこ悪いとすぐに引っ込んでしまう琴川は、なんかほっとけないタイプ。両極端なのでかえっていいcpになれるんじゃないかなと思わせます。
実際に恋愛ってそういうドタキャンの不信感ってありがちなので、とても興味を持って読むことができたし、鳥海の気持ちにすごく共感しちゃいました。
最後は理由が分かってすっきり解決。鳥海はこれからきっと琴川のことを独占欲丸出しで、ものすごく大切にするんだろうな。琴川も頑張らずに素直に甘えちゃえばベストカップルになれそう。 -
Posted by ブクログ
身寄りのない譲葉が援助とひきかえに与えられた仕事は、代議士秘書・統一郎の世話をすること。それは夜の世話まで…つまり「愛人」。譲葉は一生懸命役目を果たそうとするが、甘美な夜を重ねるうちに、時折感じられる統一郎の優しいさに触れ、彼の腕に抱かれることをこのうえなく幸せに思うようになっていく。だけど、譲葉は気づいてしまう。統一郎がけっしてくちびるには触れてくれないことに。好きな人と交わすくちづけはどんなにか甘いだろう…。しかし、思いがけず統一郎の過去を知り、彼を好きでいてはいけないということに気づいて譲葉は―。
代議士秘書Xけなげな少年 年上攻&年の差