平野レミのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
祝日にNHKで放送される「平野レミの早技レシピ」が好きでいつも見ています。
テレビで見る、元気いっぱいなレミさんそのままのエッセイ。
明るくてパワフルで、夫の和田誠さんとお子さんたちと料理が大好き!というのが伝わってきます。
ご自身の経験とそれにまつわるレシピがたくさん。
「食べられるものと食べられるものを一緒にして美味しくするなんて簡単」と言いますが、それはやはり食材の味を引き出し、上手に足し算・掛け算できるレミさんの才能なんじゃないかなあと思います。
お料理のお仕事をしている人だけど「楽しく続けるためには手抜きも大歓迎」な姿勢がとても好きです。
わたしもこんなふうに楽しくお料理で -
Posted by ブクログ
少し前、雑誌のインタビューでレミさんが和田さんのことを語っていた。その中の、「わたし、和田さんみたいになりたいの!」という言葉に、撃たれた。「今でもすごく会いたい。」とも言っていて…泣いた。
この本でも、先に起きて仕事に行く和田さんがレミさんに残していたメモの写真や、和田さんとの生活や最期のときまで…が、たくさん語られている。
失礼ながら、おしゃれな料理本じゃない。
でも和田さんや息子さんたちが好んで食べていた簡単で美味しい家庭料理のレシピがいっぱいで、忙しい和田さんや育ち盛りの息子さんたちがほおばっていたんだな、と想像すると、ほのぼのする。
和田さんのイラストもいっぱい。へんてこな料理名 -
Posted by ブクログ
たくさんの思い出の写真とともに贈られる、平野レミさんからの100の言葉。
高校を中退し、文化学院に通ってシャンソン歌手になり、誘われるがままに料理の道へ。嫌なことはすり抜けて、苦労は避けて、楽しいことだけ考えて。つねに好きなことを一生懸命やっていれば道が開ける、というアドバイスの通り、レミさん自身がそれを体現してくれている。(ジップロックをお財布にしているの解釈一致です。)
〈料理って味覚だけじゃなく、食材が調理されて変わっていく姿を見る、調理されてる音を聞く、食材ごとの香りを楽しむ、とかいろんな味わいがあるから、料理のプロセスを見るだけでも勉強。絵は目から、音楽は耳から幸せを感じるけど、お -
Posted by ブクログ
ネタバレ幼少期のお子さんとの思い出から、育児と仕事との付き合い方や、平野レミさんらしい料理哲学まで、子育てと料理の喜びがたっぷり詰まったエッセイ集。
レミさん本人が話しているかのような、テレビで見た通りの明るく軽やかな語り口、そして和田誠さんのシンプルな挿し絵はとっても滋味深くてかわいらしい。
本書で紹介されているレシピ名は、「レミパン・パニーニ」「うまいったけ混ぜご飯」「おにぎりトリオ」「きんぴーらーごぼう」「チン豆腐のきのこがけ」「あじのフライパレード」などなど……命名を知るだけでも楽しい気持ちになれる。
巻末の嫁ズたちとの鼎談も楽しそうで、和田家が勢揃いした食卓かのようなにぎやかさが素敵な一冊だ