山内玲子のレビュー一覧

  • とびきりすてきなクリスマス

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    お兄さんが行方不明になり家族のみんなが悲しみに心沈んでいる中で迎えたクリスマス。
    お互いを思いやる心があふれて、とても清純な感じがしました。バーバラ・クーニーの挿し絵がぴったりです。

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    2025年06月07日
  • 秘密の花園 (下)

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    大人に対して秘密の場所、活動、仲間を持つことって、子どもが成長する上で大事だなと改めて思った。
    うちの子たちは、遊ぶ時間も場所も交友関係も全部親の目の届く範囲内に限られていて、安全なのかもしれないけど、それはそれで不健全なのかもしれないし、そんな社会になってしまって申し訳ないなと思った。今の子どもは自分の世界を築くとしたらサイバー空間上くらいしかその余地がないのかな。

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    2025年04月18日
  • 秘密の花園 (下)

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    メアリとディコンは、10年間閉ざされた花園の秘密をコリンにも打ち明け、庭を生き返らせていく。それにつれてメアリやコリンも、生きる喜びを取り戻していく。

    人は変わることができるという力強いメッセージが感じられた。外でお日様を浴びたり、体を動かしたり、よく食べたり、笑ったりするなかで、メアリとコリンは変わり、生気を取り戻していく。

    「もっとおどろくべきことがだれにでも起こりうるのですーー自信を失わせるようないやな考えが心に入り込んでくるとき、早く気がついて、勇気が出るような楽しい考えをとりいれることによって、それを押し出すことができる人なら、だれにでも。ふたつのことはひとつの場所にはおさまらな

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    2024年11月03日
  • 秘密の花園 (上)

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    10年間閉ざされた「秘密の花園」が、メアリーを変えていくお話。

    大人から放っておかれ、誰に対してもつむじ曲がりだったメアリが、徐々に人に心を開いていくところが好き。荒野からの風にふれ、外で走り回り、よく食べ、体が丈夫になっていくメアリも微笑ましく読んだ。

    養母のマーサ、庭師のジム、自然を知るディコン、それぞれの人がメアリに温かい眼差しを向けてくれて、読んでいて嬉しくなった。屋敷に「隠された子」であるコリンは、少しメアリと似た境遇といえるかもしれない。コリンが「生きる希望」をどのように抱いていくことになるのか、ということも気になる。メアリとディコンと秘密の花園に行くのだろうか。下巻が楽しみ。

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    2024年10月31日
  • 秘密の花園 (下)

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    ネタバレ

    こんなおもろい本やったとは
    しかも全然ファンタジーじゃない
    庭っていいすなあ
    方言が翻訳すると結構広島弁になってるのもうける

    看護師やクレイブン先生はなんやかんや子らの成長を優しく見守ってくれてると思うな

    コリンで終わった
    メアリは主人公じゃなかったのか
    マーサはかなり私には魅力的に感じたのに、庭の仲間に入ってなくて残念

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    2024年08月06日
  • 秘密の花園 (下)

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    ネタバレ

    娘の本棚から拝借して読んだ。
    小公子・小公女は読んだ記憶があったけどこちらは未読だったので。
    見た目も性格も悪い主人公が、自然の美しさや周りの人との交流で、自らを見つめ直し、どんどん魅力的な女の子になっていくのが素晴らしい。
    子供ってほんとにスポンジのように色んなこと吸収して立ち上がっていく力=魔法を持っているんだなと思った。
    それを信じて環境を整えてあげることは大事なんだけど、子供もまた同じく親や周囲を変えるだけの力を持っている。生きる力とは何かを実感できる一冊であった。

    思春期を迎えたらどんな子に成長していくのか、とても気になるが続編は自分で想像して楽しむことにしよう。

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    2024年03月24日
  • とびきりすてきなクリスマス

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    もうすぐクリスマスというのにお兄さんの乗った船が行方不明になってしまいます。
    暗い気分になる家族たちのためにエルッキはあることを思いつきます。
    まだ10歳の少年がこんな素晴らしいことを思いつくなんて!
    本当にとびきりすてきなクリスマスです。

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    2022年12月03日
  • 秘密の花園 (上)

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    日々の暮らしの中の小さな幸せに気づかせてくれる。そして、夢中になれることを見つけた時強い力がエネルギーの泉のように湧き出てくる。
    若き子供たちに力を貰えた。

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    2022年05月26日
  • 秘密の花園 (上)

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    性格が悪くて、容姿が優れてない女の子が主人公なだけで☆5!

    庭をきれいにしていく過程も面白いので是非。鍵と秘密は、最高のアイテム。

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    2020年05月25日
  • 秘密の花園 (上)

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    『秘密の花園』を読むのは10年以上ぶり。この前、読んだ『庭師の娘』を読んで、読みたくなってページをめくる。イギリスに行ったことはないけれど、ぱっと情景が思い浮かぶ。庭いじりというより庭づくりを通して、成長していくメアリー。下巻を早く手に入れなくちゃ!それにしても、私もコマドリとお友達になりたいぞ。

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    2014年06月15日
  • 秘密の花園 (下)

