【感想・ネタバレ】新興国投資ガイドブックのレビュー

あらすじ

現在の日本の金融資産の収益率は今後も低い水準にとどまると考えられます。また、資源価格の高騰によりコストプッシュインフレが発生すれば、インフレ率が上昇する分、低金利の預金の価値は実質的に目減りすることとなります。その上、財政破綻リスクもゼロではなく、東日本大震災に見られるように、自然災害リスク等もあるため、日本だけに資産を集中することはリスクが高く、収益率もあまり期待できません。
一方で、新興国はリスクは高いものの高い成長率が見込まれます。このため、投資収益を高め、リスク分散をはかるために、新興国投資を含む国際分散投資が望ましいと言えます。
本書では、主要新興国経済(特にBRICs[ブラジル・ロシア・インド・中国]、韓国、メキシコ、インドネシア、台湾、トルコ、南アフリカ)を中心に分析し、高い収益率だけでなくそのリスクとリスクへの対処法を丁寧に解説します。
また、新興国投資成功の法則として、情報収集の仕方や大局観の作り方、アセットアロケーション戦略なども指南し、個人投資家が新興国に投資する上で必要な情報がつまった内容となっています。

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Posted by ブクログ

新興国に投資するメリットおよびリスクについて、経済的側面からだけでなく、歴史、宗教、政治等多方面から解説している一冊。内容はIMFやシティグループの数値等を盛り込んでいることから多少論文調であるが、信頼度高。
中国:一人っ子政策による歪な人口ピラミッド(2050年65歳以上の人口割合25.6%)、サービス業や消費財への転換が今後の課題、選挙で力をもつ沿岸部企業の反対を背景に元高に動くには困難
一党独裁による安定した経済成長(GDP成長率年10%弱)
インド:教育水準、民主化度、人口(2020年代に中世界一、2050年に17億人)等の要因から成長が期待されるものの、インフレ率および資源の海外依存度が懸念材料
投資における留意点
大局観をもつ、歴史は繰り返す
長期的に投資をする
バランスをたもつ

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2012年12月09日

Posted by ブクログ

新興国について詳しく分析されており、分かりやすかった。
投資初心者のために分散の仕方なども書いてあり、参考になった。

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2011年11月15日

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