あらすじ
精霊の恵み豊かな地、遠谷(おちだに)。そこは“流れ神”がこの世にあらわれる地でもあった。遠谷に生まれ、薬の行商で各地をまわる真人(まひと)は、祭りのために帰郷した。だが、祭りを目前にしたその日、村を正体不明の武士の集団が襲った。彼らは村人を殺し、神域を穢し、神社から御神刀を奪っていった。それだけでなく、真人の大切な友、颯(はやて)も彼らに連れていかれてしまったらしい。友を救うべく、真人は刀に引き寄せられてきた流れ神と一緒に、武士たちが向かったとおぼしき鎌倉を目指す。二代将軍頼家の時代の鎌倉を舞台にした、華麗なファンタジイ絵巻登場。
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Posted by ブクログ
楓がなかなかかわいそうでしたが、何とか助け出せてよかったです。これからリベンジでしょうか。
アニメとかやったら臨場感あってよさそうです。
Posted by ブクログ
土地神や精霊たちと共存する隠れ里、遠谷(おちだに)生まれの真人と颯。
各地で里秘伝の薬を売る行商人だが、年に一度春の祭りに2人は帰郷する。
ところが、突然村が武士の集団が襲われる。
彼らは聖域を穢し、神社から御神刀を奪い、土地神を切り捨てて去って行った。
武士の集団に連れ去られた颯を追って、真人は鎌倉へ向かう。
閉鎖的な里に外から入ってきた真人の父と颯の母、そのため、幼い頃から疎外感を感じて生きてきた2人。
他人とは違う力を持ち、それでも里を助けたい真人と、里から離れたい颯。
そんな2人が北条氏と比企氏の権力争いに巻き込まれていく。
さまざまな精霊たち、土地神、堕神、凝に取り憑かれた地怪。御神刀を振るう時房。怪しげな巫女。
スピード感のある展開で、映像で観たくなる。
なんとか景秀から逃げたものの、天佑は敵の手の中、闇神の力は削げず。
これからどうなるのか、歴史にどうかかわってくるのか、下巻が楽しみ。
Posted by ブクログ
真人と颯、隠れ里の村へ加わった者の子。同じ立場の二人は少し違う村への思いを持っている。村を襲った武士の集団を追って鎌倉へ向かう真人は、その不思議な能力もあって二代将軍頼家をめぐる争いに巻き込まれる。
あっ! 鎌倉殿の13人って そういうことか
は 置いといて、
神や精霊を見たり彼らの力を借りられるのは羨ましい