土居佳代子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フランスの作家ベルナール・ミニエ、2011年発表のミステリー小説。とても面白いです。
フランス南部、スペインとの国境近くのピレネー山麓の町を舞台にした警察小説。
中年バツイチの男性警部が主人公。フランス有数の富豪実業家の愛馬が惨殺される事件に端を発し、陰惨な連続殺人事件が起こります。近くの凶悪な犯罪を犯した精神病患者を収容する施設も絡んできて、事件は混迷の度を深め・・・。
状況に振り回されながらも着実に事件の核心に迫って行くタフな主人公がとても清々しく良いです。陰惨な事件を扱っているものの過度の暴力描写はないし、けれど充分スリリングで、登場人物は皆魅力的、ストーリー展開も巧みで最後まで一気に -
Posted by ブクログ
『いつかみんなでごはんを』の中で言及されていたので読んでみた。翻訳ものだから警戒はしていたんだけど。
翻訳もの、やっぱ読みにくい。
半分くらいまで、大きなことは起きない。こういう環境だったんだと知るために必要な描写だと思うけど、その国の文化やその時の時代背景をよく知らないから余計にそうなんだろうけど、もう「はあ?」って感じで読むのがしんどい。著者の文章の特徴もあるかもしれないけれど。
それでもなんとか最後まで読み通した。
確かに、社会的地位の高い人物による性的虐待で、社会的にもその当該家庭でも、与える影響が大きいからこそ、こうやって声をあげて、取り上げられて考えられないといけないことなんだ -
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Posted by ブクログ
「◯◯で怒られた時の子どもの気持ち」も書いてありイメージしやすく、どんな言葉がけ、向き合い方をするとよいか考える参考になりました。
以下はメモ
・愛情は、幼少期に一度満たしたら終わり、ではなく、車の燃料のように注ぎ続ける必要がある。
・親が他のことをせずに、完全に子どもに向き合う時間を1日10〜20分つくることで、子どもは自分に価値があるのだと思える。
(語りかけ育児(サリー・ウォード)という本でも、似たように、子どもと向き合う時間の必要性が書かれていました。)
・7〜11歳は、親を離れての探索と、親のそばに戻ることを、交互に繰り返す時期。 -
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Posted by ブクログ
マルタン警部と娘マルゴ(別れた妻と同居)の関係は面白かった
マルタン警部がイレーヌ大尉(←イレーヌのよさが全然わからん)に惹かれかけるのがウザかった
後半、エスペランデューの妻シャレーヌ(妊娠中)からkissをされ欲望に目覚めるマルタン警部は気持ち悪い 部下の奥さんですよ!コラッ
マルタン警部を敬愛し、いつもおしゃれで村上春樹を読むgay(Bi?)のエスペランデュー
エピでエスペランデューとKleim162とのシーンが一番ぶっ飛んだわ
スイスから来たディアーヌは孤軍奮闘 GJ! よく頑張ったね
ディアーヌかエスペランデューが主人公ものを読んでみたいな
名前がとにかく、ややこかった ド -
Posted by ブクログ
フランス南部、スペインとの国境近くのピレネー山麓の町を舞台にした警察小説。タイトル通りの、全体を覆う重苦しい空気と凍てつくような世界観がストーリーを支える。
猟奇殺人タッチのオープニングだが、丁寧に描きすぎているのか上巻はスローペースで冗長気味。警察と憲兵隊の役割や位置付けもよくわからないので退屈しかかっていたが、下巻から一気に視界がクリアになった感じ。
主人公のセルヴァズ警部は地味ながらも有能で、そのせいか困難な状況に振り回されるけれども、着実に事件の核心に迫って行くタフなキャラクター。嫌味がなくてフツーで、何より作中の雰囲気にマッチしているので、それが安定した読書に繋がったのかも。