宇都宮直子のレビュー一覧

  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    人生を狂わされてしまった被害者の方もいるため、手放しに評価することはできないが、大変興味深い内容だった。
    著者がりりちゃんに肩入れしてしまう描写、ジャーナリストとしてのプライドが揺らいでいるところも自覚しながらもりりちゃんの物語にのめり込んでしまう様は恐怖すら覚えた。
    りりちゃんがやったことは許されないことだと個人的には思う。しかし、彼女を取り巻く環境と、その中でこれまでに受けてきた傷があるのもまた事実。構造的に、登場人物たちが各々背負ってきた不幸を別の誰かに返しているような印象があり、まさに負のスパイラルが渦巻いてしまっている。その構造の根深さ、大きさに私は絶望を抱いてしまった。

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    2026年03月30日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    話題になった頂き女子りりちゃんを取材したノンフィクション。女性記者が拘置所に足繁く通って取材をしていく姿が描かれている。この記者はホス狂い女性たちを取材する過程で歌舞伎町に暮らしていたりもして、りりちゃんのことも逮捕前から注目していたという。記者の彼女はどんどん加害者であるりりちゃんに感情移入していき、周囲からはいきすぎだと言われていく。その姿も赤裸々に綴っている点には好感が持てた。

    事件についてはかなりセンセーショナルで、頂き女子のマニュアルを販売していたなどとはネットなどで仄聞していたが、被害者たちを「おぢ」と呼び習わしてカモにしていく姿は圧巻で衝撃的だった。さらに興味深かったのは、そも

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    2026年03月22日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    偽りの愛情を振りまいて男性たちから金銭を騙し取る。頂き女子りりちゃんこと渡邊真衣被告は詐欺行為で大金を得てホストに貢ぐ事を繰り返した果てに警察に逮捕される。裁判を通して見えてくる彼女の荒んだ家庭環境は周囲から同情の声を誘ってくるが、本書の後半、被害者の取材を通して、彼らに向けられる世間の偏見や金銭的な困窮の実態を露わにする。加害者の生き様に酌量する心情がここで揺らぐ。そして被告自身の罪の意識の浅薄に私たちは見放すか、慮るのか、受け止める度量が試される。倫理の錯綜が本書のテーマである。

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    2026年03月21日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    コミュニケーションの煩わしさや難しさを飛ばして他の中かに縋りたくなるという気持ちに共感した。そこから大きな事件に..という人は少ないと思うし、それが良いことではないのは前提として、同じような気持ちになる人は現代に沢山いるのではないかと思う。『ごくちゅう日記』を実際に読んでいた時期もあったので、さらなる背景が気になりサクサクと読める1冊だった。

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    2026年03月22日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    SNSで知っていた内容で全体像は知っていたけど、詳しく知ることができた。りりちゃんの書いた文章を読んでみたくなった。お母さんの話(お母さんは女の子)の部分は、私の親子関係と似ていて、言語化してもらえたのがなんかスッキリしたというか、納得できたというか。すごく分かるなぁと思った。

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    2026年03月17日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    有名なホス狂い頂きりりちゃんの
    ノンフィクション。

    すっごい惹き込まれた。

    これって、本当に頂きりりちゃんだけが
    悪いのかな?

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    2026年03月15日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    読み終わった感想として、リリちゃんに対してなんとも言い難い気持ちなった。可哀想と思う反面、救い方も分からないというのが正直な感想である。リリちゃんに限らず、親からの愛情や友、異性から求められる
    と言った、誰かから自分が必要とされることが足りていない人が一定数いると思われる。そう言った人たちを生まないためにも、どうすれば良いのか、答えはまだないけれど多くの人に読んで、考えて欲しいと思った。

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    2026年03月13日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    関係者の皆が悪い部分と同情的な部分があった。
    何かでよんだ人間は多面体で見る角度によって良くも悪くも見えるってフレーズを思い出した。
    ちょっと前に話題になってたみぃちゃんと山田さんと少し重なって見えた。
    最後は何でそっちの選択をしちゃうんだって悲しくなった。

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    2026年03月12日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    読み終わった後1番に出てきた感想は、誰が悪いのだろう。この本では作者が中立の立場で書かなくてはいけないのだがりりちゃんに肩入れしていく場面がある。りりちゃんの可哀想な過去が綴られている場面で自分もこんな可哀想な背景があって可哀想。どうすればこの子は助かるのだろうとひたすらりりちゃんの味方。被害者側の取材を読んでも自分は気づかなかった。だが映画監督の中立の意見を読んで初めて自分もりりちゃん沼にどっぷりなんなら作者よりハマっている事に気づいた。気配りができすらっとしている被害者。娘の目線に立とうとしたりお金を返そうと働く母皆が皆目の前の出来事に一生懸命生きているからこそ、誰が悪いのかと思う。また「

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    2026年03月12日
  • ブルーインパルス 35秒の奇跡

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    以前、テレビ番組で特集していたのを視た。

    東京オリンピックでの5輪マーク、
    とても感動的だった!

