やおよろず神異録 鎌倉奇聞 下
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やおよろず神異録 鎌倉奇聞 下

880円 (税込)

4pt

3.7

人々の怨みや邪念が集まり生じた邪悪な存在、闇神(くらがみ)は、巫女の生気を吸って“流れ神”を斬ることができるふた振りの刀、天恵と天佑を人界にもたらした。天恵は北条政子の弟時房の手にわたり、天佑は頼家に近い御家人高坂景秀が遠谷(おちだに)を襲って手に入れた。折しも幕府では、源頼朝が亡きあと二代将軍頼家と北条氏との確執が露わになっていた。遠谷から奪われた天佑を追って鎌倉にのぼった真人(まひと)は、天恵を振るう時房に出会い、その屋敷に滞在したことから、北条氏と将軍頼家との争いに巻き込まれていく……。人と精霊と神の関わりを描く時代ファンタジイ。

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  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 上
    880円 (税込)
    精霊の恵み豊かな地、遠谷(おちだに)。そこは“流れ神”がこの世にあらわれる地でもあった。遠谷に生まれ、薬の行商で各地をまわる真人(まひと)は、祭りのために帰郷した。だが、祭りを目前にしたその日、村を正体不明の武士の集団が襲った。彼らは村人を殺し、神域を穢し、神社から御神刀を奪っていった。それだけでなく、真人の大切な友、颯(はやて)も彼らに連れていかれてしまったらしい。友を救うべく、真人は刀に引き寄せられてきた流れ神と一緒に、武士たちが向かったとおぼしき鎌倉を目指す。二代将軍頼家の時代の鎌倉を舞台にした、華麗なファンタジイ絵巻登場。
  • やおよろず神異録 鎌倉奇聞 下
    880円 (税込)
    人々の怨みや邪念が集まり生じた邪悪な存在、闇神(くらがみ)は、巫女の生気を吸って“流れ神”を斬ることができるふた振りの刀、天恵と天佑を人界にもたらした。天恵は北条政子の弟時房の手にわたり、天佑は頼家に近い御家人高坂景秀が遠谷(おちだに)を襲って手に入れた。折しも幕府では、源頼朝が亡きあと二代将軍頼家と北条氏との確執が露わになっていた。遠谷から奪われた天佑を追って鎌倉にのぼった真人(まひと)は、天恵を振るう時房に出会い、その屋敷に滞在したことから、北条氏と将軍頼家との争いに巻き込まれていく……。人と精霊と神の関わりを描く時代ファンタジイ。

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やおよろず神異録 鎌倉奇聞 下 のユーザーレビュー

3.7
Rated 3.7 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    鎌倉二代将軍時代を舞台にしたファンタジー。
    史実を交えながら、人の怨みから生じた闇神との対決を描く。説明過多な部分が気にはなるが、凝った設定は物語の展開と共に頭に入る。
    映像的に魅せる場面も多く、様々な形でのバディものとしても面白い。

    0
    2024年06月30日

    Posted by ブクログ

    古くから、あらゆるものに魂が宿るとして自然が慈しまれ、祈りの対象としてきたが、信じる心が失われつつあるというところに、同時に自然も失われつつあることがリンクする
    喪失は、果てしなく大きい

    0
    2023年08月31日

    Posted by ブクログ

    金位の朧月に助けられ、祈りを込めることで彼を助けて闇神を排除することができるのか。元々は人が生み出した欲望や怨念が凝縮したような闇神を、人の手だけで排除できなくなっている危うさをどう考えていったらいいのだろう

    0
    2022年03月04日

    Posted by ブクログ

    よく出来た作品
    鎌倉殿の13人を見終わった後だけに北条氏と源氏の関係もスンナリと頭に入ってきて良かったのだが、それ以上に取り立てる所があるかというと…
    感想を書いている人が少ないのは、多分、そういうことなのでしょうか…

    0
    2023年11月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人の思いから生まれる神様たちは使命のために自らを犠牲にしては戻っていくの繰り返し。
    人とは違うことわりで存在しているとはいえ感情はあるというのでなんとも切ないです。
    これからも闇神のようなものは生まれるとは思いますが、そのときに祈る気持ち、敬う気持ちが失われていないといいですね。

    0
    2023年02月12日

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