菊川あすかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
はるか昔に高校生をしていた身ながら、不覚にも泣いてしまった。
友情ものに大概弱いので、ワタシから見た作品としてだけど、主人公たちの関係性が恋愛というより友情に近くて余計に心を揺さぶってきた。
かつて読んだ友情もので号泣した作品とか全然関係ないのに思い出したりした。
そういう、なにか心の奥にあるものを引き出すような作品だとワタシは感じた。
『死』を扱う作品だし、さらに重たいはなしもあったりしてネタバレはしたくないなと思うのだけどこの作品で救われたりするひともいるのではと思う。
ごりごりの純文学だけが文学ではないと改めて感じた。
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Posted by ブクログ
2年前の高校生のときに大好きだったお母さんをくも膜下出血で急逝し、悲しむ余裕もなくがんばって家事をこなしながら大学に通う主人公の智子でしたが、新しい美人の恋人を作る父やバイトもせずに引きこもる兄に嫌気がさし、家出という名の旅行に出かけます。旅行先は母の故郷の秋田県鹿角市で、子どもの頃の思い出の場所を巡ります。その訪問先の通り道にある川原で、よっちゃんという名前の9才の女の子と友だちになります。よっちゃんとの交流で、父や兄とのわだかまりや母の死に対する智子の心の奥にある本当の気持ちに気づきます。時を超えて、大切な家族との絆や人との繋がりに心が暖かくなります。母娘の愛に涙しながら読みました。