    どのようにして、訓練をしているのか、
    開会式当日でのエピソードなど、
    舞台裏を細かく書かれている。

    また、東日本大震災で、地元に残っている家族の安否にハラハラしたりした。
    有事の時には、自衛隊がいかに頼りになるか、
    震災の時の活躍を視れば、頭が下がる。

    空自の中で、限られた期間の中での厳しい訓練。
    失敗を許されない過酷な状況でのメンタルの強さと、
    チームワークのすばらしさ!
    仲間内で常に笑いが絶えない、とある。

    写真のページがあるが、
    できたら、もっと載せてほしかった。

    朝ご飯がパンと

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    2025年05月20日
  • アイスダンスを踊る

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    フィギュアスケートの中でも、あまり日本では注目されない、アイスダンスについて関係者に取材したノンフィクション。高橋大輔が今、挑んでいる競技といえば理解してもらえるだろうか。
    アイスダンスの日本における黎明期から、現在までを概観し、日本スケート連盟に発破をかけている。

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    2022年12月15日
  • ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~(小学館新書)

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    狂ってるとしか言いようがないホス狂いの女性達
    私には理解しようと思っても理解できない世界だが
    ホストは彼女達にとっての麻薬であり、彼女達自身も麻薬であることをわかっていて依存している。
    この中毒患者を作り出すシステムを考えた人は悪魔か天才か

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    2022年10月04日
  • だから猫と暮らしたい

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    ペットショップでペルシャのシュガーと出会い、共に暮らし始めてからの日常のあれこれを綴ったエッセイ。“猫”がタイトルに入っていたので何の前知識もなく即買いしてしまった本だったのですが、著者がシュガーと暮らす上で困った事、悩んだ事、また嬉しかった事や幸せだった事など、何から何まで私が感じた事と酷似していて、本当に驚きました。これを私があやめと出会った頃に読んでいたら、同じように悩む人がいる事に安心したり、対応の方法などを参考にしたりもできただろうなあ。著者がその当時の気持ちを懐かしんで文章を綴っているように、私もあやめと暮らし始めた頃を懐かしみながら読みました。避妊手術に対しても再び考えさせられま

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    2009年10月04日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    いただき女子りりちゃんに迫った一冊。
    りりちゃんが搾取した「おぢ」たちの視点にも立つことができる。
    巧妙に相手の心理を操り、「頂く」行為により、多くの被害者が出たのだが、りりちゃんの強烈なキャラクター、カリスマ性によって、りりちゃんを信奉する人も多い。やったことを糾弾するよりも、キャラクターが支持される。宗教みたい。
    取材する宇都宮さんまで、りりちゃんに飲み込まれそうになる。彼女のためにしてあげられることは…と。他人の同情を引きだすのが上手い。こうやっていろいろな人の善意を引き出して取り込んで生きてきたのだろう。
    読み進めていると、りりちゃんへの同情心も芽生えてくるのだけど、二転三転する発言で

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    2026年04月18日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    この本を読むまでは、りりちゃんをどこか同情的に見ていました。汚職政治家や客を風俗で働かせるホストは捕まっていないのに、なぜりりちゃんだけ…と。
    しかし、本書を読むとその気持ちは大きく変わりました。お金を騙し取られた「おぢ」たちは、お金に余裕があって下心を持ってりりちゃんに近づいてきた人たちだと思っていたのですが、実際は生命保険を解約したり老後のためのお金を差し出したせいで生活に困窮してしまうような人たちでした。りりちゃんは、孤独だったり何らかの問題を抱えている社会的弱者の「おぢ」を狙ってお金を騙し取っていて、それは悪質と言わざるを得ないな…と自身の見方を反省しました。

    もちろん、りりちゃんに

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    2026年04月17日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    めーちゃおもしろかったんだけれど…最後の最後!
    著者の取材力?分析力?が浅くて最後は「え?これで締めるの?」と拍子抜けした。ので⭐︎3

    本を読む限りしか知らないけれど、りりちゃん、はとても自責思考な人だと感じた。
    そしてそれを他者にも適用する。詐欺の被害者・恒松さんたちには何も思わない、だって自分で選んだ道でしょう、と。
    彼女自身ホストたちに甘い言葉をかけられて騙されてきた。お金をたくさん払った。だけどそれは自分の意思で自分の行動。恒松さんたちだってそうじゃないの?むしろ、ホストたちと違ってワタシは、相手を幸せにしてあげられるよう心配りさえしていたよ…?
    …って思ってそう。
    で、恒松さん達が

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    2026年04月12日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    メンヘラの話って、疲れるな。なんで未熟なうちって若い時ってメンヘラなるんだろうな。センセーショナルで注目されたけど、埋もれていく話でもある。鮮度がないと、若さがないと、忘れられる。愛が溢れる家庭と子育てしてたら子供はメンヘラならないんだろうか

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    2026年03月28日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    頂き女子りりちゃんこと渡辺真衣受刑者(以下渡辺)が被告(裁判中の状態)から受刑者(刑が確定した後)となるまでを追ったルポです。内容は面白いのですが、残念ながら最後は消化不良で終わってしまいます。

    と言うのも、歌舞伎町のぶっとび女子としてカリスマ性も人気も高かった渡辺が支援者とのきずなも一方的に切ってしまい、自信の罪についてもはっきりと理解が出来ない(少なくとも書籍の中では自身の罪を正しく理解できていないというスタンス)ままで終わっていくからです。

    でも、渡辺の半生はとてつもない。父親からのDV、歌舞伎町しか居場所がなかったと語る日々の中で、ホストクラブだけでなく、パパ活なども含め男性から搾

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    2026年03月26日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    ・人が自分の罪を認識して省みることは本当に可能なのか。裁判~刑期を経験しても認識に至ることすら難しいのではないか。どうしたら本当の意味で罪を償うことができるのだろうか
    ・本書に出てくる加害者は世間からあるイメージを持たれ、偶像として祀り上げられてしまったという側面もある
    ・加害者は自分のことを被害者だと思っている。こんなに虐げられてきたのだから自分だって誰かに対して害を及ぼしても良いと考えているパターンが実は多いのではないか

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    2026年03月18日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    筆者はフリーランスの記者とあるが、客観性に欠けるりりちゃんファンブックのような仕上がりになっている。
    週刊誌の記者はルポライターとも違うのか、自分の感想もブレブレでゲスいところまで掘り下げて取材しているとも言えず中途半端。
    りりちゃんごくちゅう日記のほうがよっぽど面白い。

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    2026年03月12日