アルバート・アインシュタインのレビュー一覧

  • ひとはなぜ戦争をするのか
    昔会社のお偉い方におすすめされて読んで以降、度々読み返しています。
    アインシュタインとフロイトによる手紙のやり取りが掲載されているだけなので本編は短いです。
    ですがとても考えさせられますし、人間の本能についてすごく納得できた一冊です。
    この本のおかげで私は良い意味で「人間に期待をしない」ことを学びま...続きを読む
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    第一次世界大戦終結後、あまりの惨事から、国際連盟が発足。

    その国際連盟が、「ひとはなぜ戦争をするのか?」、を議論して欲しいと、物理学者のアインシュタインに依頼し、アインシュタインが依頼された議論をする、その相手に選んだのが心理学者のフロイトでした。

    1932年にした2人の手紙のやり取りが、この本...続きを読む
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    210106003

    アインシュタインとフロイト、それぞれの立場から語られた戦争をなくすための往復書簡。
    フロイトは生と死の欲動が戦争につながることを指摘。それを抑制するのは文化であるとの見解を示す。非常に面白く考えさせられる話だった。
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    1932年、国際連盟からの依頼が物理学者であるアルバート・アインシュタインにとどく。「今の文明において最も大事だと思われる事柄を、一番意見を交換したい相手と書簡を交換して下さい」、選んだテーマは「人はなぜ戦争をするのか」、選んだ相手はジグムント・フロイトであった。アインシュタインは権力と人間の本能的...続きを読む
  • ひとはなぜ戦争をするのか
     アインシュタインとフロイトが戦争をテーマに議論を交わした手紙について。
     冊子の薄さと、文章の平易さから読むことを決めた。しかし、テーマと内容は決して浅くない。もちろん紙面上の限界はあるため深く掘り下げきれないところもあるが、国際機関の存在や文化による啓蒙など戦争を起こさないようにさせるための人間...続きを読む
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    1.著者;①アインシュタイン;理論物理学者。特殊相対性理論や一般相対性理論が有名。光量子仮説に基づく光電効果の解明で、ノーベル物理学賞受賞。②フロイト;精神科医。精神分析学の創始者。<解説者>③養老孟司;解剖学者。「バカの壁」は450万部を記録。戦後のベストセラー5位。第一位は「窓際のトットちゃん」...続きを読む
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    国際連盟の求めに応じてなされた有名な往復書簡。戦争について、当時の碩学は何を考えていたのか?即効薬はないが、ゆっくりと効く薬を本書簡自体が物語っている。解説については、養老先生と斎藤環先生。前者の解説は、アインシュタインから始まって、持論を展開。後者の解説は、フロイトの考えをより理解するうえで秀逸だ...続きを読む
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    感服した。素晴らしい名著だ。

    「スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ / 戦争は女の顔をしていない」を半分ぐらい読んだあたりでこの疑問が自分の中で爆発し耐えられなくなってしまった。「ひとはなぜ戦争をするのか」その事について私の万倍は真剣に考えた二人の賢人と二人の解説者の意見を知りたく成った。

    ド頭...続きを読む
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    今こそ読みたい一冊。
    この手紙から90年近くが経った今、科学は理系も文系もフロイトの時代と比べて遥かに進歩した。取り得る手法も多い。21世紀に生きる我々はこれまで軽視されてきた人文科学の叡智を結集させて乗り越えていきたい。全員がグレタに。
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    「判決に絶対的な権威があり、自らの決定を力ずくで押し通せる国際的な機関、その実現はまだまだおぼつかないものです」(pp. 12-13)と、アインシュタイン。ロシアとウクライナの戦争に際した国際連合をみても、やはりそのように思われる。国際的な機関によって平和を実現するにあたっては「各国が主権の一部を完...続きを読む
  • ひとはなぜ戦争をするのか

    このような書は出版すべき

    ナチズムの中で埋もれていた、アインシュタインとフロイトの対話集。再発掘してくださったことに感謝。出版してくれてありがとう。
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    アインシュタインとフロイトによる往復書簡および解説。
    今の日本は道徳の教育が足りてないのでは、と思う。。
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    アインシュタインが議論したいトピックを、フロイトを選んでやり取りをした手紙。この議論に関しては、今現在も状況は変わってないから、人における永遠のテーマなのだろう。
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    文化を発展させることで、戦争をなくせる、とフロイトが言っている。
    まだまだ発展が足りないということか?と思いました。
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    世の中の大半は本当に重要なことを何ひとつ考えることなく(日々の瑣末なことすらも感じたり悩んだりするだけで「考えている」と錯覚するだけ)死んでいくから天才2人が代わりに丁寧に丁寧に順序立てて「なんで戦争すんのか、無くすとしたらそれは何によるのか」を書いて残してくれたもの?なのかしら。
    アインシュタイン...続きを読む
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    フロイトが言うには、文化が発展すると、戦争がなくなることを期待できる。知性が強まり、攻撃本能を内に向けるようになる=平和主義者が増えていくため。
    要は、文化が進むとストレートで本能的な欲動に導かれることが減ってくると。それはなんか感覚的にはわかる。
    でも、地政学的な要因とかそういう抗えない何かは残り...続きを読む
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    アインシュタインとフロイトの書簡による対話(解説:養老孟司、斎藤環)。「人間から攻撃的な性質を取り除くのは、できそうもない」という意見は確かになと思う。場の空気を読むことも、同調圧力として誰かを攻撃することはあるはずで、「人と人のあいだの利害の対立、これは基本的に暴力によって解決されるもの」という言...続きを読む
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    人間を戦争というくびきから解き放つことができるのか?

    いままさにロシア プーチンの世界に対して
    感慨深い…
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    ロシアのウクライナ侵攻。。。
    今、読む本。

    必要不可欠な文化が世界に広がれば、本当に戦争はなくなるだろか。

    【文化の発展が人間に押しつけた心の在り方によって我々は戦争に対して単なる知性・感情といったレベルではなく生理的なレベルで拒絶するようになる】
    だとしたら、文化広がりますように。
    平和主義、...続きを読む
  • ひとはなぜ戦争をするのか
    手紙が半分、解説半分の本。
    解説を読んでより深く2人の考え方を理解出来た。
    文化が発展すればするほど、人口も減る。めちゃくちゃなるほどな、と思った。
    戦争にならない為には。
    『資本主義』である限り、一生戦争はなくならないと私の尊敬する人が言ってたけど、そうなんやろなぁと思う。
    むしろ、兵器を使った戦...続きを読む