あらすじ
亡霊が見えるせいで呪われた子だと家族から罵られてきた里沙。
自分の力を忌避し、生きる意味を見失いかけていた彼女を繋ぎ止めたのは、奥勤めをしている叔母・お豊からの一通の手紙だった。
『そなた、大奥へ来ぬか――』
そこは男子禁制で全てのお役目を女が勤め、皆いきいきと働いているという。
こんな私でも誰かの役に立てるのならばと、お豊の力添えで奥女中となる決意をする里沙だったが、そこでは、とある亡霊騒ぎが起きていて――。
霊視の力を持つ奥女中・里沙と記憶を失った侍の亡霊・佐之介が、
大奥に現れる亡霊たちの心残りを解き明かす、感動のお江戸小説。
感情タグBEST3
優しいお話
この世のものではない者が見えてしまう里沙。
辛い思いもたくさんしたのに、優しく芯のある主人公で、この世のものではない人にも寄り添う姿が素敵です。
登場人物が優しい人ばかりで、穏やかな気持ちで読み進めることができました。
柔らかい読後感で、何度も読み返したい物語です。
Posted by ブクログ
小さい頃から霊が視える里沙。そのせいで家族からは疎まれ孤独。味方だった祖母も他界してしまい、毎日辛い日々を過ごす。
そこで、奥勤めしている豊からの手紙で大奥へ誘われる。そこから色々な事件も起きるが里沙の一生懸命な姿を応援したくなる。大奥で侍の亡霊・佐之介と出会い、幽霊だけど、とても優しくて良い人すぎでした。これからの物語が楽しみ。