中道裕大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第一巻と比べると、自分の漫画を描くテンポを掴んできているのか、判りやすかった緊張感が薄まって、読み手はストーリーに入り込みやすくなってるように思えた
初々しさが無くなってしまった、と思うと少し残念な気もするが、読む側しては描き手の成長を感じられ、嬉しい限り
先巻からのレギュラー陣にも負けない、新キャラが登場した事で、元から面白い話がますます膨らんできている
以前にも書いたが、この漫画は、携帯ゲームやアプリゲームの数が増え、質が向上しても、根強いファンが離れないボードゲームの底なしの奥深い愉しさを伝える一方で、生きた、感情のある人間と直に向き合い、ボードゲームで戯れる事によって促される心の成長の大切さを、真摯に描いているように思える
たかがゲーム、されどゲーム
ハッタリも織り交ぜた交渉力、駆け引きをする際の冷徹さ、ポーカーフェイスを維持し続ける根気、何手先も読むと同時に盤面の状態に合わせて姿勢を変える柔軟さ、窮地ゆえの逆転の目を見出した際に思い切った行動に出られる度胸、どれもこれも、相手の目を視て、言葉を交わし、思考を読むボードゲームだからこそ、活き活きと伸ばせるのだ
学業、仕事だけでなく、対人関係や恋愛にも必須な『応用力』ってのは、私はこの手の遊びの中でなければ身に付かないと思う。もちろん、ゲーム機を各自で持ち、輪になってハシャぐのが悪いとは思わない。ただ、自分の手や指でカードや駒を持つ事による触感からの刺激は、ゲーム機では味わえない物だろう
帯の「読んだら、きっと、やってみたくなるよ。」の誘い文句に偽りなし。個人的には、“ガイスター”が気になる。この手のシンプルなルールながら、やりこむほど奥深さを感じられる類のゲームは好き
人生には『遊び』が必要だ、と思わせてくれる一冊。もっとも、遊び過ぎれば、自分が痛い目を視るので要注意か? -
ドイツカードゲームマンガ
高円寺のすごろくやの店内を見事に再現。
ってそこじゃなくて、
大体1話に1個カードゲームorボードゲームを紹介して、こういうきゃっきゃと楽しむんだよって、まるで、すごろくやさんの店長に聞くように、簡単に単純に純粋に教えてくれる、マニュアルの要素もあるので、そのまま、そのゲームを買って遊びたくなるマンガ。
ちなみに、ベジータ芸人R藤本さんは、すごろくやで働いております。 -
Posted by ブクログ
京都舞台のボードゲームのマンガ。
これって、「すごろくや・京都店」のフラグ?フラグなの?と、めっちゃ興奮。*1
怪しい四条あたりの雑居ビルに希望します。
いいよねぇ、これ。
なかなか、ゲームの楽しいところを伝えている!!
