マイケル ロボサムのレビュー一覧

  • 天使の傷 下
    最後の結末(?)はイーヴィーが誘導したのか?と思うような衝撃的な結末だった。
    殺されて当然だけど、もう少し引っ張ってほしかったし、なんならサイラスが捕まえて司法で裁かれてほしかったけど、こういう結末も悪くないのかもしれない。
    それにしてもサイラスとイーヴィーは大好きバディ。ドラマ化するならしてほしい...続きを読む
  • 天使と嘘 下
    まさか犯人がこの人か…と思わなかった結末。
    最後までハラハラさせてくれる作品だった。
    サイラスとイーヴィーのこの後がとても気になる。
  • 天使と嘘 上
    想像上のサイラスは中肉中背のイカしていない臨床心理士かと思ったが、身体を鍛えたりしていたり、全身にタトゥーが入っているので少し俗っぽい感じなのかも。
    イーヴィーは17歳のカルテのアンジーっぽい容姿かな。
    ジャケ読みだったけど、面白い作品に出会えて良かった。
  • 天使と嘘 上
    「哀惜」の後ろの広告で見て。

    どうして人は、特殊な才能を持つ人間に引き付けられるのだろう。
    ミレニアムのリスベットしかり、
    「ストーンサークルの殺人」のティリーしかり。
    いや、キャロル・オコンネルのマロリーや
    ジェフリー・ディーヴァーのキャサリン・ダンスには、
    それほど惹かれないので、
    この作品の...続きを読む
  • 天使と嘘 下
    (上巻より)

    サイラスが18才になるまで里親として引き受けてくれたというのに、
    サイラスの捜査に協力しようと思ったことを怒られ、
    逃げ出してしまうイーヴィ。
    嘘を見破る能力を生かしてポーカーでは勝つが、
    金は取られてしまう。
    そんなイーヴィを運び屋としてスカウトしたのが、
    殺された少女の兄なのはち...続きを読む
  • 生か、死か
    人を溺れさせる仕組み
    「金と権力」。この物語は検事、警察、FBIが結託し、現金輸送強奪襲撃事件の真相証拠書類を改竄、不利となる確たる証拠を隠滅させ莫大な金を奪い取ったミステリー事件だ。その裏には大金を隠し持ったという嘘を仕立てられ犠牲者(犯罪者)となり10年の投獄を科せらる。だが、最後の日の前日に脱...続きを読む
  • 天使の傷 上
    「天使と嘘」のサイラスとイーヴィが主人公の第2弾。イーヴィの過去が明らかにされつつ中で、謎の男からの魔の手が迫る。読み易さに加えて展開の速さにページを捲る手が止まらなかった。
    ハラハラドキドキで、早く下巻が読みたい。
  • 天使の傷 上
     あまり日本では翻訳されていないのだが、どの作品も外れなし。オーストリア人だがイギリス在住経験もある著者ロボサムは、北欧ミステリーにも似たキャラクター中心の決め細かさを備えた文句なしにおススメ作家である。このレベルで安定して走り抜けている作家なので、本来もっと読まれる需要はあるはず。未訳作品の日本市...続きを読む
  • 天使の傷 下
     あまり日本では翻訳されていないのだが、どの作品も外れなし。オーストリア人だがイギリス在住経験もある著者ロボサムは、北欧ミステリーにも似たキャラクター中心の決め細かさを備えた文句なしにおススメ作家である。このレベルで安定して走り抜けている作家なので、本来もっと読まれる需要はあるはず。未訳作品の日本市...続きを読む
  • 生か、死か
    刑務所入りする原因となった現金強奪事件の真相がじわじわと浮かび上がってくる過程が見事。それとともに何故釈放1日前に脱獄しなければならなかったのかという理由にも一応納得。さすがCWA賞。
    主人公オーディがあまりにも鉄人すぎるのも、安心して読める要素の一つ。
  • 天使と嘘 下
     実力派作家にも拘わらず日本での翻訳は不遇をかこつ実力派作家、マイケル・ロボサムの新訳が、魅力的なキャラクター・コンビを引き連れて登場した。

