滝田誠一郎のレビュー一覧

  • ごぞんじ 開高健と翻訳者との往復書簡177通

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    作家であり冒険家、ユーモリストであって純文学人そんな有名人が翻訳者と交わす幾多の書簡。時に笑いまた時にはダメだしし、読みながら熱くなることも多々。一つの本にまとめ上げた著者に敬意を表す。

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    2025年05月11日
  • 「消せるボールペン」30年の開発物語(小学館新書)

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    商品を開発する苦労はもちろんですが、社内で支援してくれる人の存在、諦めずに続けること、伝え続けることで大きなチャンスが巡ってくることを感じました。
    実に30 年をかけて商品化された「フリクション」ですが、大きな発明をガンガン推し進めたワケではなく、地道な研究を積み重ねた結果が表れています。当時は「不夜城」と呼ばれるほど徹夜で仕事をしていたそうですが、義務感でやっているのではなく「没頭している」からこそ熱を持った開発ができたのだと感じてます。
    周りになんと言われようと、自分はどうしたいのか?なんのためにこれをしてるのか?を突き詰めて進みさえすれば支援者が出て、結果も自ずとついてくると思います。

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    2024年04月28日
  • 地方創生“熱中小学校”の果てしなき挑戦

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    さらべつ熱中小学校のオープンスクールに参加したことをきっかけに購読。
    大人たちの熱意を感じる、熱中小学校の軌跡のお話。いつまでも好奇心を持ち続けることが、豊かに人生を続けていく上で大事だなと改めて感じた。好奇心があれば、同じような人との縁もどんどんつながっていく、その様もある意味痛快。
    そしてこのタイミングで十勝に赴任し、更別を担当する縁たるや。こんなコロナ禍の時代だけど、新たな世界に飛び込んでみますか。

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    2020年08月02日
  • 「消せるボールペン」30年の開発物語(小学館新書)

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    ネタバレ

    フリクションへと結実する30年の開発史。
    他社が追従できない積み上げには、短期間の開発だけでは成り立たないことの証左の一つと思う。

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    2017年08月14日
  • 「消せるボールペン」30年の開発物語(小学館新書)

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    文字通り、今流行してる「消せるボールペン」の開発秘話。

    最初は消せるボールペンを目標にしてなかったこと、日本よりもヨーロッパで先に火が付いたこと、現在も様々な種類を開発してること、全てが新鮮だった。

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    2017年05月28日
  • 「消せるボールペン」30年の開発物語(小学館新書)

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     ボールペンは消せないのが当たり前でしたが、今は、消せる方が当たり前かも知れません。それくらい浸透したフリクションの開発物語。

     もはや有名な話ですが、紅葉を見て色の変わるインクを思いついたというのは、現代のニュートンのリンゴとして、今後伝説になるかも知れません。そんな話も詳しく紹介されています。

     しかし、それがゴールではありません。30年にも渡る開発の歴史が事細かに書かれています。なぜ30年もかかったのか。なぜ30年も続けることができたのか。偶然と奇跡の不思議さを感じずにはいられません。

     そして私が心に残った言葉は、p.147「新しい発見は、教科書を捨てるところから始まるということ

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    2016年07月23日
  • 「消せるボールペン」30年の開発物語(小学館新書)

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    今までは今一気に入らなくて使っていなかったフリクションボールを最近使い始めた。理由はいろいろあるのだが、最近になってようやくノック型の細字が出たのが大きかったと思う。何で今まで太字のキャップ式ばかりだったのかと不思議に思っていたが、もちろんそこには理由があった。

    (特に鉛筆を使う習慣の薄い)欧米では筆記具の常識を覆して、世界的な大ヒット商品となり、今もなお他者の追随をまったく許さないフリクションボールの開発秘話を、パイロット社の様々なエピソードも交えて語る。正直、本としての出来は今一なのだが、これは素材が素晴し過ぎて、どう書いても面白い。

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    2015年08月08日
  • IT起業家10人の10年

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    成功の要因
    ・強い意志を持ったリスクテイカー
    ・先見の明があること
    先見力はどのようにして養われたか
    ・ITリテラシーが元々高かった。
    ・海外で新たな時代の到来を一足早く肌で実感したこと。
    ・常日頃からビジネスチャンスを貪欲に伺っており、鋭い嗅覚を持っている。

    この本で取り上げられた10人は紆余曲折はあれどもある意味成功者ばかりと言っていいだろう。(異論もあるかもしれないが)
    しかし10年で消え去った起業家も沢山いるだろう。両者の違いを取り上げていれば、尚興味深いものになったと思う。

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    2014年06月07日
  • IT起業家10人の10年

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    10年の月日を経るなかでそれぞれの方のストーリーからとても学べる要素が大きいです。今のスタートアップで働いている人には良いケーススタディになると思います。

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    2014年04月11日
  • 長靴を履いた開高健

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    「私の釣魚大全」「フィッシュ・オン」「オーパ」など、開高健が記した釣りにまつわる紀行と、その紀行に関わった人々への取材を通し、人間・開高健を生き生きと再構成して描き出した優れた評伝。