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    この物語は基本的には「物質的にはそこそこ恵まれていたものの放っておかれた子供」(≒メアリ & コリン)がムーアの自然やら庭仕事やら友達によって再生していく物語なんだけど、子供時代の KiKi はそれもこれも「秘密の花園」な~んていう素晴らしいパラダイスがあったからこその恩恵・・・・というような読み方をしていたところが無きにしも非ず・・・・だったように思うんですよ。  少なくとも KiKi の実家には庭はあったけれど塀で囲まれていたり大木があったりしたわけじゃなかったし・・・・・。  そういう意味では「羨ましがりながら」読んでいたようなところがあるんですよね~。

    でもね、今回、この年齢

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    2012年01月04日
  • 秘密の花園 (上)

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    この物語は基本的には「物質的にはそこそこ恵まれていたものの放っておかれた子供」(≒メアリ & コリン)がムーアの自然やら庭仕事やら友達によって再生していく物語なんだけど、子供時代の KiKi はそれもこれも「秘密の花園」な~んていう素晴らしいパラダイスがあったからこその恩恵・・・・というような読み方をしていたところが無きにしも非ず・・・・だったように思うんですよ。  少なくとも KiKi の実家には庭はあったけれど塀で囲まれていたり大木があったりしたわけじゃなかったし・・・・・。  そういう意味では「羨ましがりながら」読んでいたようなところがあるんですよね~。

    でもね、今回、この年齢

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    2012年01月04日
  • 秘密の花園 (上)

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    私の、児童書ベストワンです!

    富豪の家に生まれながら誰にも愛されず我が儘でひねくれ者に育ったメアリは、ある日突然、両親の病死で叔父の豪邸に移り住む。叔父は愛する妻が出産の際に命を落としたショックに立ち直れず、産まれたばかりの息子にも向き合えず旅を続ける。息子のコリンは未熟児として産まれ、このまま背中が曲がり短命だろうと医師から言われて育ち、ベッドの上で情緒不安定に育っていた。 ある日、メアリは鍵のかかった庭を見つけ、植物や小鳥達、またそれらの世話をするディッコンと出会い、それを秘密の庭にして、苗を育て庭を再生しようと、生き生きと過ごし始める。そして、屋敷の中でわめき声のする部屋を見つけてコ

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    2011年02月11日
  • 秘密の花園 (下)

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    読み出したらぐいぐいと物語に引き込まれて、一気読みしました。あらためて古典児童文学の持つ魅力に気づかされます。

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    2010年07月22日
  • 秘密の花園 (下)

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    梨木香歩さんの「秘密の花園ノート」をKくんと一緒に買ったら、数日後、この本を買ってしまったKくんがいました・・・。ふたりとも、こちらを読んだことはないのに先に「ノート」を読んだから、気になってしまっていました。

    通勤電車の中で、この本を読むのは、ちょっと恥ずかしかったけど。

    だけど、ノートを先に読んだことが良い方向に作用する、充実の読書でした。いい本はいいですねえ!安心して読める名作児童書・重鎮という感じ。

    そして、登場人物のことはノートで予習済みで、その見事なからみあいも展開も余裕な感じで読めたけど、それにしてもなお、庭や、ムアや、天気や、季節や、植物や、鳥についての、すばらしい記述に

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    2010年05月16日
  • 秘密の花園 (上)

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    私が少女時代に姉の本棚から見つけた1冊。
    おちゃめなふたごのせいで(笑)イギリスに傾倒していた
    私が、次にふれたイギリスの作品だったのがこれ。

    秘密の花園。
    ただそれだけでもドキドキするに決まっている。
    自分も見つけたくてしょうがなかった。
    手に入れたくてしょうがないままこの年になった。



    日が照っている。それは魔法。
    花が育っていく、根がのびていく。
    それは魔法。
    生きていることは魔法、強くなることも魔法。
    魔法はぼくのなかにある。
    魔法はみんなのなかにある。



    素晴らしい一節だと思った。

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    2009年10月04日
  • 秘密の花園 (上)

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    小学生のとき大好きだった本。
    また読みたいな〜 いろんな出版社のがありますが、小学生の時に読んだのがたしか岩波文庫のでした。
    お庭いじりしたくなります

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    2009年10月04日
  • 秘密の花園 (上)

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    NHKでアニメもやったし、映画にも何度かなっているはず。とくに映画は庭の映像が美しい。わくわくします。個人的に主人公メアリーの性格がとても好みなので今でも好きなんだろうなぁ。

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    2009年10月04日
  • とびきりすてきなクリスマス

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    登場人物が覚えられないなあ…と思いながら読んでたけど(主人公が10人兄弟)、全然大丈夫だった。
    タイトル通り、とびきりすてきなクリスマスのお話。フィンランドらしい小物の登場もよい。

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    2025年05月04日
  • 秘密の花園 (下)

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     今も昔も子育ての大変さは変わらないが、今のようにすぐに子育て情報にアクセスできないことで、コリンは色々とこじらせた少年になったんだろう。ディコンと豊かな自然のおかげでメアリはもちろん、コリンも健全な子どもに戻っていく。園芸はまったくやらないが、だんだんと自分も秘密の花園を作ってみたくなる。自然の中で一日中過ごしたい。
     そしてやはりこの上なく美味しそうだったじゃがいもシーン。蒸したたまごとじゃがいもにバターと塩のシンプルな味付けでも、よだれが…。ラピュタの目玉焼きパンと同じでシンプルな料理が1番目を惹く。

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    2022年05月20日