     嘘を見抜く能力を持つ少女、イーヴィ・コーマック。拷問を受けて殺された謎の人物テリーの死体とともに発見された少女、新聞ではエンジェル・フェイスの呼び名で知ら...続きを読む
  • 天使と嘘 上
     実力派作家にも拘わらず日本での翻訳は不遇をかこつ実力派作家、マイケル・ロボサムの新訳が、魅力的なキャラクター・コンビを引き連れて登場した。

     嘘を見抜く能力を持つ少女、イーヴィ・コーマック。拷問を受けて殺された謎の人物テリーの死体とともに発見された少女、新聞ではエンジェル・フェイスの呼び名で知ら...続きを読む
  • 天使と嘘 上
    心の傷を負った少女と心理学者の話。少女には人の心を読める力があるようだ。
    里子にして心を開く初めた矢先に急転回。
    心の傷は治らないのだろうか?
  • 天使と嘘 下
    次々候補に上がってくる一癖も二癖もある容疑者達
    被害者の裏で絡み合う欲望 浮かぶ矛盾
    上巻から引き続き悪い方向へとその身を転がしていくイーヴィ
    冷たい、閉ざされた心
    ようやく届いたサイラスの無償の愛 その瞬間に涙
    芽生える新たな感情
    巧みな心理描写にやきもき 
    大人なサイラス 子供なイーヴィ 異なる...続きを読む
  • 生か、死か
    出所を翌日に控えた男が刑務所から脱走する。不可解な行動の背景から浮かび上がってきたのは、かなわなかった過去の夢と闇に葬られたはずの強盗事件の真相だった。現在と過去の出来事が不規則に記述されながらまったく戸惑わされることなくサスペンスを高め、救いようがない悲劇の先に覗くわずかな曙光が眩しい。
  • 生か、死か
     ニュージーランドの作家ベン・サンダースが地元ニュージーランドのシリーズから離れ、アメリカを舞台にした作品『アメリカン・ブラッド』でブレイクしたと同様に、オーストラリア生まれの作家マイケル・ロボサムは、永く住んだイギリスを舞台にしたシリーズから離れ、アメリカを舞台にしたこの作品で何ともはや、ゴールド...続きを読む
  • 生か、死か
    10年の刑に服してた男が出所日の前日に脱獄、何故?
    この掴みで一気に物語に引き付けられる。主人公、主人公を追うために出所させられた同房の男、事件を追うFBI職員、この3人の視点で物語が多角的に描かれる。
    それも現在の逃亡劇だけでなく、過去主人公が起こしたとされる現金強奪事件の真相を徐々に明らかにして...続きを読む
  • 生か、死か
    大変面白かったです。読書時間が通勤時がほとんどですが、駅を乗り越しそうになるほど、読みだすと止まらなくなりました。
    刑務所からの釈放される一日前に脱獄したオーディ・パーマー。あと一日で自由の身になれるはずなのに、なぜそんな事をする必要があったのか?
    読者は何も分からないままオーディの逃亡劇をまるで今...続きを読む
  • 天使と嘘 下
    サイラスとイーヴィの話が中心の上巻とは打って変わって、下巻はジョディを殺害した犯人探しが加速する。
    限られた登場人物、しかもそのほとんどが身内という中で、疑わしい人間を絞り込む緊張感をぎりぎりまで引っ張り続ける。読む側に『もしかして。。。』と考えさせる絶妙な情報の出し方にも感心した。
    そして、ラスト...続きを読む
  • 天使と嘘 上
    フィギュアスケートの期待の星として将来を期待されたジョディ・シーアンが死体で発見されたのは、地元の花火大会の翌日だった。15歳のジョディの遺体には性交の跡があり、その髪の毛には精液がかけられていた。警察は近所に住む前科者の男を逮捕する。精液のDNAも一致した。だが、この物語の主人公の片割れであるサイ...続きを読む