    たとえ釣りにはまったく興味が無くても、この評伝を読み進めるうちに、開高健に魅惑され、ああ、叶うことなら、世界中を旅するその場に居合わせて、笑い、落胆し、驚く経験をしてみたかった、と思わずにはいられない。

    京都の神学者、杉瀬祐は開高健を「作家が釣りをしている」と評したという。「この人は釣り師ではないと思った。釣り作家でもない。作家そのもの。作家が釣りをしているんだと思いましたね」(p.11)と。

    小説家の残し

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    2014年04月02日
  • IT起業家10人の10年

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    IT起業をした、業界でも有名な10人のスタート時とその10年後の変化を記した一冊。今は、有名で大企業と言えど、設立当時は当然のごとく他の企業と同じ所からのスタート。どのような過程を経て現在に至ったか、それは様々な形があり、真実を垣間見る事も。

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    2014年03月24日
  • 300年企業目指す ソフトバンクの組織・人事戦略

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    ソフトバンクの施策、すごい。孫さんの頭の中はどうなっているのだろうか?ソフトバンクの施策をそのまま自分の会社に取り込むことはできなけれど、会社の理念に沿った人事施策を現場と一体となって実現するのが肝心だと感じました。

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    2012年10月15日
  • 長靴を履いた開高健

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    過去に読んだ開高本の中では、
    一番の一冊。
    著者も釣師だとのこと。
    うなずける。
    浮かび上がる釣師開高健の姿。
    そして人間、開高健の姿。

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    2009年10月04日
  • 「消せるボールペン」30年の開発物語(小学館新書)

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    フリクション誕生までの30年研究開発の歴史、
    最初は、色が変わるおもちゃ、グラスなどの製品化して、食い扶持を稼いでいた点と、
    素材の顔をみればどのような特性か想像つくまで、突き詰めて、研究していたとの記述が印象的でした。

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    2019年07月29日
  • IT起業家10人の10年

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    ネタバレ

    孫泰蔵、南場智子、大川弘一など名前しか知らなかった人の話が浅く聞けて良かった。次は、南場智子「不格好経営」を読んでみよう!

    (ホリエモンや藤田晋はファンなのでよく知ってる)

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    2017年08月11日
  • 「消せるボールペン」30年の開発物語(小学館新書)

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    消せるボールペンとして確固たる地位を獲得したフリクション。その開発秘話と販売するパイロット社の歩みについて書いた一冊。

    フリクションの仕組みについては簡単には知っていましたが、本書を読んで仕組みを理解するとともにメタモカラーというインキがボールペンとして活用されるまでの開発には様々な困難があったことや欧州での文具事情からフリクションが発売当初から圧倒的な人気を獲得したこと、そしてその後に日本でブームを起こしたことを知ることができました。

    フリクションが発売される以前にも幾度となく消せるボールペンが発売されてきましたが、それまでのものとは一線を画してる理由や発売してからも様々な派生商品を発売

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    2016年09月04日
  • 「消せるボールペン」30年の開発物語(小学館新書)

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    パイロット社の消せるボールペン、フリクションシリーズが生まれるまでの30年間を描く話。事業撤退により、新しい研究のテーマを探していた研究員、中筋さんが紅葉に着想を得た色が変化するインクの研究とその後の文房具以外、メイクアップ人形での展開。そして、カラートゥカラーレスにはならないのか?というランジャール氏の問いかけから始まった透明なインクの開発という開発、製造、販売が一気通貫の組織だからこそ生まれたということを実感。メモ。第六感も働かせて自然と対話してみて下さい。その応答はひょっとすると世界初めての発見かもしれません。ワクワクする心が大事なのです。

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    2015年07月18日
  • 「消せるボールペン」30年の開発物語(小学館新書)

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    パイロットの大ヒット商品、フリクションの開発秘話。秘話というか、開発物語。ちょっと技術よりのところがあったけど、そのへんは読み飛ばしながら、軽く読むことが出来ました。30年間作り続けて、ひとつのゴールを目指すんじゃなくて、それぞれのステージで稼ぐことを考えながらフリクションのヒットまで辿り着いたというストーリーは、いろんな分野に応用できる話だと思いました。

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    2015年05月23日
  • IT起業家10人の10年

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    IT起業家のバブル前とその後の10年を追った一冊。

    インターネットを代表とするITに強く可能性を感じて、10人の起業家は熱狂の時代を迎えて、その後それぞれの道を歩むことになる。
    そのまま会社が軌道に乗る者、別の道に進むもの、経営者から退く者、それぞれの人生の中で印象的だったのがバブルの影響を少なからず受けているということでした。
    ただ先見の明とリスクをも恐れぬ精神力でそこから這い上がっていく姿も印象に残っています。
    最後の本書に記載のない三木谷氏を含む11人の成功の分析もまた印象的でした。

    先見の明を持って不屈の闘志でITと向き合っている10人の起業家の凄さを感じた一冊でした。

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    2015年02月23日
  • 300年企業目指す ソフトバンクの組織・人事戦略

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    300年成長し続けるための仕組みというものがどのような構造になっているか詳しく解説されています。孫さんの人事に対する考え方。3000人の新卒採用の裏側など大変参考になりました。

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    2014年05月19日