伊藤氏貴のレビュー一覧

  • 生きるために読む 死の名言

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    めちゃくちゃイノベーティブでもクリエイティブでも無いが、うん、なるほど確かにコノ手の企図で編む本はアリだよな。そう深く頷きながら読み進める一冊。
    云われてみればその通り。世に「一度死んだことのある人」など何処を探してもいやしない。つまり「死」を自らの体験を以て教えてくれる先人は誰も居ない。自ら考え、恐れ、悟り、備える以外に無いわけだ。その意を噛みしめながら読むことに、意味があるような気がした。
    当方自身も例にもれず「死にたい」とふと思うことはゼロじゃない。でも、本書のような示唆を与えてくれる本を読むことで、自身に本当に必要なことは「死ぬ」ことではなく(今の困難や意に添わぬ状況に対し)「どう生き

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    2023年08月08日
  • 樋口一葉赤貧日記

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    初の女性職業作家 樋口一葉。
    本作を読むまで、どのように生きたのか知らなかった。
    というか、知ろうと思わなかった。

    親類縁者への借金が、どうして成り立つのか
    不思議に思いながら読んでいると
    P217 〈母はまだ『縁』の中で生きていた〉
    質屋より知人から借りた方が恥ずかしくないという考え。
    そして、女性は職業の選択肢のない厳しい時代。
    改めて、大変なときを生きたと思う。
    それでも、こころは貧しさに侵されていなかったのだろう。
    ただただ、24歳で亡くなってしまったことは残念でならない。

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    2023年05月05日
  • 漱石と猫の気ままな幸福論

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    すでに漱石の歳を超えてしまったが、彼の著書や書簡、日記などに遺された言葉には、世の中や人間の心理を見とどけたような、いわば真理と人生観がある。
    幸福論という軸で、それらの言葉を再構築した、漱石の人となりとその思いの深さも合わせて感じることのできる、気ままに読める名言集。

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    2016年10月15日
  • 奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち ~伝説の灘校国語教師・橋本武の流儀~

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    『奇跡を起こすスローリーディング』を読んで気になったので購入。
    『銀の匙』だけを3年間かけて読む授業を行った教師と生徒に取材したノンフィクション。
    ゆっくり本をよむこととは、自らの好奇心に任せてどんどん横道にそれても構わず、物語の世界に没入すること。これにより実生活、実社会を生き抜いていく力を養うこと。
    ともすれば、ストーリーが気になってはやく読んでしまいがちになる自分を戒めようと思った。

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    2013年08月31日
  • 奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち ~伝説の灘校国語教師・橋本武の流儀~

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    灘高の伝説の教師橋本さん。
    中勘助の「銀の匙」を中学3年間教材として扱い、
    「スロー・リーディング」を実践した。
    教え子たちのその後が中心。

    銀の匙は美しい日本語の文章で私も大好きですが
    どんな読み方をしてるんだろうと気になっていた。
    この本はそれについて書いてある本ではなかったけれどヒントにはなった。
    教材のプリントを是非みてみたいなあ。

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    2013年01月31日