宇都宮直子のレビュー一覧

  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    現代社会の生きにくさが詰まった本。りりちゃんサイドの生きにくさ、被害者男性の生きにくさ、ホストの生きにくさ。それぞれの思いがすれ違っているところに現代の闇を感じられた。著者の方もそれぞれにしっかり取材しているところにこの本の面白さが詰まっている。各々から見た世界の見え方の違いが新鮮な読書体験になった。

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    2026年01月07日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    事件に関しては、その人の性別や年齢、生活環境によって、それぞれ違う感情を抱くと思う。
    りりちゃん自身の、りりちゃんだけの気持ち、というのが最後まで誰にもわからず、なんなら本人もよくわかってないのだろうと思った。
    彼女の言動は毎回、誰かが求めた(求めていると思う)モノを、彼女なりに受け取り、体現しているだけのような気がする。
    私が全部悪いわけじゃないと思うなら、それを突き通して欲しいとも思うのに、周囲の求めに応える言動はそうじゃない、ということだけはなぜか感じるから、その都度コロコロ変わっていく。変えざるを得ない。そうじゃないと自分が保てない。そんな印象を受けた。

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    2025年12月11日
  • 三國連太郎、彷徨う魂へ

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    どこか不気味で得体の知れない、掴みどころのない俳優だと思っていた。役を演じている時が虚で、素の自分が実だとしたら、この人の場合虚実が逆転し俳優三國連太郎こそが実で私生活ではその実のために安定を嫌い虚の世界に生きたのか。

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    2025年04月16日
  • アイスダンスを踊る

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    高橋大輔に乗っかった作品ではあるが、宇都宮さんのフィギュアに対する愛が表現されている。
    2025年に読むと、ブームをブームに終わらせなかった、日本フィギュアの力を感じることができる

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    2025年03月30日
  • ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~(小学館新書)

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    私はホストには通っていませんが、水商売をしています。否定されるのかと思いながら読んでいましたが、そんなこともなく、「ホス狂い」の女のコたちの言葉と著者の言葉で、自分を整えることが少しだけできました。

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    2024年01月26日
  • ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~(小学館新書)

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    これ読んで今まで何でホストなんかにハマるの?みたいに面白おかしく思ってたんだけど、ホストにハマる女性は、普通に愛されてなかったりとか、中学生の頃に実のお父さんを探し続けて家出した子とか生い立ちがやっぱり普通じゃないんだよね。凄く可哀想だなと思った。子供の頃に普通に満たされていればこういうのにハマらなかったわけだから。私は子供にごく普通の愛を与えられなかった親を憎んだし、怒りを覚えた。

    ホストクラブって最初は破格に稼ぐ芸能界にいる女性たちが客だったんだけど、それに普通の稼ぎしかない客として一般の女性が入り込んだことによって、トーヨコ売春問題とかになったらしい。

    宇都宮直子
    ノンフィ

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    2023年12月25日
  • ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~(小学館新書)

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    自分の生活や常識とは違ってぶっ飛び過ぎてるホス狂サンたちをものすごい近い所から追ってくれていた。のですごい興味津々で読破出来た。
    歌舞伎町はうまくお金が回ってるんだなぁ、って感心した。
    欲望のままに動くホス狂サンたち。
    ある意味正直で真っ直ぐ。
    でも、、お金が足りないなら諦めなきゃ。
    足りないから風俗!って発想が理解出来ない。
    ホストクラブってお客のストレス発散かと思ってたけど、疑似恋愛と自己顕示欲を満たすために大金をつぎ込む場所だったんだ。。
    見栄を張りたい気持ちも分かるけど…うーん…
    家庭環境が悪い子もいれば、まともな子もホス狂になるのね。
    うーん…

    ホストを刺して、って事件のことも書か

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    2023年04月25日
  • ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~(小学館新書)

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    知らない世界を見ることができた一冊。
    「歌舞伎町は女の子の街」。若い頃の私が知っていた街とは、随分と変わったものだなと思った。

    「ホス狂い」の生き方を否定するつもりはないが、登場する女性たちに、何一つ共感することはできなかった。
    寧ろ、嫌悪感の方が強かった。

    そういう自分も、ホストクラブに行ったことはある。
    でも、席に着いてくれたホストの彼は、見た目だけでなく、中身もイマイチ。連れて行ってもらっておきながら何だけれど、つまらなかった。それ以来ホストクラブに行ったことはない。ニューハーフのショーパプの方がずっと楽しかった。

    某二世タレントがホストにハマって、AVにまで出演していたと話題にな

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    2022年10月13日
  • ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~(小学館新書)

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    歌舞伎町に実際に居を構えて、歌舞伎町の中から取材した著者。最初は余所者として拒絶されていた著者だが、だんだんと歌舞伎町のホス狂と仲良くなっていく過程が面白い。

    なんで「人生を一変させるぐらいの額をホストに注ぎ込むのだろう」とずっと疑問に思っていた。それだけの額を出してホス狂さんは何を買いたかったんだろう。
    この本の最後で少しだけヒントが得られた。「アジール」。避難所・不可触領域を意味する言葉。歌舞伎町の中では、現実世界の自分とは切り離された「なりたかった”特別な”自分」になることができる。そして、ホストと自分だけという物語を紡ぐことができる。そのためなら全てを投げうってでもいい、という感じな

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    2022年10月10日
  • 羽生結弦を生んだ男 都築章一郎の道程

    購入済み

    都築先生のアナザーストーリー

    羽生結弦選手のアナザーストーリーのように、いろんな方から話を聞いています。
    非常に苦労された方ですが、実を結んだことが素晴らしい。
    このメンタルと不屈の闘志を羽生選手が引き継いだように思いました。
    羽生選手も次代に引き継ぐことを意識した発言をされてきています。フィギュアスケート文化を更に根付かせることができますように。

