あらすじ
世界的なベストセラー! 16カ国以上で翻訳されている育児書! フランスでは25万部を突破!
『最高の子育て』の著者、慶應義塾大学医学部 高橋孝雄先生が絶賛!
◎本書は子どもの困った行動に対して、「子どもの言い分」や「科学的な裏付け」などさまざまな視点から分析したうえで、ママやパパが対応する方法を示した育児書です。
◎最新の神経生物学や生理学に基づき、子どもの話を聞くこと・同調することに焦点を当て、子どもの行動の裏にある動機を分析する手法を提案しています。
◎よくある困った状況と対応法をかわいいイラストでわかりやすく、紹介していきます。
―ただ泣いているのではなく、“子どもは実はこんなことを考えていたんだ”とわかり、目からウロコの画期的な1冊です。
―著者の愛情も感じられ、ママパパはじめ、プレママにもおすすめです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
■1-1.5歳
「ダメ」ではなく「ストップ」
感情の爆発は、愛情不足の場合もあるが、お腹がすいた、喉が渇いた、暑い眠い、運動が足りないなど単純な原因も多い
かんしゃくは、要求を本当に通したいわけではないことが多い。要求をのむより、触れ合いによるオキシトシン分泌のほうが効果的かも。予防には、初めての場所や刺激の多い場所では「おしごと」を与えると良い
「ちょっと待ってね」は永遠に感じられる。少し要求を満たしたり、聞いてもらえたという合図が欲しい
「~しないで」という否定形は理解できず「~して」に聞こえる
イスを揺するなどは脳が要求する動作の可能性あり。例えばバランス感覚を刺激するような他の方法を提案する
■1.5-2歳
イヤイヤ期の反抗は、指図に従うことへの拒否。前頭葉を動かすのが重要なので、子どもに考えさせ、選択肢を与え、自分で決めさせるようにする
気に入らないことがあると脳内でオピオイドペプチドが急激に減少し、喪失感が大きく泣き叫ぶ。なだめるより共感とスキンシップが効果的
子どもが何回も質問するのは、本当に聞きたいわけではなく、頭の中を言い表す言葉がまだないだけかも
2歳だと叱られても次の日は同じ事をしてまた叱られるまで思い出せない。都度言われなくても悪いことをしたと思うのは4歳くらいから。親はまず目の前の状況を口に出し、話を聞く
■2-2.5歳
二歳からは秩序が重要。状況の「プロセス」を整理したがる。何事も順序と場所がある
「帰るよ」ではなく、「すべり台あと2回?1回?」や、家に帰る時の決まりごとなどが有効。ただしテレビは消すとオピオイドペプチドが減少するので決まり事があっても難しい場合がある。泣き叫ぶときも、子どもの気持ちを表現することで感情を無視していないことが伝わる
食べる量は今までより減る
下品な言葉を使ったときに過剰な反応をすると強化される。冷静に状況をラベリングして、他の適切な言葉を教える
■2.5-3歳
一人でやりたがる時期。なるべくやらせる、話し合いながらルールを決める
「ほしい」は本当に欲しいわけでなく、「考えている」などの代用の可能性もある。ほしい→好きなのね、どんなのが好き?など想像して話すだけでも楽しめる
なにか選ばせるとき、選ばなかった方を記憶できるようになる。選ばなかった方も頭の中のイメージとして残るので「やっぱり違う方が良かった」と泣くようになる。脳の自然な働きのせい
■3歳
「したくない」は、譲歩できることは好きにさせると抵抗しなくなることも多い。気に入らないのは内容でなくプロセスであることが多い
ルールを知っていても守れない。約束を復唱する脳の領域と、それをしないよう制御する領域が連結されていないため
■
Posted by ブクログ
すごく面白かった!
親に寄り添った内容で、子どもの気持ちが場面別に脳科学的に解説されている。
特に年齢別に子の困った行動をトピックスで区切って説明しているので、自分の子がどれに当てはまるか探しやすい。
海外の方が書かれているのでどうかな、と最初は警戒したが、子どもの悩みは万国共通だとすぐわかった笑
所々にある四コマがトピックスの×〇シーン別にあり、わかりやすい。
また時折読み返したいと思う。
Posted by ブクログ
子どもの本当の気持ちがスルスル紐解かれるように分かって、安心しました。
今まで子どもの行動って、意味不明でもうそういう生き物だから、イライラしつつも仕方ないと諦め?ていました。
しかし、本書を読んで、我が子の行動をこういう事だったんだなと当てはめて考えることができました。子供目線のコメントとイラストで理解しやすかったです。
また、悩んだら読み返したいです。
Posted by ブクログ
子どもの行動の裏にはどんな理由があるのか、
具体的に解説されていて納得できる部分が多かった。
・刺激が多くて癇癪を起こす時には、希望を叶えるよりもまず、包みこんであげる。
もしくは、能力にあった仕事を与える。
・子どもの脳は2種類以上の要求をうまく処理できないので、してはいけないことではなく、してよいことを言う。
・男の子は言語を扱う部分と運動野との連携が苦手なので、体に触ってあげると良い。
・「上手」ではなく、見たことをそのまま描写して伝えると、子供が自分でその時のシーンを思い返し、また次の成功につなげやすい。
などなど、、気付きをたくさんいただきました!
