宇都宮直子のレビュー一覧
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家庭環境が複雑で自分が搾取された側であるからといって、詐欺をしていい理由にはならない。そこに罰は必要。
でもそこで終わらせていいのか?
- ホストや推しに過剰にハマる人たちを生み出す仕組み
- 本来はコミュニケーションを丁寧に重ねた上で得られる達成感や承認欲求が、お金を支払うことで、コミュニケーション努力を飛ばして得られる仕組み
そういう社会の歪みがいろいろと絡まって、「りりちゃん」という存在が犯罪というかたちで表に出てしまったように思えてくる。
著者は書いていた。彼女は、最後まで本当の意味で「被害者がどんなふうに傷ついたか」を理解していなかった、と。
終始ちぐはぐなりりちゃんの言動に、最後 -
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りりちゃんが何を考えていたのか、どのような環境にいたのかがわかった、と同時に、、被害者視点、協力者視点でのインタビュー章が始まり、りりちゃんの言っていることが信じられなくなってくる(というか騙されていた!?となる)という、詐欺師へのインタビューならではな独特な読後感があった。とはいえ、りりちゃん自体が騙そうと思っていたというよりは、詐欺行為を肯定する心理を内面化しているといった方が正しく、(“真の詐欺師は自分が詐欺師だと思っていない”を地でいっている) だからこそりりちゃんの内面まで入っている問題を解決する難しさよ。。
親との確執による承認欲求の歪み、お金により簡略化された承認を提供する歌舞 -
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やるせない気持ちになった。あくまで「おぢ」=中年男性は詐欺の標的にしてもよい。だって彼らの目当ては身体であり、自分たちを傷つける者だから悪いやつだ。悪いやつだから何をしたって許される。
まさに今、ネット上を漂っている悪意を具現化したような言い分である。売春をする少女たちを問題視する報道はあるが、買う側を問題視する報道はない。ただし、本件に関してはそれと別である。本人は周りを振り回すだけ振り回して反省は欠片も示していない。反省の仕方から教える云々の前に人としての部分が欠落してしまった、そしてその一人をヒロインとして広げてしまった。あえて言うのであれば皆が悪い。そういった人間を放置した、それに乗っ -
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頂き女子りりちゃんこと渡邊真衣服役囚への聞き取り取材の本書、何に心を動かされたかというと、被害者の背景に言及されたところだ。
数百万円、数千万円という、常識では考えられない金額を搾取される被害者は、単に色香に迷ったというのではなく、社会的に困難を抱えている人だという考えだ。頓挫することになったが、彼女の話を映画化する際の監督の言葉をそのまま引用すれば、『これは男女の問題ということではないと私は考えています。弱い立場にある、困難を抱えている人を型にはめる方法を流布したのであれば、それは悪だというのが私の目線です』という。
男から金品を搾取する方法を、本人が実践するだけでなく、マニュアル -
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以前、テレビ番組で特集していたのを視た。
東京オリンピックでの5輪マーク、
とても感動的だった!
どのようにして、訓練をしているのか、
開会式当日でのエピソードなど、
舞台裏を細かく書かれている。
また、東日本大震災で、地元に残っている家族の安否にハラハラしたりした。
有事の時には、自衛隊がいかに頼りになるか、
震災の時の活躍を視れば、頭が下がる。
空自の中で、限られた期間の中での厳しい訓練。
失敗を許されない過酷な状況でのメンタルの強さと、
チームワークのすばらしさ!
仲間内で常に笑いが絶えない、とある。
写真のページがあるが、
できたら、もっと載せてほしかった。
朝ご飯がパンと -
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ペットショップでペルシャのシュガーと出会い、共に暮らし始めてからの日常のあれこれを綴ったエッセイ。“猫”がタイトルに入っていたので何の前知識もなく即買いしてしまった本だったのですが、著者がシュガーと暮らす上で困った事、悩んだ事、また嬉しかった事や幸せだった事など、何から何まで私が感じた事と酷似していて、本当に驚きました。これを私があやめと出会った頃に読んでいたら、同じように悩む人がいる事に安心したり、対応の方法などを参考にしたりもできただろうなあ。著者がその当時の気持ちを懐かしんで文章を綴っているように、私もあやめと暮らし始めた頃を懐かしみながら読みました。避妊手術に対しても再び考えさせられま
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世の中を騒がせていた詐欺事件のノンフィクション。
この事件自体は有名なものだが、自分としては当時から興味を持てなかった。たいして特異な事件とも思えなかったからだ。この事件で目新しかったのは詐欺マニュアルを広範に売っていた程度で、それさえも情報教材やホストクラブの営業方法を範にして作られたものである以上、さほど注目するようなものでもないだろう。
ではなぜこの事件がここまで注目されたかといえば頂き女子を称する渡邊被告のキャラクターでしかない。(ただこの注目のされ方も、恋愛感情を利用した詐欺事件ではよくあることではある。木嶋佳苗とか)
自分は報道を見ても渡邊という人間になにか斬新なものがあるとは思 -
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懲役8年6ヶ月が長いのか、短いのか、妥当なのか、、、
刑事裁判はちゃんと勉強したことないので私には判断ができないけど、りりちゃんにとって必要な刑期なのかなとは思った。
罪の意識はなく、被害者に対しても心からの反省はない。たしかにりりちゃんの育った環境は悪かったかもしれないし、最初は被害者だったのだろうけど、それでも加害者になってしまったことは認めなきゃいけない。
刑務所を出たら、持ち前のカリスマ性を活かしてビジネスを始めるなりして、しっかり稼いで被害者へ返済するべきだと思う。
そのためには歌舞伎町や利用してくる輩などから物理的に距離をおいて、自分を見つめ直さなきゃいけない。甘い覚悟で社会に出て