真園めぐみのレビュー一覧

  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 下

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    鎌倉二代将軍時代を舞台にしたファンタジー。
    史実を交えながら、人の怨みから生じた闇神との対決を描く。説明過多な部分が気にはなるが、凝った設定は物語の展開と共に頭に入る。
    映像的に魅せる場面も多く、様々な形でのバディものとしても面白い。

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    2024年06月30日
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 下

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    古くから、あらゆるものに魂が宿るとして自然が慈しまれ、祈りの対象としてきたが、信じる心が失われつつあるというところに、同時に自然も失われつつあることがリンクする
    喪失は、果てしなく大きい

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    2023年08月31日
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 下

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    ネタバレ

    人の思いから生まれる神様たちは使命のために自らを犠牲にしては戻っていくの繰り返し。
    人とは違うことわりで存在しているとはいえ感情はあるというのでなんとも切ないです。
    これからも闇神のようなものは生まれるとは思いますが、そのときに祈る気持ち、敬う気持ちが失われていないといいですね。

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    2023年02月12日
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 上

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    ネタバレ

    楓がなかなかかわいそうでしたが、何とか助け出せてよかったです。これからリベンジでしょうか。
    アニメとかやったら臨場感あってよさそうです。

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    2023年02月02日
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 上

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    ネタバレ

    土地神や精霊たちと共存する隠れ里、遠谷(おちだに)生まれの真人と颯。
    各地で里秘伝の薬を売る行商人だが、年に一度春の祭りに2人は帰郷する。
    ところが、突然村が武士の集団が襲われる。
    彼らは聖域を穢し、神社から御神刀を奪い、土地神を切り捨てて去って行った。
    武士の集団に連れ去られた颯を追って、真人は鎌倉へ向かう。

    閉鎖的な里に外から入ってきた真人の父と颯の母、そのため、幼い頃から疎外感を感じて生きてきた2人。
    他人とは違う力を持ち、それでも里を助けたい真人と、里から離れたい颯。
    そんな2人が北条氏と比企氏の権力争いに巻き込まれていく。
    さまざまな精霊たち、土地神、堕神、凝に取り憑かれた地怪。御

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    2022年04月22日
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 下

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    金位の朧月に助けられ、祈りを込めることで彼を助けて闇神を排除することができるのか。元々は人が生み出した欲望や怨念が凝縮したような闇神を、人の手だけで排除できなくなっている危うさをどう考えていったらいいのだろう

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    2022年03月04日
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 上

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    真人と颯、隠れ里の村へ加わった者の子。同じ立場の二人は少し違う村への思いを持っている。村を襲った武士の集団を追って鎌倉へ向かう真人は、その不思議な能力もあって二代将軍頼家をめぐる争いに巻き込まれる。
    あっ! 鎌倉殿の13人って そういうことか
    は 置いといて、
    神や精霊を見たり彼らの力を借りられるのは羨ましい

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    2022年03月03日
  • 玉妖綺譚2 異界の庭

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    新しい登場人物、なんて個性的な方々だろう。姿をあらわした玉妖達もそれぞれの色を纏って儚かったり美しかったり。異世界の妖は醜かったりおぞましかったり。彩音さんの素直な心の動きがどの方向に延びていくのか気になる所ではある。

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    2017年05月04日
  • 玉妖綺譚

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    竜卵石‥‥はざまに出来る石。主の気を受け取って玉妖と呼ばれる精霊を宿す。
    そのひとつ、<くろがね>と共に彩音が動く。人や他の玉妖の助けを受けながら妖に立ち向かう。自立しようと頑張る彼女はなかなかカッコイイです。

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    2017年05月03日
  • 玉妖綺譚

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    石に宿る精霊の描き方が絶妙。
    持ち主の気によって、竜卵石に精霊が宿るという設定が、玉妖に生き物と無機質な物との狭間のような独特な雰囲気を与えている。


    世界観が魅力的という点をのぞくと、書きっぷりは物足りないというか、すごく味がある!という感じでもないけど
    新人賞を受賞しての書籍化なので、今後に期待したいです。

    世界観がとても好きなので、続きを読みたい気もするけど
    安易にシリーズ化させて、話が劣化するのも嫌なので…
    続編を出すとしても、短編なり、違う主人公にするなりして、違う方向からこの世界にスポットを当ててほしいなぁ。

    応援の気持ちも込めて★4つ。

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    2016年12月30日
  • 玉妖綺譚

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    明らかにされていない設定や謎も多い中、分かりやすく取っ付きやすいストーリーに惹き込まれました。くろがねかっこいい!