Posted by ブクログ
大人が困っている行動の背景には、子どもの考えがあり思いがあることを想像できる本。
子どもの挿絵から、子どものメッセージが書かれているのを読むと「子どもはこう思って行動しているのね」と腑に落ちることも多く書かれていた。
「子育てにはたった一つの正しい方法なんてない」「愛情が一番大切」というメッセージは何歳の子を持つ親にも響く。
子どもの成長発達の中で、悩むことも多々あるが、何度も読み返したいと感じた。
Posted by ブクログ
子育てをしていて何でこんなことするの?こだわるの?分かってないの?この行動の意味は何?など沢山の謎の言動があり困っていました。
同じ位の子供を持つ友だちのママも同じようなことで悩んでおり、みんな通る道なんだなと思っていました。
この本では1から5歳までの親を悩ませる言動について何故してしまうのか、どのように対応すべきか、その成長過程の特徴を分かりやすく説明してくれます。子供立場になって考えることができ非常に読みやすい本です。
我が家ではダメ!ではなくストップ!を使っていきたいです。
親の機嫌は自分で取ること、愛すること!
大変でもあっという間に終わってしまう子育てを楽しみたいです。
Posted by ブクログ
子供の発達や大人からは理解し難いアレコレを子供側の視点でも伝えてくれる一冊。大人の子供に対する理解が大人目線でも子供目線でも分かるため、より知識・理解が深まります。なぜイヤイヤするのか、なぜ嘘をつくのか、発達を知れば『なーんだ!しっかり成長してる証だね!』で済んでしまうのでお子さんにイライラしてる方特にオススメ。
Posted by ブクログ
ええっ!?そうなの!?と言いたくなる内容がたくさんあり、衝撃だった。
言ってることイコール本心とは限らない。子どもの脳ってそうなっているのかぁ…。なんで泣いているかわからない我が子の気持ちがちょっとわかるようになった気がする。わかるとイライラすることが減った。
コレ全親御さん読むべきでは…?と思ったくらい、読んでよかった本だった。
あと挿絵がよかった。内容の理解を助けてくれるし、PEANUTSぽい絵柄で見やすい。
Posted by ブクログ
こどもは否定が苦手。
まだ言葉の意味を理解していないため親がその言葉を間に受けない。
感情的にならない。
知ってるのと知らないのでは雲泥の差。
読めてよかった。
こどもの成長に合わせて読みたい本なので購入を検討。
Posted by ブクログ
脳科学的にこういうことが子供に起こっているからこういう言動が出るという書き方なので、腹落ちしやすい。
具体的にどう対応するのが良いのかも書いてあり参考になりました。
・ダメと言ったことをすぐにする
→子供にとっては言葉で言われたことを理解するために体を使って言い直しているような感覚。
・本人に選ばせたのに、選ばなかった側が良かったとグズる
→二者択一などの場合、子供の脳にはどちらのイメージも残る。でも選ばなかった片方は手元にないから混乱する。そしてグズるという流れ。
Posted by ブクログ
子どもの未熟な脳のしくみによるいろいろな行動に納得。子どもは大人が思ってるより繊細で、子どもの脳の理解や特徴など、親が理解してないと間違った教育になり、結果、子どもの問題行動に繋がってしまう。自分の言動が正しいか客観視が必要と思った。もっと子ども理解に努めたい…
Posted by ブクログ
事例がイラストとあわせて始めに書いてあり、その行動の理由は?それではどうすれば良いのか?と続いていて読みやすい。色々な選択肢を与えてくれます。
子どもたちの考え方と大人の考え方の違いが分かって、子どもたちへの声かけがやりやすくなった。
5歳になるまで少しずつ読み進めていきたい。
子どもに関する本で、初めて他の人にも薦めたいと思えた一冊。
Posted by ブクログ
乳幼児の行動や反応にはちゃんと理由があって、それは大人を困らせることが理由ではない。大人にとって不都合に感じる場合があるだけ。
具体的な行動例とその時の子どもの思考の記述がありわかりやすい。また親がどう応えれば良いかの記述もあり。
(それぞれの親子での色々なパターンがあり、これで万事解決、という育児本はあやしいとも書かれている。)
正しく理解すれば、親は無用にイライラせずにすむし、お互いに気持ち良く過ごせてハッピーだと思う。
Posted by ブクログ
1歳半の辺りまでしか読んでないけれど、目から鱗な内容ばかりだった。子どもの行動は単純でもあり、複雑でもある。
分かっちゃいるけどついつい怒っちゃう。本書はかなり細かくその時々の子どもの気持ちを代弁してくれるので、子どもなりに何か思って泣いてるんだろうなーとなんとなく思っていたことが明確になり、親も怒りの感情が出る前にストンと落ち着く。ホルモンや神経組織の仕組みを交えながらの説明なので、より信用できる。まぁ実際のところどこまで合っているのか、本当に我が子は本書通りなのか、というのは重要ではなく、親の気持ちが穏やかでい続ける助けになるという点で完璧な本だと思う。
Posted by ブクログ
植物に 毎日水やっってるのに変な伸び方して なんて怒らない 子供へも一緒 幼児は大人の能力 脳力を備えていない
大人が受け止める感情は筋違い 子供の気持ち 悪気なくてもそうしてしまう気持ちを受け止めよう!
