真園めぐみのレビュー一覧

  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 下
    古くから、あらゆるものに魂が宿るとして自然が慈しまれ、祈りの対象としてきたが、信じる心が失われつつあるというところに、同時に自然も失われつつあることがリンクする
    喪失は、果てしなく大きい
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 下
    人の思いから生まれる神様たちは使命のために自らを犠牲にしては戻っていくの繰り返し。
    人とは違うことわりで存在しているとはいえ感情はあるというのでなんとも切ないです。
    これからも闇神のようなものは生まれるとは思いますが、そのときに祈る気持ち、敬う気持ちが失われていないといいですね。
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 上
    楓がなかなかかわいそうでしたが、何とか助け出せてよかったです。これからリベンジでしょうか。
    アニメとかやったら臨場感あってよさそうです。
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 上
    土地神や精霊たちと共存する隠れ里、遠谷(おちだに)生まれの真人と颯。
    各地で里秘伝の薬を売る行商人だが、年に一度春の祭りに2人は帰郷する。
    ところが、突然村が武士の集団が襲われる。
    彼らは聖域を穢し、神社から御神刀を奪い、土地神を切り捨てて去って行った。
    武士の集団に連れ去られた颯を追って、真人は鎌...続きを読む
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 下
    金位の朧月に助けられ、祈りを込めることで彼を助けて闇神を排除することができるのか。元々は人が生み出した欲望や怨念が凝縮したような闇神を、人の手だけで排除できなくなっている危うさをどう考えていったらいいのだろう
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 上
    真人と颯、隠れ里の村へ加わった者の子。同じ立場の二人は少し違う村への思いを持っている。村を襲った武士の集団を追って鎌倉へ向かう真人は、その不思議な能力もあって二代将軍頼家をめぐる争いに巻き込まれる。
    あっ! 鎌倉殿の13人って そういうことか
    は 置いといて、
    神や精霊を見たり彼らの力を借りられるの...続きを読む
  • 玉妖綺譚2 異界の庭
    新しい登場人物、なんて個性的な方々だろう。姿をあらわした玉妖達もそれぞれの色を纏って儚かったり美しかったり。異世界の妖は醜かったりおぞましかったり。彩音さんの素直な心の動きがどの方向に延びていくのか気になる所ではある。
  • 玉妖綺譚
    竜卵石‥‥はざまに出来る石。主の気を受け取って玉妖と呼ばれる精霊を宿す。
    そのひとつ、<くろがね>と共に彩音が動く。人や他の玉妖の助けを受けながら妖に立ち向かう。自立しようと頑張る彼女はなかなかカッコイイです。
  • 玉妖綺譚
    石に宿る精霊の描き方が絶妙。
    持ち主の気によって、竜卵石に精霊が宿るという設定が、玉妖に生き物と無機質な物との狭間のような独特な雰囲気を与えている。


    世界観が魅力的という点をのぞくと、書きっぷりは物足りないというか、すごく味がある!という感じでもないけど
    新人賞を受賞しての書籍化なので、今後に期...続きを読む
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 下
    よく出来た作品
    鎌倉殿の13人を見終わった後だけに北条氏と源氏の関係もスンナリと頭に入ってきて良かったのだが、それ以上に取り立てる所があるかというと…
    感想を書いている人が少ないのは、多分、そういうことなのでしょうか…
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 上
    スッゴイ好きなジャンルで手放しで星をあげたいのだけど、漢字の読みがよくわからん
    アニメにすれば関係ないのだけど、漢字の読みまで読者に要求するのはどうなんだろう?
    個人的にも、読者がどう感じるか気になるけど
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 下
    上巻が気になるところで終わったので、ドキドキしながら手に取る、けど。え?そこから?というような過去が語られていく。
    颯の母の幼少期から、颯と真人の両親と闇に呑まれてく小糸。
    時房と御神刀の出逢い。
    鎌倉は頼朝か亡くなり、頼家の時代となるが、比企家と北条の対立が表面化して、頼家と政子の溝が深くなってい...続きを読む
  • 玉妖綺譚
    綺麗な石と精霊と風景がいっぱい出てくるお話。
    しかしうーん。好みとは少し違った。

    何より文章が合わなかったかな。
    「〜だが、〜」という構造の文を多用している割に、前の文と後の文は必ずしも相反していないように思うし、そもそも一文に繋げる必要を感じないものがままある。
    あまり関係ない文章を「だが」「だ...続きを読む
  • 玉妖綺譚
    石に宿る精霊玉妖を巡るファンタジー。

    玉妖の主となった少女が異界の妖を退治する驅妖師になって、妖絡みの事件を解決していく、そんな痛快な話になるのかなあと思ったら違った。
    むしろ玉妖に魅了され身を滅ぼす人間の話で、これはちょっとなんというか、ワクワク感が足らないなあ。
    それに主人公の玉妖は素っ気ない...続きを読む
  • 玉妖綺譚
    石に宿る精霊「玉妖」と、それを操る「驅妖師」が様々な問題を解決する現代系ファンタジー。
    主筋は主人公姉妹の成長物語だと思うのだが、それを取り巻く人物が問題解決を行うケースが多く、残念ながらあまり馴染めなかった。何となくお話上書くべきこと(主人公の話)と、書きたかったこと(周囲の人々)が剥離していたん...続きを読む
  • 玉妖綺譚
    美しい石に宿る妖の物語。とても読みやすく正統派ストーリーが良かった。主人公の心情をもう少し書き込んだ方が共感できたかも。玉妖に好かれやすい理由もいまいち伝わらず。あと、くろがねがほとんど活躍しないのが残念だった。こんな石あったら、たまごっち感覚で流行りそうだ。私も欲しい。