藤田勉のレビュー一覧
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シェール革命(オイル、ガス)の掘削についてさらっと述べた上で、シティバンクの著者が、革命後の世界んついて予測を述べている。
全5章の各章の冒頭に「この章のポイント」が明示されているので、それを読めば大意はつかめると思う。ネガティブな要素はさらっとふれている程度。各章は下記の通り。
第1章 なぜ“革命”なのか!
第2章 「シェール革命」は“強いアメリカ”を復活させる
第3章 「シェール革命」が日本浮上の決め手となる
第4章 「シェール革命」で世界の勢力図が大きく塗り替わる!
第5章 中国、インド、アジア新興国の成長は「シェール革命」でどう変わる? -
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新興国に投資するメリットおよびリスクについて、経済的側面からだけでなく、歴史、宗教、政治等多方面から解説している一冊。内容はIMFやシティグループの数値等を盛り込んでいることから多少論文調であるが、信頼度高。
中国:一人っ子政策による歪な人口ピラミッド(2050年65歳以上の人口割合25.6%)、サービス業や消費財への転換が今後の課題、選挙で力をもつ沿岸部企業の反対を背景に元高に動くには困難
一党独裁による安定した経済成長(GDP成長率年10%弱)
インド:教育水準、民主化度、人口(2020年代に中世界一、2050年に17億人)等の要因から成長が期待されるものの、インフレ率および資源の海外依存 -
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2013年に出版されたアメリカ市場全般に対して強気の本です。空前のアメリカ投資ブームが始まる!?といううたい文句で、米国株、REIT、ETF、MLP、ハイイールド債について説明しています。
ちなみに著者は同時期に「2020 世界のマネーは東京に向かう!」という本を書いており、とにかく米国、日本に強気だったということでしょう。
特に良かった点はバフェット流の投資と、配当成長戦略について書かれていた個所は良かったです。
全体を通してみるとアメリカがこれからも経済面でのトップであるという考えである私のような人間にとっては非常に意見が合う本だと思います。 -
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シティグループ証券の取締役副会長が、シェール革命が世界経済・金融市場に与える影響を分析した。
「2010年代に、日本を含む世界全体に対して、大きな影響を与えるのは、『シェールオイル革命』であって、『シェールガス革命』ではない。シェールガス革命が世界全体に対して、大きな影響を与えるのは、2020年以降になる可能性が高い。」
「FRBは2015年中盤までゼロ金利を続けるとしているため、当分、現在の超金融緩和路線が続くだろう。」
「2010年代は、資源開発の技術とインフラで世界をリードする米国のエネルギー生産が急増し、2020年頃には、米国が世界最大のエネルギー供給国になるだろう。」
「2010年代 -
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正直に言って、モノとしての実物が伴わないビジネスを胡散臭く思っている。
就活時期にリーマンショックを食らったことが原因なのはわかっている。
頭のいいと称する連中が数式をこねくり回して利益を得る金融システムは全く信用できない。
しかし、昨今はIT企業に限らず、ソニーやトヨタなどの電機産業、自動車産業が金融業に参入している。
そして、グループ内で占める利益は本業を越える企業もある。
ICTと金融の融合、それがフィンテックだ。
ウォール街が取り仕切る金融とは違い、それまでの金融とはサービスが違う。
むしろ、今までになかった新しいサービスを提供することがフィンテックの本質と見える。 -
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円ドル相場、実質実効為替レート、名目実効為替レートのち外
リスクオフ相場でスイスフラン高と円高になる。有事のドル買い、ではなく有事の円、スイスフラン買い。
サービス業が大きくなった現代では、購買力平価説で説明できなくなった。
取引が多いのは、ドル、ユーロ、円、ポンド、豪ドル、スイスフラン、カナダドル。
ポンドや豪ドルは10%以下。
通貨高=企業の衰退、ではない。スイスの企業の例。ネスレ、ロシュ、ノバルティスなど。スイス企業は巨大企業が多い。
高い人口増加率、最強の軍事力、金融システムの質と量、がドルの強み。
シュール革命で世界一の産油国に。国際収支の構造要因が変化。サービス収支と所 -
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読書の時間効率をあげないとな。かけた時間に対して身に付いたことが少ない気がする。目的意識を持って本を選び、アウトプットを意識して読み進め、頭の中でよくまとめたうえでアウトプットする。
企業はトップが代わるだけで全く逆の成果を出しうる。トップの戦略が業績を大きく左右するのだ。筆者は価格競争をさけるブルーオーシャン戦略を勧め、コーポレートブランドの重要性を説く。卓越したブランドはステークホルダーに満足感、充足感、プライドを与える。一貫性を持ちながらも柔軟であり、撤退するだけの自信とカリスマ性をもったものが本物のリーダー。全体的に少し内容が浅い。 -
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きっかけ】
倅の大学の「グローバル金融市場論」の指定教科書とのこと。
テーブルにあったので、目を通してみた。
あくまでも、教科書・・
【目次】
1.経営戦略論の基礎知識
・金融危機後の企業経営
・経営戦略論概論
2.ブルー・オーシャン戦略
・なぜ今ブルー・オーシャン戦略
・ブルー・オーシャン戦略の発展と応用
・ブルー・オーシャン戦略成功の応用
3.コーポレートブランド戦略
・コーポレートブランド理論と企業経営
・世界のコーポレートブランド戦略
・日本企業のコーポレートブランド
4.企業経営を変える新しい法制度
・時価会計化が進む国際会計基