特に、ゲームを始めたときのドキドキや、アルアルが伝わる気がします。
わたしも、「はげたかのえじき」をしているとき、似たようなこと考えていたよとか。
「ごきぶりポーカー」の心理戦とかは、メタゲームの楽しさですよねぇ。
「アクア・ステップ・アップ」は、基本に1話に1つのボードゲームというしばりがあって、ボードゲームを遊んでいる描写は濃厚だったのですが、それ以外の話の展開がギュッと圧縮されちゃった部分がありました。あれはあれで、けっこう、それぞれのキャラクターにドラマがあると思うんですが、そういう部分は、小説版でないと充分かけない部分がありました。*2
でも、「放課後さいころ倶楽部」の場合は、ゲームにいたるまでのパートも大事にしていて、そこが、楽しいなぁと思います。
まぁ、1話目読んだときは、
「ボードゲームの話、ないやん!!」
とか、思ったのですが、このペースが、すごい深みをだしていると思います。
これ読んで、ボードゲームって楽しそうと思ってくれる人が増えるといいなぁ。 -
Posted by ブクログ
単純に好きですね、こう言う漫画
既存のボードゲームやカードゲーム、しかも、ダークファンタジー色は全くなしで、個性の強い女子高生らがそれに興じて、友情をちょっとずつ深めていく、それだけの内容
そこがいいのだ。だから、肩の力が抜いて読み進められる
ただ、彼女らは和気藹々としつつも、イカサマ抜きで相手の裏をかいて、本気で勝ちを目指しているので、読み手である私たちもついつい、どうやったら勝てるか、を真面目に考え込んでしまう
勝ち負け、も大事にはしているが、単純に友達と楽しく遊ぶって事の大切を伝えてくる漫画
ハッキリ言って、マイナーな題材で漫画を描くって事を決めた中道先生を、本気で賞賛したい。あんまりにも知られていないモノを主軸にされても困るが、十人に聞いたら四、五人は知っていそうなモノをテーマにして描かれた漫画はどうしても、注目されない。しかし、それ故に、メジャーな題材を用いた、悪く言えば無難な作品より、遥かに面白い漫画が生まれるのだ
と、大層な事を書いてはしまいましたが、要するに何を言いたいのか、はですね、この手のマニア寄りな漫画は大好きです、ってコト
また、ちょっと、話の本筋から逸れた感想になるのだが、『天才の定義』について、ガラにもなく真面目に考えてしまった
どう言う人間が『天才』と称されるか、人それぞれに考えがあるだろうが、この『放課後さいころ倶楽部』を読み耽って浮かんだのが、「新しいモノを生み出せる能力を持っている上で、それを世間に発表して、一般的にする手腕を兼ね備えている」ってコト
新しい『何か』を発見、製作する、それだけでも十分に大したものではあるが、それが「新しい」事を他人に理解してもらわなければ、何もならない
つまり、アレックス・ランドルフは『ハゲタカ』って言うゲームを作り出した上で、それを発表し、ブームにさせた。なおかつ、ゲームのパッケージに自分の名を記す、そんな誇りの示し方、を新しい慣習として根付かせた。翠ちゃんがゲームに興じた後で、彼を「天才だ」と喝采したのは、子供の素直な感想としても過言じゃないのだ
誰かに「天才」と言われ、認められたい、そんな功名心が全く無い、とは言わないが、自分の作品をブログに掲載して、それを「好き」と言ってくれる人がいるだけで今は十分、と思っていたけど、ちょっとだけ欲が出てきた・・・・・・少なくとも、表紙に自分の誇りを込めたペンネームを堂々と記せる作品を書き上げたくなった
どのゲームも遊んでみたくなるモノばかりだったが、個人的に一番、のめりこめそうなのは第四話と第五話でプレイされる、ごきぶりポーカー
腹の探りあい、ブラフのかましあい、ハッタリを押し通せる胆力、どれも必要になるだけに、かなり熱狂しそう
個人的にお気に入ったキャラは、元・傭兵と言われても信じちゃいそうな容姿と雰囲気、言動が悪目立ちの店長さん。彼には今後も、面白いゲームの楽しさ、奥深さを仲良しJK三人組に教えてあげて欲しい
3DSやPS vitaのゲームも勿論、いいですが、たまには皆でワイワイ騒げる、カードゲームやボードゲームもいいよね、って気にさせてくれる漫画でした
これはちょっと、専門誌に取り上げて欲しいな -
Posted by ブクログ
ボードゲームの魅力が伝わってくるぜぇ!!!!!!!
【入手経路】
ボードゲーム好きとしてボードゲーム関連のマンガが出るということなので、即購入!
【概要と感想】
ボードゲームをやりたくなるマンガ。
久しぶりにボードゲームをやりたくなる!