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    2024年09月17日
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 上

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    主人公と親友が、やり方は違えど互いに1番大切にしている描写が良かったです。
    ストーリー自体はあっさりしているので読みやすかったです。

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    2024年07月25日
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 下

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    よく出来た作品
    鎌倉殿の13人を見終わった後だけに北条氏と源氏の関係もスンナリと頭に入ってきて良かったのだが、それ以上に取り立てる所があるかというと…
    感想を書いている人が少ないのは、多分、そういうことなのでしょうか…

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    2023年11月30日
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 上

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    スッゴイ好きなジャンルで手放しで星をあげたいのだけど、漢字の読みがよくわからん
    アニメにすれば関係ないのだけど、漢字の読みまで読者に要求するのはどうなんだろう?
    個人的にも、読者がどう感じるか気になるけど

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    2023年11月21日
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 下

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    ネタバレ

    上巻が気になるところで終わったので、ドキドキしながら手に取る、けど。え?そこから?というような過去が語られていく。
    颯の母の幼少期から、颯と真人の両親と闇に呑まれてく小糸。
    時房と御神刀の出逢い。
    鎌倉は頼朝か亡くなり、頼家の時代となるが、比企家と北条の対立が表面化して、頼家と政子の溝が深くなっていく。
    そんな中、御所に物の怪が。

    過去の因縁とか、凝や流れ神の真実、和魂と荒魂の秘密、盛り盛りでバタバタな展開についていくのがやっと。いくつかのエピソードは削れたのではとつい思う。
    白いもやの中、佇む青い髪。金色に輝く金位の朧月。舞い散る桃の花。
    話も絵も映像むきなのかも。
    真人の真っ直ぐさに、颯

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    2022年07月27日
  • 玉妖綺譚

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    綺麗な石と精霊と風景がいっぱい出てくるお話。
    しかしうーん。好みとは少し違った。

    何より文章が合わなかったかな。
    「〜だが、〜」という構造の文を多用している割に、前の文と後の文は必ずしも相反していないように思うし、そもそも一文に繋げる必要を感じないものがままある。
    あまり関係ない文章を「だが」「だが」とつなげていくので、文のフォーカスがずれて、結局何が言いたいかよくわからなくなっている。

    こうした文に象徴されるように、ストーリーの各シーンや時系列も、お互いの関係性が整理されないままに繋げられていて、単純なお話のようなのに何がどうなったか今ひとつ追えない。
    おそらくキャラクターもそう。それぞ

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    2020年09月13日
  • 玉妖綺譚

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    石に宿る精霊玉妖を巡るファンタジー。

    玉妖の主となった少女が異界の妖を退治する驅妖師になって、妖絡みの事件を解決していく、そんな痛快な話になるのかなあと思ったら違った。
    むしろ玉妖に魅了され身を滅ぼす人間の話で、これはちょっとなんというか、ワクワク感が足らないなあ。
    それに主人公の玉妖は素っ気ないしあんまり活躍もしないし、ならば主人公はというと、なんだか歯切れが悪くて、う〜んという感じ。
    この題材ならもっと面白いお話が書けるだろうになあ。
    ちょっと残念だ。

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    2019年09月12日
  • 玉妖綺譚

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    石に宿る精霊「玉妖」と、それを操る「驅妖師」が様々な問題を解決する現代系ファンタジー。
    主筋は主人公姉妹の成長物語だと思うのだが、それを取り巻く人物が問題解決を行うケースが多く、残念ながらあまり馴染めなかった。何となくお話上書くべきこと(主人公の話)と、書きたかったこと(周囲の人々)が剥離していたんじゃないかと感じた。
    石と妖怪と人という設定は好みなのだが、作中ピンと来る所もなく残念だった。

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    2018年05月06日
  • 玉妖綺譚

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    美しい石に宿る妖の物語。とても読みやすく正統派ストーリーが良かった。主人公の心情をもう少し書き込んだ方が共感できたかも。玉妖に好かれやすい理由もいまいち伝わらず。あと、くろがねがほとんど活躍しないのが残念だった。こんな石あったら、たまごっち感覚で流行りそうだ。私も欲しい。

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    2016年09月04日