J.ベルヌのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
何十年振りかに読む。正確に言うと初めて最後まで読んだ。^^;思った以上に長く、今の大人が読んでも十分楽しめる作品。名作たる所以ですね。
海底2万マイル。確か小学生だったときには海底2万里だった気がしたが…。それはさておき、
この話の何が凄いって、まだ、近代的潜水艦が出来る前(1870年)にすでに潜水艦と同じ電力で動くノーチラス号を話に登場させ世界中の海を横断し、海底の世界を実際に見たかのように表現している。今では宇宙旅行が話題に上がるけど、他の作品では月世界旅行ついても書いている。
丁度、小学生の頃大好きだったSF冒険物のテレビを思い出させ、もしかしたらこのストーリーが今の漫画も含め原点と -
Posted by ブクログ
ネタバレ十五少年漂流記がおもしろかったので続けて読んだ。
世界の海で、巨大生物に次々に船が沈められるという怪事件が頻発する。主人公の海洋生物学者が調査のために海に繰り出すと、巨大生物だと思われていたものは巨大な潜水艦だった。海に落ちた主人公は潜水艦に助けられるが、もう陸に帰すことはできないと謎の船長から通達を受ける。潜水艦は世界中の海をある目的で航海し、美しい海や未開の深海へ踏み入る潜水艦に、主人公は海洋生物学者としての好奇心をくすぐられつづける。
十五少年漂流記よりは、テーマとしては暗い小説だったが、それが「海」という幻想的な雰囲気と合っていてよかった。
SFのおもしろさは、「もしかしたら今も潜水艦 -
Posted by ブクログ
十五少年漂流記のほうが有名だと思うけど、私は海底二万海里のほうが好きかな。
ジュール・ベルヌは冒険に出たわけではないのに・・・、船乗りでもなく科学者でもないのに、すごい想像力・表現力だなと思った。
小説やマンガを読んで、よく調べてあるなーと思うことがあるけれど、ジュール・ベルヌもすごい。
圧制者を嫌うネモ船長。自由を手に入れたネモ船長。虐げられた人びとの味方であるネモ船長。謎の人物ではあるけれど、キャラクターがしっかりしてる。
個性的な人が出てくる本って好き。個性的すぎて自分には共感できないはずなのに、なぜか共感できてしまう。
私もノーチラス号に乗りたい。・・・あ、一生乗るのは嫌だけ