疋田智のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
数々の自転車関係の書籍を出している2人による共著。
疋田さんのメールマガジンで質問受付の案内を出し、それを読んだ読者からの質問に両者が答えていくという内容です。
一つの質問にどちらか一人が答えていくと言う内容の本は多いですが、この本は1つの質問に2人揃って答えていくと言うのが少し珍しいところです。
合計41個の質問に答えているわけですが、質問内容はシリアス系というよりも脱力系、エロ系なものが多いのでサクサクと気楽に読み進められる本です。
自転車が趣味という方や多少気になってはいるけどまだ手を出していないと言う方。
そして勿論、最近、自転車ってちょくちょく見かけるけど・・・という方にも -
Posted by ブクログ
「ものぐさ」と言いながら、実は筋がピシッと通っている。そんな著者の自転車生活悦楽術が披露されています。
楽しそうです。
実は私も、この疋田流自転車悦楽術と同じことを考えていたんです。その考えから、今乗っている自転車も買いました。
疋田さんは推奨自転車として「フォールディングバイク」3車をピックアップしています。私の愛車はそのうちの1台でした。
昨今の自転車ブームで、本格的な高級イタリアン・ロードレーサーにぴっちぴちのコスチュームで乗っている方もよく見かけるようになりました。でも、レースにでも出場するの? と違和感を覚えます。どうも「いき過ぎ君」に思えてしまうんです。一種のオタクだなぁと。ア -
Posted by ブクログ
筆者は自転車ツーキニスト(通勤する人を意味する造語)の疋田智氏。TBSの報道番組のディレクター(当時)。
疋田氏はマンションの自治会の総会で、自転車置き場が議題に上がったのを機に、ずっと放置してあった学生時代からの愛車に目を向けた。
ランドナーはツーリング用のバイクで、かつては一世を風靡したが、いまはMTBなどに押され、ほとんど売っていない。
疋田氏は、大学の卒業旅行で東京から故郷・宮崎までランドナーで旅をした。
そういえば、自転車に乗っていないなぁ。磨いてみるか。ゴシゴシ。自転車はかつての輝きを取り戻した。
そうだ、これで会社まで通ってみるか。当時、住んでいたのは西日暮里。TBSの -
Posted by ブクログ
今の自転車ブームを作った名著と言われるだけあって、とれも自転車が好きになる本であることは間違いない。自転車マニアではなくても、読み終えるころには薀蓄(うんちく)が言えるくらいにはなる。「自転車とは何か」から始まり、「自転車の楽しさ」「自転車が抱えている問題」など一通りのことが理解できる。
私も自転車のことは一通り理解しているつもりではあったが、別の角度から把握でき、とても役に立った。特に印象に残ったのが次の4つである。
・ペダルの漕ぎ方
・自動車社会の矛盾
・ヨーロッパの自転車事情
・自転車に対する日本人の「甘え」と「無責任」(日本人の本質?)
改めに自転車の良さを実感した一冊であった。 -
Posted by ブクログ
この装丁かっこいいな。
第一章と三章の「サドルの上で考える」はかなりくっだらね〜エッセイ(笑)最初にうんこのとぐろの話が来た時はもう読むのをやめようかと思いました。
ただ第二章の輪行話と四章、五章の自転車の現状、未来について語った部分はとてもよかった。
今の日本は自転車乗りには生きにくい社会なんだけども、その中でどうやって自動車・歩行者と共生していけばいいのか?読んでなるほどなぁと納得しました。
ぜひこの四章・五章を国土交通省あたりに読んでもらいたいよね。
どれだけスポーツ自転車がいいものかって力説されているので、乗りたくもなります。本気で自転車を愛してるんだな〜っていうことが感じられます。