それはさておき、マンガの紹介。
京都の鴨川近くのとある高校1年の教室。
茶髪でショートカットという見た目とは裏腹にクラスメイトと仲良く出来ない武笠美姫は
偶然、転校生の高屋敷綾と出会う。
これまた、クラスで独特の空気を出している委員長・大野翠は
ドイツゲームを主に扱っている「さいころ倶楽部」で交わり、
ゲームを通して仲良くなり、物語を紡いでいく。
コワモテの店長、キレイなお姉さん、見た目はチャラいけど奥手な少年も出てきてゲームを楽しむ。
美姫の見た目と中身のギャップにトキメキながら、それぞれのボードゲームを楽しみたくなる。
紹介されていたボードゲームは「マラケシュ」・「ごきぶりポーカー」・「ねことねずみの大レース」・「ハゲタカのえじき」・「ミラーズホロウの人狼」(「カタン」)。
やったことあるのは「ハゲタカのえじき」・「ミラーズホロウの人狼」の派生系。
「ごきぶりポーカー」は何度も観戦したことがある。ぜひ、やりたい。
ゲームを作るゲーム作家にもスポットライトを当てている。
今回は、「ハゲタカのえじき」を作ったドイツゲーム界の神様「アレックス・ランドルフ」に。
ウンチクだけじゃなく、ゲームの持つ力を個性的なキャラクターで描く。
ボードゲーム好きじゃなくても楽しめます。
もちろん、ボードゲーム好きにはたまらない。
「さいころ倶楽部」は高円寺にあるゲームショップ「すごろくや」そのままだったりするので。
人狼ブームの次はボードゲームブームが来るかもしれない。
いや、じわじわ来ている気がするので、ボードゲームについて興味がある人はぜひ、読んでみてほしい。
「ミラーズホロウの人狼」の紹介を人狼ミステリー調に一話でまとめたのは秀逸!
【引用】
知らない道も、景色も、音も、色も、においも全部まとめて楽しんじゃえばいいんだよ☆
たしかに、世界には私の知らない楽しいことがまだまだあふれているのかもしれない。(72)
よくできたゲームは人の心を繋ぐ。それは作家達の祈りが、ゲームに込められているからだと俺は思う。自分の作ったゲームで遊んだ人達を笑顔にしたい。そんな祈りが。(172) -
ネタバレ 無料版購入済み
ワガママお嬢様っぽいマリーさん
これも一応、転生ものなのでしょうか。歴史上の人物が現代の日本に生まれ変わって、社会に順応するためにシェアハウスに住んでいて、という作品で、マリー・アントワネットは作品冒頭、ものすごい正装でコンビニアルバイトの面接に^_^;
ああいう格好では仕事は難しいでしょう。普段着の方が可愛らしいです。
新たな住人として引っ越してきたゲバラが革命家と知って当初は毛嫌いしていましたが、割とチョロインでした。もうこういうのでいいんじゃないの?とも思います。軽快なラブコメ作品になっています。 -
Posted by ブクログ
物語の最終巻であり、メインキャラクターたちの卒業までの流れが描かれる。
構成については賛否あると思うが、個人的にはこれでこそこの作品の終わりに相応しい。
というのも、本作のメインターゲットはきっとボードゲーマーではないはずだから。
女子高生×ボードゲームという、一般的にはとても遠い関係にありそうな題材。
主人公ミキは元々ボードゲームと何の縁も無い内気な女子高生。
そんな主人公がたくさんの仲間やボードゲームと出会って成長していく物語。
ボードゲームには、人と人をつなげる力がある。
これはボードゲーマーなら誰しも感じていることだと思う。
そうして生まれたつながりは、ヒトを変える。
そのことを見事に描ききったこの作品は、ボードゲームの理想的な在り方のひとつを示しているように思う。
ボードゲームが主役であってはいけない。
あくまでも人間が主役でなきゃ。
ボードゲームとは、人と人の間にあるもので、最高の脇役でしかない。
だからこそ、この物語はこれでいい。
最後にひとこと言わせてほしい。
「登場人物めちゃくちゃ良い子すぎて誰も不幸になってほしくねえ」