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    2020年01月18日
  • だから猫と暮らしたい

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    ノンフィクション作家らしく淡々と親バカぶりをつづってます。文章の至る所でノンフィクション作家ならではの情報も詳しく書き込んであります。これが煩わしく感じる方もあるかもしれませんが、この文章運びが読みやすくつい何度も読み返してます。

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    2009年10月04日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    世間を騒がせた事件なのでいまだに印象に残っている。
    億を超える金を騙し取るのはえげつないなと思うが、いわゆる"おぢ"の下心を巧みに利用する仕組みを生み出し、マニュアル化していたことに驚愕した。

    こういう犯罪を犯した人は出所後何をして生きていくのかがとても気になる。

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    2026年01月11日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    有名なニュースであることもあり気になって手に取ったノンフィクション作品。
    他の人のレビューとは少し違い、りりちゃん本人や歌舞伎町界隈の人間が、実際に何を動機に行動しているのかを垣間見られた点が、個人的には興味深く面白かった。

    刑期や被害者に対する罪悪感よりも、母親が法廷に来るかどうかを気にしている点が強く印象に残った。りりちゃんにとっての「裁き」は司法ではなく、今なお母親の承認にあるように感じられ、人は社会的な罰よりも、幼少期に形成された価値観や承認関係に深く縛られるのだと思わされた。

    人間の価値観や人間性は育ってきた環境に大きく左右され、大人になってから犯罪という決定的な出来事を経験して

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    2026年01月07日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    りりちゃんが特別だというわけではなく、誰でもりりちゃんのようになり得ると感じた。
    というのも、「ケーキの切れない非行少年」で読んだ非行少年と、全く同じ過程で犯罪を犯しているからだ。
    りりちゃんも詐欺行為を悪いとは思っていなかった。
    人間誰しも認知の歪みがあるからこそ、今一度自分についても客観的に見ようとする意識が大切である。

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    2026年01月01日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    その才能を別の方向に活かせればもっと活躍できるフィールドがあっただろうに、生まれ育った環境とそこで形成される思考や性格が人生に及ぼす影響が大きすぎる。


    butterを読んでる最中に、リリちゃんが話題になり
    リバイバル…などと思い読んでみた。

    本として面白かった。
    記者の最初の肩入れは理解できない…とか思ったけど、読み進めていくうちに、ジャーナリストや記者はこうやってまとめて、世に出して還元しているだとも思った。

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    2025年12月31日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    「好かれるために行動する」人が苦手で、そういう人とは距離を置いてきた。
    なぜそんな振る舞いをしてしまうのか。その背景は人それぞれだが、そうしなければ生きていけない環境に置かれている人がいるという事実を知った。
    女性には、どう振る舞えば男性(時には性別関係なく人)に好かれ、喜ばれるかを本能的に察知してしまう部分があると思う。それを行動に移すかどうかはその人次第だが、「好かれるための行動」を選ばずに済んでいるのはある意味、恵まれた環境にいる証拠なのかもしれない。

    とはいえ、一つの事件が書籍化されるほど社会的な波紋を呼んだのはなぜか。
    社会、家族、あるいは個人の資質。それらが複雑に絡み合っているか

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    2025年12月31日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    ネタバレ

    ホス狂いについて深めたくて読みました。
    なぜ、このタイトル?と思ってましたが、そうゆうことかと腑に落ちました。
    搾取でも奪取でもなく頂き。
    一種のリスペクトのようなものを込めてなのか。
    りりちゃんもまた被害者であることについて、それは違うよねと全面的には言えないなと思いました。
    需要があること自体が問題なのでは?とも捉えられるけど、そんなに単純でもないんだろうな。
    日本にいる限り、日本的な道徳観倫理観はある程度持っていないと生きにくいだろう。

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    2025年12月29日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    かなり話題になった頂き女子りりちゃんの事件。センセーショナルなニュースは現代の闇を浮き彫りにしたなにかであったのでしょうか。

    同じ日本に住んでいながら完全に違う文化圏で過ごしたような強烈な違和感を感じる。

    家庭環境のこともあるだろうが、だから何事も許されるわけではない。そこは前提として常に考えの片隅においておきたい。

    彼女のことだけではなく、この件に対してのコメントを読み、肯定も否定もしないが、歪んでいるとぼんやりと感じた。

    個人の思想に対してどうこういうものではないが、自分の芯はぶらさないように生きようと思う。

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    2025年12月23日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    著者が異様なまでに、「りりちゃん」に迫っていく姿にある種の熱狂性を感じた。(著者自身の中では)被害者の声を聞くまでは、彼女の味方でいたい、と思っていたのではないだろうか?

    彼女を崇拝するコミュニティが存在していたことに驚かされた。

    「りりちゃん」という創られた偶像の型から抜け出せず、渡邊被告自身がモンスターになってしまったようにも見てとれる。

    ホス狂いの結果、彼らから身を守りながら戦う方法を見つけたヒーローであり、自分たちが被害者なのだから(その補償として)お金を「頂く」のは当然というように、詐欺自体の被害者を覆い隠しつつも、世間の声(関心)を少しでも動かしたのが「りりちゃん」の功績だと

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    2025年12月22日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    自分に振り向いてほしい、自分に執着してほしいという思いや、おぢたちへの処罰感情で罪が確定するまで、被害者への謝罪や罪の意識がなかったりりちゃん。

    前半はプロの記者、ノンフィクションライターとして、りりちゃんに取り込まれ、いつのまにか客観性を失っていく過程があり、被害者の取材を通して、俯瞰してこの事件をぶんせきしていて、ノンフィクションとしてとてもよかったです。

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    2025年12月21日