宇都宮直子のレビュー一覧
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何かに盲目的になれる時期を「青春」と呼ぶのかもしれない。「ホス狂い」も、ある種、盲目的な状態といえるだろう。その価値観を仲間と共有し、グループが先鋭化していく様子は、たとえアルコール臭が漂うものであったとしても、本質的には青春のあり方と大きくズレてはいないのではないか。
良くも悪くも、人間は他者との関係性の中に自分を定義するものだ。しかし、その距離感は相手によって異なる。ある人の前では素に近い自分を出せても、別の人との間では相手に強く寄せた自分になることもあるだろう。本文にもある通り、彼女は相手に対してかなり忖度をする。距離感の軸を極端に相手側に置くことで、自分を定義していたのではないだろう -
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自分より20~30も年が離れている男性たちから総額1憶5千万円を騙し取って詐欺罪で逮捕された女性を取材したノンフィクションを読ませていただきました。内容は面白く、勉強になりました。この女性が詐欺をしてしまった構図が新たに分かって「あぁ~なるほど」と理解しました。
父親からのDV→男性への復讐→自分は男性のような力はない→男性を騙す→男性たちから金を騙し取ろう→その金で歌舞伎町の推しのホストに貢ごう
自分の頭の中で、このような経緯を想像しました。実刑判決の期間はちょっと長いんじゃないかなと思ったのですが上告棄却されて裁判所が確定したのでこれはしょうがないと思っています。
事件のことは当 -
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拘置所での面会を繰り返すうちに、記者と取材対象以上の思い入れを持つようになるのが興味深かった。
別にこういう人は前からいたのかもしれないけど
今の若者ってあまり何事にも執着しないイメージがあったり
誰かに必要とされるとかではなく、自分軸で生きよう!存在するだけで素晴らしい!自己肯定感!
みたいなワードが出来てから育ってきていると思っていたから
ホストクラブで担当のために必死になるとか
今まで必要とされてこなかった自分の価値を見出すためにホストに依存していたとか
なんかすごく結び付かない感じがする。
とはいえ、歌舞伎町にそういう女の子たちがたくさんいることも知っている。
二極化している -
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人生を狂わされてしまった被害者の方もいるため、手放しに評価することはできないが、大変興味深い内容だった。
著者がりりちゃんに肩入れしてしまう描写、ジャーナリストとしてのプライドが揺らいでいるところも自覚しながらもりりちゃんの物語にのめり込んでしまう様は恐怖すら覚えた。
りりちゃんがやったことは許されないことだと個人的には思う。しかし、彼女を取り巻く環境と、その中でこれまでに受けてきた傷があるのもまた事実。構造的に、登場人物たちが各々背負ってきた不幸を別の誰かに返しているような印象があり、まさに負のスパイラルが渦巻いてしまっている。その構造の根深さ、大きさに私は絶望を抱いてしまった。 -
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話題になった頂き女子りりちゃんを取材したノンフィクション。女性記者が拘置所に足繁く通って取材をしていく姿が描かれている。この記者はホス狂い女性たちを取材する過程で歌舞伎町に暮らしていたりもして、りりちゃんのことも逮捕前から注目していたという。記者の彼女はどんどん加害者であるりりちゃんに感情移入していき、周囲からはいきすぎだと言われていく。その姿も赤裸々に綴っている点には好感が持てた。
事件についてはかなりセンセーショナルで、頂き女子のマニュアルを販売していたなどとはネットなどで仄聞していたが、被害者たちを「おぢ」と呼び習わしてカモにしていく姿は圧巻で衝撃的だった。さらに興味深かったのは、そも -
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以前、テレビ番組で特集していたのを視た。
東京オリンピックでの5輪マーク、
とても感動的だった!
どのようにして、訓練をしているのか、
開会式当日でのエピソードなど、
舞台裏を細かく書かれている。
また、東日本大震災で、地元に残っている家族の安否にハラハラしたりした。
有事の時には、自衛隊がいかに頼りになるか、
震災の時の活躍を視れば、頭が下がる。
空自の中で、限られた期間の中での厳しい訓練。
失敗を許されない過酷な状況でのメンタルの強さと、
チームワークのすばらしさ!
仲間内で常に笑いが絶えない、とある。
写真のページがあるが、
できたら、もっと載せてほしかった。
朝ご飯がパンと -
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ペットショップでペルシャのシュガーと出会い、共に暮らし始めてからの日常のあれこれを綴ったエッセイ。“猫”がタイトルに入っていたので何の前知識もなく即買いしてしまった本だったのですが、著者がシュガーと暮らす上で困った事、悩んだ事、また嬉しかった事や幸せだった事など、何から何まで私が感じた事と酷似していて、本当に驚きました。これを私があやめと出会った頃に読んでいたら、同じように悩む人がいる事に安心したり、対応の方法などを参考にしたりもできただろうなあ。著者がその当時の気持ちを懐かしんで文章を綴っているように、私もあやめと暮らし始めた頃を懐かしみながら読みました。避妊手術に対しても再び考えさせられま
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いただき女子りりちゃんに迫った一冊。
りりちゃんが搾取した「おぢ」たちの視点にも立つことができる。
巧妙に相手の心理を操り、「頂く」行為により、多くの被害者が出たのだが、りりちゃんの強烈なキャラクター、カリスマ性によって、りりちゃんを信奉する人も多い。やったことを糾弾するよりも、キャラクターが支持される。宗教みたい。
取材する宇都宮さんまで、りりちゃんに飲み込まれそうになる。彼女のためにしてあげられることは…と。他人の同情を引きだすのが上手い。こうやっていろいろな人の善意を引き出して取り込んで生きてきたのだろう。
読み進めていると、りりちゃんへの同情心も芽生えてくるのだけど、二転三転する発言で -
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この本を読むまでは、りりちゃんをどこか同情的に見ていました。汚職政治家や客を風俗で働かせるホストは捕まっていないのに、なぜりりちゃんだけ…と。
しかし、本書を読むとその気持ちは大きく変わりました。お金を騙し取られた「おぢ」たちは、お金に余裕があって下心を持ってりりちゃんに近づいてきた人たちだと思っていたのですが、実際は生命保険を解約したり老後のためのお金を差し出したせいで生活に困窮してしまうような人たちでした。りりちゃんは、孤独だったり何らかの問題を抱えている社会的弱者の「おぢ」を狙ってお金を騙し取っていて、それは悪質と言わざるを得ないな…と自身の見方を反省しました。
もちろん、りりちゃんに -
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めーちゃおもしろかったんだけれど…最後の最後!
著者の取材力?分析力?が浅くて最後は「え?これで締めるの?」と拍子抜けした。ので⭐︎3
本を読む限りしか知らないけれど、りりちゃん、はとても自責思考な人だと感じた。
そしてそれを他者にも適用する。詐欺の被害者・恒松さんたちには何も思わない、だって自分で選んだ道でしょう、と。
彼女自身ホストたちに甘い言葉をかけられて騙されてきた。お金をたくさん払った。だけどそれは自分の意思で自分の行動。恒松さんたちだってそうじゃないの?むしろ、ホストたちと違ってワタシは、相手を幸せにしてあげられるよう心配りさえしていたよ…?
…って思ってそう。
で、恒松さん達が