菅野完のレビュー一覧
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第1回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション賞(=第48回大宅壮一ノンフィクション賞)を受賞しながら、物議を醸し出し、販売差し止めの仮処分を受けた著作。Wikiを読むと、著者も結構お騒がせの人物のようです。
なるほど…、右傾化や靖国神社問題、これに関わる人たちが実名入りで書かれています。安倍さんの支持基盤なんですね。日本会議がどこまで影響力があり、実態がどうなのかについてはこの1冊以上の知見はないのですが、何となくの動きがわかります。
週刊誌的で少々偏っているような気もします(が判断できるほどの知見もなし)。後半は日本会議の根と解される「生長の家」の話題が中心で、確かに賛否が極端に分 -
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日本会議の源流として、全共闘運動が激しかったころ長崎大の民族派学生が学園紛争からキャンパスを正常化した運動があるのは興味深かった。背後に生長の家が母体としてあり、椛島有三が議長だったという。若き日の鈴木邦夫も早稲田大で生長の家の民族派として活動していたが、こちらは武闘派で、ゲバ棒と渡り合った。結局、長崎大系の安東らに学生組織の権力の座を追われていく。生長の家は「出版宗教」と異名を取り、数々の出版物を出していた。谷口雅春の言葉は今でも原理主義者がいるようだ。生長の家は1983年に政治活動をやめるが、今も影響を残している。
日本会議は、神社本庁のほか、霊友会や崇教真光など新興宗教も協賛。活発な -
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1.緊急事態条項の追加
非常事態に際し、「三権分立」「基本的人権」等の原則を一時無効
化し、内閣総理大臣に一種の独裁権限を与えるというもの。
2.家族保護条項の追加
憲法13条の「すべての国民は、個人として尊重される」文言と、憲法
24条の「個人の尊厳」の文言を削除し、新たに「家族保護条項」を追加
するというもの。
3.自衛隊の国軍化
憲法9条2項を見直し、明確に戦力の保持を認めるというもの。
安倍晋三のブレーンに名を連ねる伊藤哲夫が代表を務める「日本政策
研究センター」がセミナーで公表した憲法改正のポイントである。
自衛隊の国軍化よりうすら寒いのは、その前の2 -
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今更ながら、話題の本をやっと読んだ。
現閣僚の8割がこの関連団体に所属するとされ影響力が大きいだろうというのに、メディアでは断片しか報道されない。その団体の成り立ちや活動を、刊行物や証言等のエビデンスをとりながら、ファクトを積み上げていくことで論証していく。
現政権の動きの背景が少しわかった気になる。
読書メモ
1章 日本会議とは何か
皇室中心、改憲、靖国参拝、愛国教育、自衛隊海外派遣
宗教団体の多様性
2章 歴史
日本を守る会 生長の家
生長の家の学徒→民族派学生運動→日本青年協議会→日本会議の事務局
村上正邦
靖国神社国家護持法案の失敗
靖国問題の端緒は、政治と宗教
3章 憲 -
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「日本会議」という名前だけは聞いたことがあったけれど、その実態がよく分からなかった。
学生運動に端を発してできた団体、宗教団体から派生した団体が、「日本会議」を支えており、実質的な権力を持った実態である。
なんとなくざっくりとは分かったけれども、彼らの憲法に対する考え方などの価値観が全く理解できないため、どうしてそこまでするのかがよく分からない。
日本会議の成り立ちは分かっても、中の人の成り立ちが分からない。もちろん(本書に登場するように)個々人の生い立ちの中で、右傾化していったのであろうが、それは時代錯誤で非民主的だ。
しかし、そんな彼らの草の根運動が結実しようとしている。これはとても恐ろし -
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陰謀論と排外主義は末端から主力へ上がっていく。
陰謀論や排外主義に関する話題が、選挙で挙がるようになって久しい。本書はネットで名前をよく聞く識者が陰謀論などに関してそれぞれの視点で切り込んでいく。
ちだい氏の話を読むと、地方選での陰謀論などの広がりを実感するし、藤倉氏による幸福の科学など他団体を絡めた話も印象に残った。
残念ながら情報を精査できない中高年がハマってしまい、受動的に受けることが主になっている若い人達の間でも今後も引き続き陰謀論などは広まると思えてくる。そのような中で、それは何も生み出さないと意識を持って距離を置くようにしたい。 -
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「日本会議」というタカ派団体の存在を知るも、その詳細がよくわからず、今更ながら簡単な本を読んでみた。
内容にやや偏りがあるも、おおよそ日本会議の実態、由来、また森友学園との繋がり等を知ることができた。
自身はこの団体の思想/信念をまったく理解することができないし断固支持しないが、こういった信念/思想の価値観の持ち方については子供時代の生活環境や家族の影響によるところが1つに大きいのかなと思った。
現在、日本会議に参加する自民党議員は250人強、憲法改正に賛成するか/しないか、戦争を完全に否定しないか/するか、個人がしっかり自分自身で責任をもって情報を集め、考え、そして判断することが何より