あらすじ
平凡な毎日を送る高2の涼太。ある日、密かに想いを寄せる七瀬栞が「思い出忘却症」だと知ってしまう。その病は、治療で命は助かるものの、代償として“一番大切な記憶”を失うというもの。忘れることを恐れる七瀬は、心を閉ざし誰とも打ち解けずにいた。そんな時、七瀬の“守りたい記憶”を知った涼太は、その記憶に勝る“最高の思い出”を作ろうと思いつき……。ふたりが辿り着くラスト、七瀬が失う記憶とは――。驚きの結末は、感動と優しさに満ち溢れ大号泣!菊川あすか渾身の最新作!
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泣ける青春の話
彼女のために何かできることはないのだろうか?
主人公の塚本涼太は平凡な学生だったけど、ヒロインの七瀬栞のためにできるかないか成長していく姿が見ていて頼もしいです。
読む価値ある青春ストリーです。
ぜひ読んでみてください。
Posted by ブクログ
高校2年生で主人公の塚本涼太は、クラスでも目立たない平凡な男の子で、やる気のない毎日を過ごしています。涼太は入学1ヶ月後の5月に学校の中庭にある藤棚の下で見た七瀬栞に恋心を抱いています。そんなある日、涼太は七瀬が「思い出忘却症」という病気を患っていることを知ってしまいます。その病気の治療では、手術により一番大切な思い出を失ってしまいます。涼太は、学園祭を通じて、七瀬の一番大切な思い出を上回る思い出を作り、一番大切な思い出を守ろうとがんばります。
七瀬に最高の思い出を作ろうと一生懸命がんばる涼太とクラスメイトの優しさ溢れる恋と青春の物語です。