Posted by ブクログ
さっと読めてわかりやすい。子どもが話し出すと大人の尺度で言葉そのものを受け止めてしまいがちだけど、言葉の内容でなくなぜその言葉がでてきたのかプロセスを重視すること、という言葉が印象的。
Posted by ブクログ
【親を悩ませる子ども行動の理由と対処法がわかる】
1歳前の子どもの夜泣きがひどかったときに、友人から教えてもらった本です。
なぜ「ちょっと待って」ができないのか、なぜ同じことを繰り返して聞くのか、お菓子を欲しがるのをどうやってやめさせたらいいか。などのヒントが得られました。
ちなみに夜泣きした場合、子どもは不安を一人で処理するのが難しいようです。そのため、泣くことが頼みの綱。この不安を和らげるにはオキシトシンが必要で言葉をかけすぎず、優しく抱っこするのが良いようです。
夜、泣き出しそうな様子があったら、撫でずに、すぐに手を体の上にそっと置くといいらしいです。
0歳から5歳までの、親を悩ませる子どもの行動は、どんな理由で起こっていて、その対処はどうしたらいいか、解説してくれています。
子どもの成長に合わせて読み返したい本です。
Posted by ブクログ
年齢ごとの、困った場面での理想的な対応が書いてあり読みやすかった。
親が「困った」と思う子供の行動は、発達段階で仕方ないこと、むしろ健全であるということが分かっているだけでも、おおらかに対応できると思う。正しい知識は大切。
Posted by ブクログ
年齢別に書かれているけど、若干ずれているなぁと思う。でも、その時々で気になる項を読むとわかっていることでも、そうでないことでも、腑に落ちたかな。
子供の脳は未発達だということを再認できるし、完成した脳を持つはずの大人の私達が怒りに任せて叱るのは本当に良くないよな。と見るたびに思います。
Posted by ブクログ
サラッと読めるけど、本当にコミュニケーションのプロなんだなあと思う内容。子育てについての本だけど、中途半端な脳科学やコミュニケーションスキルについての自己啓発本よりも多方面に勉強になった。新人のメンターをする人なども参考になりそう。
子供を迎える時に、子供の気持ちがわからないなんて、想像もしなかった。でも、当たり前のこと。子供も1人の人間であり、子供とコミュニケーションをとる方法を考え模索し続けることは、汎用的なコミュニケーション能力の向上に関わることであるなあと、コミュ障の私は思ったのでした。
内容については
脳の発達が未成熟な子供が怒ったり泣いたり親から見て不可解な行動、発言をするのは、当たり前のこと(生理的なこと)であり、子供はそれをコントロールできない。親が共感し、落ち着け、方向づけすることが必要という考えが根底にある。具体例もよく書かれていて、勉強になる。当事者としては方向づけが最も難しく、も少しそこの具体例を手厚くしてほしかった。
特に知りたいのは本書の中では(制限すること)という項目にあった、いわゆるしつけ。これは永遠のテーマというか、本を読んでもなかなか具体的に事例が出てこない。この本はわざわざこれに1章を割いているので、今まで読んできた他の本よりは具体性があったけど、やはりもう少し指針が欲しいなあ〜自分で考えろって感じだけど。
Posted by ブクログ
子どもの困った行動は
「どうしていいかわからないだけなんだ」
と、念頭におけるのと知らないのでは
大きく違うのでは。
とても読みやすく、これなら育児真っ最中でもサクッと読み返せるかもしれません
Posted by ブクログ
子供の脳の状態に言及しつつ、子供が考えていることを説明してくれる本。答えは一つではない、一つだという方がおかしいと、前書きで書いてあることに好印象。
対策が書いてある箇所もあるが、題名の通り、こんなことを子供は考えている、ということにスポットを当てているので、対策はメインではない。よって、ではどうしたらよいのかということを期待してはいけない。
何度もその都度、子供の気持ちを知りたい時にパラパラ読み返したい一冊。
Posted by ブクログ
子供が見て欲しいといったものに対しては描写して感心を表すと子供は愛されてると感じる
子供はゲームに負けると自分の全てがダメになった気持ちになり受け止めきれない(大人も同じだから、大したことないと考えて抑制する力があるだけ)
Posted by ブクログ
Aちゃんを理解したい!あんなに可愛かったのに、こんなに扱いづらくなっちゃって!から買った本。
メモ
親が子どもに何か期待しなければ、争いは起こりません。
→親の中で作る、「これくらいはできるでしょう」の幻想がいつも悪さしている
Posted by ブクログ
内容が外国の人が書いたものなので、あまり文章が合わなかった。(いかにも翻訳的な感じで)
日本人向けの教育本は日本人が書いたやつの方がいいなと思った。(私はあなたを愛してるわ、と言いましょうとか、かなり外国人ぽい)