児玉聡のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルの通り、功利主義について様々な事例を用いわかりやすく解説するとともに、倫理学を学ぶ手引きとなるような一冊。
本書をきっかけに批判的思考を身につけ、実践して欲しいとの思いが込められている。
また巻末のブックリストが充実している。
功利主義については、古典的功利主義から現代の発展した(対応した)功利主義まで具体例を用いて説明されているので非常にわかりやすい。功利主義をはじめとした倫理学が「理屈なかりで人情が足りない」と言われるのは、誤解であることもわかる。
また6章「幸福とは何か」が最も印象に残った。
最大多数の最大幸福を唱える功利主義において、では何が幸福なのかということは最も大切 -
Posted by ブクログ
ゴドウィンはウォルストンクラフトとの出会いで功利主義思想に修正を加えた。その娘はフランケンシュタインの作者。
現代の功利主義は、家族や道徳的規則も考慮する間接功利主義。行き過ぎを戒める規則功利主義。
元祖は、直接功利主義で行為功利主義。
同性愛と異性愛に道徳的な違いはない(ベンサム)
男女に違いはない(ミル)
動物と人間に違いはない(シンガー)。
最大多数の中に、どこまで入れるか。
常識的な規則が、功利主義的に見ると不公平に扱っていることがある。
幸福は多様だが、不幸は同じ=ホバー。最小不幸社会を目指す。
医療現場のトリアージは、功利主義的な考え方。
津波のときは、てんでんこで逃げる。