土居佳代子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ベルナール・ミニエ『氷結(上)』ハーパーBOOKS 。フレンチ・ミステリー。物語はピレネー山脈の水力発電所で発見されたサラブレッドの惨殺死体という突拍子もない幕開けから始まる。しかも、現場から見付かったDNAはヴァルニエ精神医療研究所に収監されている猟奇殺人鬼・ハルトマンのものだった。そして、次に起きた殺人事件の現場からもハルトマンのDNA が発見される。マルタン・セルヴァズ警部による捜査とヴァルニエ精神医療研究所にスイスから赴任して来た心理学者・ディアーヌ・ベルクの二人の視点で物語は展開していく。衝撃的な事件の割りにはストーリーはゆっくりとしたペースで進んでいく。恐らくはヴァルニエ精神医療研究所に隠された秘密が事件に関係しているのではないかと思うが、この先、どうストーリーが展開するのか全く見えない。
-
Posted by ブクログ
フランスの作家ベルナール・ミニエ、2011年発表のミステリー小説。とても面白いです。
フランス南部、スペインとの国境近くのピレネー山麓の町を舞台にした警察小説。
中年バツイチの男性警部が主人公。フランス有数の富豪実業家の愛馬が惨殺される事件に端を発し、陰惨な連続殺人事件が起こります。近くの凶悪な犯罪を犯した精神病患者を収容する施設も絡んできて、事件は混迷の度を深め・・・。
状況に振り回されながらも着実に事件の核心に迫って行くタフな主人公がとても清々しく良いです。陰惨な事件を扱っているものの過度の暴力描写はないし、けれど充分スリリングで、登場人物は皆魅力的、ストーリー展開も巧みで最後まで一気に読ませます。
ただし、冒頭の馬の話と、事件にソシオパスのシリアルキラーを絡めることの必然性には疑問を感じます。舞台装置としては秀逸だし(シリアルキラーの話は「羊たちの沈黙」~「ハンニバル」を想起させますが)、蘊蓄としても興味深いので文句はないのですが・・・。
また、本筋から離れた挿話で消化不良な部分もあります。本筋から離れているからまあ良いのですが、少し気になります。 -
Posted by ブクログ
負けるとギャン泣きだったとき、絵本とかで勝っても負けても楽しければいいのさ〜的な教え込みもしてたものの、基本的に家族内でゲームのときは子どもに勝たせてて、うっすら「このままでいいのかなぁ」と思ってたけど今は普通に全然負けてもギャン泣きしないし、これ読んで安心した。
他にも、怒ってる時とか『動くことで興奮が高まってしまうこともあります。非常に感受性の強い子どもの場合、脳の回路が活動亢進状態になって、それにのみ込まれてしまうのです。 そうなると子どもは、体をぎゅっと締めつけられ、固定され、抑えられていると感じる必要があります。』ってちゃんと生理学的な説明と対処法とかもあって本当にいい本?
シリーズ1冊目から大ファン -
Posted by ブクログ
『いつかみんなでごはんを』の中で言及されていたので読んでみた。翻訳ものだから警戒はしていたんだけど。
翻訳もの、やっぱ読みにくい。
半分くらいまで、大きなことは起きない。こういう環境だったんだと知るために必要な描写だと思うけど、その国の文化やその時の時代背景をよく知らないから余計にそうなんだろうけど、もう「はあ?」って感じで読むのがしんどい。著者の文章の特徴もあるかもしれないけれど。
それでもなんとか最後まで読み通した。
確かに、社会的地位の高い人物による性的虐待で、社会的にもその当該家庭でも、与える影響が大きいからこそ、こうやって声をあげて、取り上げられて考えられないといけないことなんだろうけれど、やっぱりダメなのよねー、翻訳もの。
何が起きているのか、それによってあらゆることが壊されて皆が苦しんで、だからこそ加害者の罪が深くてって、わかるんだけど、とにかく読みにくい。
好きじゃないなあ、やっぱり。
翻訳ものは苦手。 -
Posted by ブクログ
「◯◯で怒られた時の子どもの気持ち」も書いてありイメージしやすく、どんな言葉がけ、向き合い方をするとよいか考える参考になりました。
以下はメモ
・愛情は、幼少期に一度満たしたら終わり、ではなく、車の燃料のように注ぎ続ける必要がある。
・親が他のことをせずに、完全に子どもに向き合う時間を1日10〜20分つくることで、子どもは自分に価値があるのだと思える。
(語りかけ育児(サリー・ウォード)という本でも、似たように、子どもと向き合う時間の必要性が書かれていました。)
・7〜11歳は、親を離れての探索と、親のそばに戻ることを、交互に繰り返す時期。 -
Posted by ブクログ
マルタン警部と娘マルゴ(別れた妻と同居)の関係は面白かった
マルタン警部がイレーヌ大尉(←イレーヌのよさが全然わからん)に惹かれかけるのがウザかった
後半、エスペランデューの妻シャレーヌ(妊娠中)からkissをされ欲望に目覚めるマルタン警部は気持ち悪い 部下の奥さんですよ!コラッ
マルタン警部を敬愛し、いつもおしゃれで村上春樹を読むgay(Bi?)のエスペランデュー
エピでエスペランデューとKleim162とのシーンが一番ぶっ飛んだわ
スイスから来たディアーヌは孤軍奮闘 GJ! よく頑張ったね
ディアーヌかエスペランデューが主人公ものを読んでみたいな
名前がとにかく、ややこかった ドイツものより無理かも
そもそも、女性で大尉ってのがイメージむずい
普段ロマを読んでる私にはどうしても大尉=男性になってしまうw