マイケル ロボサムのレビュー一覧

  • 天使と嘘 上
    おじさんと少女という探偵もので、読んでいる最中に「ストーンサークルの殺人」が脳裏をチラついた。(あちらは少女ではないが、良い凹凸コンビ)
    こちらの方は二人とも不安定な感じがして、ミステリーパートと二人のきずなをはぐくむパートとが並行している。イーヴィは最後にはまた施設へと戻ってしまったが、彼女の心に...続きを読む
  • 天使と嘘 下
    可及的速やかに第二弾を敢行してください(真顔

    イーヴィの過去が超気になるううううう。
    (そもそも何冊続くの?わたしの本棚余白ないよ?)
  • 天使と嘘 下
    なかなか、読みやすい。
    次作も、出るそうなので、解明されていない、サイラス達の、生い立ちに関わる謎等、楽しみ
  • 生か、死か
     テキサス州のスリー・リバーズ連邦刑務所から強盗犯オーディ・パーマーが脱走した。彼は4人の被害者を出した現金輸送車強盗の一味で10年の服役を終えてあと1日で出所という日に脱獄した。犯人グループは4人で強奪金額は7百万ドルだった。

     オーディは裁判・服役中にもお金の行方は一切語っておらず警察・刑務官...続きを読む
  • 天使と嘘 下
    読む手が止まらなかった。サイラスとイーヴィが一人称でほぼ交互に表されていて、ミステリーとしても、人間ドラマとしても面白い。この本に出会えた事に感謝。
  • 天使と嘘 下
    混迷深まるスケート選手殺人の捜査は二転三転し、優等生と思われていた被害者の身の上にも驚くべき事実が明らかになる。だがそれは隠された秘密の一端に過ぎなかった。そしてサイラスによって施設から引き取られたイーヴィは、事件の証拠を発見するが……深い傷を抱えた少女と、秘めた過去を持つ臨床心理士の交流は、嘘にま...続きを読む
  • 天使と嘘 上
    臨床心理士のサイラスは、かつて異様な殺人現場で発見された少女と施設で邂逅する。イーヴィと呼ばれる彼女は、人がついた嘘を見破るという特殊な能力を持っていた。折しも、スケートの女子チャンピオンが惨殺される事件が発生。将来を期待された選手にいったいなにが起きたのか? 捜査に加わったサイラスは、イーヴィと事...続きを読む
  • 天使と嘘 下
    嘘を見破る能力を持つイーヴィと臨床心理士のサイラス。二人の個性の強さが魅力的な新シリーズ。イーヴィの生い立ちとサイラスと関わることで変わっていくもの。殺人事件を通してイーヴィが人に寄り添うこと、見ていてくれる人がいることに気づいていくその瞬間が鮮やか。シリーズとしてこの二人がどうなっていくのかがとて...続きを読む
  • 天使と嘘 上
    臨床心理士の男と人の嘘を暴く少女
    共に凄惨な過去を持つ二人はどこか似ている
    歩み寄ろうとする男と、人を全く信用出来ない少女の関係がもどかしい
    嘘を暴けるというのは、人の気持ちに寄り添えるある種途方も無い優しさなのかもしれない
    自分が何者なのかを証明出来ない少女
    奪われる自由、尊厳 
    何も持てずに孤立...続きを読む
  • 生か、死か
    スティーヴン・キング絶賛という惹句はあまり信用しないのだが、これは文句なく傑作。早川書房好みだね。読者にあまり心のうちの見せないオーディの過去が徐々に明かされる毎に、これは悲しい愛の物語なのだと思った。兄のカールの過ちのせいで大学を追われ、事件の現場に偶然居合わせたというだけで、全てを失い、こんな苛...続きを読む
  • 生か、死か
    釈放前夜に脱獄した主人公。設定から面白かったが、主人公、その友人、FBI捜査官の3者の視点が交差しながら物語が進行していき、引き込まれた。最後ちょっとあっけなかった感じはするが、非常に面白かった。
  • 天使と嘘 上
    嘘発見器が2台です

    臨床心理士のサイラスと嘘を見抜く少女イーヴィが出会い、コンビ結成までの信頼関係を徐々に構築しつつある上巻です

    サイラスの方もイーヴィほど絶対的ではないですが、心理学を駆使して相手の嘘を見抜きます

    つまり二人共に嘘発見器なのです

    この相手の心の内を感じ取る二人が代わる代わる...続きを読む
  • 天使と嘘 下
    イーヴィ大活躍を楽しみにしていたのにぜんぜんでだいぶ消化不良

    相手の心理を見抜くという点では臨床心理士のサイラスひとりでこと足りましたね
    イーヴィは無茶してかき回して思わぬところで事件と繋がったで!という役回り

    しかもイーヴィに隠された謎は次回作に持ち越し
    真の意味で二人がコンビになるのは次回作...続きを読む
  • 生か、死か
    「出所前夜なぜ男は脱獄したのか?」
    帯のコピーが読む気を大いにそそる。

    主人公のオーディ・パーマーは、現金輸送車強襲・強奪事件の犯人として服役。
    模範囚として刑期を終える前日に脱走した。
    なぜ、前日だったのか、その理由が知りたくて、ページをめくる。

    事件に関係する人達やオーディの生い立ち、事件以...続きを読む
  • 天使と嘘 下
    良かったです。文庫は移動しながら読んでいるので自分も集中できなくて、始めから期待してないのですが、作者の押し付けがましくなく、それでいて物語の展開が弱い訳でもなく、自分の読むペース通りに物語が進んでいくといった感じでした。小説とかって、切ったり貼ったりが不可欠だが、その痕跡をいかに感じさせないかが需...続きを読む
  • 天使と嘘 上
    心理療法の人がいちおう主役なので、事件は起こっていて解決に向かっているような気もするが、ミミズのような足取りである。知り合いの刑事に頼まれて相談役的な。それと別物件で、昔殺人現場に潜んでいた少女を引き取って生活するようになる。なんだか嘘が見抜ける特技がある。生き様プラス能力のせいで少女は荒みまくって...続きを読む
  • 天使の傷 下
    展開は前作とよく似て、最後の最後で急展開!
    そして、あんな結末とは・・・
    もう少し全容が知りたかった。
    しかも、今回もイーヴィのすべてはわからず。
    自作に持ち越しだ。
  • 天使の傷 上
    待ちに待った第2弾。
    イーヴィの謎に迫る本編。
    なにが起こるのかドキドキしながら読み進める。
    上巻では大した進展なし、想像ばかりが膨らむ。

    急いで、下巻へ。
  • 天使と嘘 上
    臨床心理士という資格でもって公的捜査に加わっているという英国の警察制度がよく分からないままではあるが、ともに精神的不安定さを抱えた少女と男
  • 天使と嘘 上
    まあまあ面白かった。特に驚くような展開ではなく、想定の範囲内だった。受賞作との事で内容はちゃんと読ませるし、結末も悪くはなかった。だが、あまり満足度は高くない。主人公の設定があまり良くないのと、もう一人の女性の主人公もリスベットサランデル風で最近の流行りのようでもあり、真犯人もそれほど驚きはない。