宇都宮直子のレビュー一覧
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読み終わった後1番に出てきた感想は、誰が悪いのだろう。この本では作者が中立の立場で書かなくてはいけないのだがりりちゃんに肩入れしていく場面がある。りりちゃんの可哀想な過去が綴られている場面で自分もこんな可哀想な背景があって可哀想。どうすればこの子は助かるのだろうとひたすらりりちゃんの味方。被害者側の取材を読んでも自分は気づかなかった。だが映画監督の中立の意見を読んで初めて自分もりりちゃん沼にどっぷりなんなら作者よりハマっている事に気づいた。気配りができすらっとしている被害者。娘の目線に立とうとしたりお金を返そうと働く母皆が皆目の前の出来事に一生懸命生きているからこそ、誰が悪いのかと思う。また「
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世間を騒がせた事件についてのルポ。
あの時メディアではゴシップのように扱われていたけど、りりちゃんが歌舞伎町でホス狂いになる道への最初の分岐点はどこだったのかということを世間にはよく考えてほしい。未成年にとっての一番の居場所って家庭のはずなのに、父親からの虐待と母親によるネグレクトのせいで渡邊真衣さんは子どもでいられる場所を奪われたこと。ホストという仕組みが無ければこんなことにはならなかったと本人は言っていたけれど、その前にまずは虐待をしていた親(特に父親)が裁かれるべきなのではないだろうか。ルポ全体を通して母親の幼稚さも目につく部分はあるが、そもそも父親の非道な虐待について「若干複雑な家庭環 -
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ネタバレおぢ。頂き女子りりちゃん。この事件を知った時、渡辺被告のワードセンスとカリスマ性に驚いた。また詐欺をしただけでなくそれをマニュアル化し販売するという手段にも驚きを覚え、彼女はとても賢い人だという印象を受けた。
本を読み進めると頂きマニュアルは彼女自身がホストに搾取された経験から産まれたものであり、彼女の洞察力と共感力の高さなどやはり能力が高いと感じた。
彼女は被害者から多額のお金を頂いて、貢いだホストの中には真衣ちゃんが捕まる時は俺も一緒と言われ、多くの支持者やファンや取り巻きがいて一見満たされているように見えるが、満たされない。彼女はいつも愛を与える人、与えてくれる人を探している。
彼 -
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以前、テレビ番組で特集していたのを視た。
東京オリンピックでの5輪マーク、
とても感動的だった!
どのようにして、訓練をしているのか、
開会式当日でのエピソードなど、
舞台裏を細かく書かれている。
また、東日本大震災で、地元に残っている家族の安否にハラハラしたりした。
有事の時には、自衛隊がいかに頼りになるか、
震災の時の活躍を視れば、頭が下がる。
空自の中で、限られた期間の中での厳しい訓練。
失敗を許されない過酷な状況でのメンタルの強さと、
チームワークのすばらしさ!
仲間内で常に笑いが絶えない、とある。
写真のページがあるが、
できたら、もっと載せてほしかった。
朝ご飯がパンと -
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ペットショップでペルシャのシュガーと出会い、共に暮らし始めてからの日常のあれこれを綴ったエッセイ。“猫”がタイトルに入っていたので何の前知識もなく即買いしてしまった本だったのですが、著者がシュガーと暮らす上で困った事、悩んだ事、また嬉しかった事や幸せだった事など、何から何まで私が感じた事と酷似していて、本当に驚きました。これを私があやめと出会った頃に読んでいたら、同じように悩む人がいる事に安心したり、対応の方法などを参考にしたりもできただろうなあ。著者がその当時の気持ちを懐かしんで文章を綴っているように、私もあやめと暮らし始めた頃を懐かしみながら読みました。避妊手術に対しても再び考えさせられま
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いただき女子りりちゃんに迫った一冊。
りりちゃんが搾取した「おぢ」たちの視点にも立つことができる。
巧妙に相手の心理を操り、「頂く」行為により、多くの被害者が出たのだが、りりちゃんの強烈なキャラクター、カリスマ性によって、りりちゃんを信奉する人も多い。やったことを糾弾するよりも、キャラクターが支持される。宗教みたい。
取材する宇都宮さんまで、りりちゃんに飲み込まれそうになる。彼女のためにしてあげられることは…と。他人の同情を引きだすのが上手い。こうやっていろいろな人の善意を引き出して取り込んで生きてきたのだろう。
読み進めていると、りりちゃんへの同情心も芽生えてくるのだけど、二転三転する発言で -
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この本を読むまでは、りりちゃんをどこか同情的に見ていました。汚職政治家や客を風俗で働かせるホストは捕まっていないのに、なぜりりちゃんだけ…と。
しかし、本書を読むとその気持ちは大きく変わりました。お金を騙し取られた「おぢ」たちは、お金に余裕があって下心を持ってりりちゃんに近づいてきた人たちだと思っていたのですが、実際は生命保険を解約したり老後のためのお金を差し出したせいで生活に困窮してしまうような人たちでした。りりちゃんは、孤独だったり何らかの問題を抱えている社会的弱者の「おぢ」を狙ってお金を騙し取っていて、それは悪質と言わざるを得ないな…と自身の見方を反省しました。
もちろん、りりちゃんに -
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めーちゃおもしろかったんだけれど…最後の最後!
著者の取材力?分析力?が浅くて最後は「え?これで締めるの?」と拍子抜けした。ので⭐︎3
本を読む限りしか知らないけれど、りりちゃん、はとても自責思考な人だと感じた。
そしてそれを他者にも適用する。詐欺の被害者・恒松さんたちには何も思わない、だって自分で選んだ道でしょう、と。
彼女自身ホストたちに甘い言葉をかけられて騙されてきた。お金をたくさん払った。だけどそれは自分の意思で自分の行動。恒松さんたちだってそうじゃないの?むしろ、ホストたちと違ってワタシは、相手を幸せにしてあげられるよう心配りさえしていたよ…?
…って思ってそう。
で、恒松さん達が -
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頂き女子りりちゃんこと渡辺真衣受刑者(以下渡辺)が被告(裁判中の状態)から受刑者(刑が確定した後)となるまでを追ったルポです。内容は面白いのですが、残念ながら最後は消化不良で終わってしまいます。
と言うのも、歌舞伎町のぶっとび女子としてカリスマ性も人気も高かった渡辺が支援者とのきずなも一方的に切ってしまい、自信の罪についてもはっきりと理解が出来ない(少なくとも書籍の中では自身の罪を正しく理解できていないというスタンス)ままで終わっていくからです。
でも、渡辺の半生はとてつもない。父親からのDV、歌舞伎町しか居場所がなかったと語る日々の中で、ホストクラブだけでなく、パパ活なども含め男性から搾