山井教雄のレビュー一覧
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最近良く聞くパレスチナ問題というものについて、恥ずかしながら本当に全く分かっていなかったのですが…
まんがならまだいけるか、と思い読み始めたところ、やはり絵が多いのとそれに伴って文量が少ないもんで、するっと読める。んですがだからといってボリュームが少ないなんてことはなく。
それこそ聖書の時代、紀...続きを読むPosted by ブクログ -
非常にわかりやすい。
漫画と思って軽く読み始めたけれど、一気に引き込まれました。
複雑なパレスチナ問題をここまで易しく、問題意識を持って読める本は他には存在しない。
そして、最後まで読めば分かることですが、この本は単に歴史を伝えるだけのものでは無いのです。
一番素晴らしいのは民族の問題を乗り越える方...続きを読むPosted by ブクログ -
2005年〜2015年について。
前作を読んで衝撃でしたが本作も衝撃でした。
物事はこんな風に悪化してきたのかと。
宗教や派閥が馴染みがなく複雑でややこしいな、と日本の中でどれだけの人がきちんとこの問題を理解し重要視できているのかなとふと思いました。
きちんと状況や人々の行動の理由の原因などを把握...続きを読むPosted by ブクログ -
4日間の戦闘休止…
そんなさなか、ようやくちゃんと学ぼうとしている。
あるワイドショーで「ガザでの戦闘について自分には何ができると思うか」というアンケートをとったところ、48%が「歴史を学ぶ」と回答したという。過去に読んできた本でイスラエル・パレスチナ問題に触れたものはあったが、正直説明できる自信が...続きを読むPosted by ブクログ -
続編も読みやすく、中東とその周辺の国の歴史と実事を知れる。
アラブの春で、独裁者を市民が打倒したにも関わらず、
国を安定出来ず、生活がますます苦しくなってしまい最終的には軍に再度統治されてしまう悪循環は切ない。
この本の最後にもあるように今の日本は「奇跡」であると強く感じた。Posted by ブクログ -
2023年のイスラエル・パレスチナ間の問題について勉強・知識不足故に背景が全くわからず問題の理解が進まないため、少しずつでも知っていくためにまず、読みやすそうなこちらを手にしました。
まんがとタイトルにありますが、コマ割りの漫画ではなく挿絵がたくさんあるもので本以上漫画未満(絵が入っているという意...続きを読むPosted by ブクログ -
世界史を習ったことがない、何も知らない27歳です。今世界で起こっている現状を少しでも知っていきたいと思い、この本を手に取りました。
非常にわかりやすいですが、なにせ何の知識もないので、まずは宗教というもの自体を学ぶところから今は始めています。『教養としての宗教入門』や『はじめての聖書物語』、『ホロ...続きを読むPosted by ブクログ -
パレスチナ問題に関して無知である自分にとって、最初に読む本としてベストだった。
ただ、この本を読んでパレスチナ問題が何重も何重も何重も複雑であるため、一度読んで「理解した」と言える問題では無いと感じた。
2000年の間、迫害や離散を迫られたユダヤの人が、パレスチナに戻り、やられた事をやる側に回った(...続きを読むPosted by ブクログ -
やっと分かった
「世界中に民族は約3000、言語は約5000あると言われています。でも国の数は200しかありません。どう考えても、各民族の自決、分離独立は不可能です」Posted by ブクログ -
書いてあることは複雑だ。
なぜならこの問題は”簡単に”することで取りこぼしてしまう要素が多いから。
それを複雑性を保ったままで、あくまで書き口を可能な限り簡易に、そして風刺画も交えながら、なぜこの問題が生まれ、世界がどう対応してきたのかを書いている。
この1冊だけですべてを理解できるわけでもないこ...続きを読むPosted by ブクログ -
まったく知識がない自分が読んでも非常にわかりやすかった。
日本人にはあまり馴染みがない(?)宗教問題。
まさか始まりが紀元前とは…
この本から始めて、もう少しパレスチナ問題を学んでいこうと思った。Posted by ブクログ -
「まんが」ではなく「イラスト」で解説してる感じでした(日本は1コマ漫画ってあんまり馴染みないですよね)
内容は複雑なパレスチナ問題と周辺の中東問題を平易な文章と構成で説明されていて、良く理解できたし面白かった。
これからもっと細分化された中東問題のテーマの本も読みたい!知りたい!と感じられました。
...続きを読むPosted by ブクログ -
最後のエピローグで涙ぐんでしまいました。
イスラエルとパレスチナの歴史をマンガで学ぶことができます。
筆者のあとがきで、「民族主義が争いの原因になっている」ということが語られますが、まさにイスラエルとパレスチナの問題は民族主義の悪い部分をなぞるような歴史を歩んでいると思いました。
その悪い部分と...続きを読むPosted by ブクログ -
もっと早く読めば良かった。ずっと読みたいなと思いながら、積読したままになっていた。
パレスチナ問題の起源だけでなく、歴史上の出来事を時系列で示しながら、その過程や変容をわかりやすく解説してくれている。
イラストも豊富で、とても読みやすい。子ども向けかと思っていたが、ある程度の知識があったほうが理解が...続きを読むPosted by ブクログ -
パレスチナ問題やアラブの春について、分かりやすく、可愛らしいイラストとともに。
中東での戦争や内紛に、西欧諸国が軍事的に参加するのは、やっぱり「利益」があるからなのね…と。特に、米国の動きに結構着目して批判している。Posted by ブクログ -
現在の国際情勢を冷戦まで遡って、批判的な目線で分かりやすく解説している。
なぜテロが起こっているのか過去の歴史から紐解くことができる。
ブッシュは本当に災いを世界中にバラまいたとんでもない奴だ。罰せられるべきではないか?
日本の憲法九条改正もこれで断固拒否しなければならないことがハッキリした。なぜな...続きを読むPosted by ブクログ -
今まで読んできた中でも最高のランクに入ると
思っている。”まんがパレスチナ問題”の続編の本書。
前作ほどの感動と衝撃は正直いってありませんが、
今回作も分かり易く、とてもいい視点での
話と、二人の主人公の交流が少しチープでは
ありますが、前作と同様素直に感動します。
ユダヤ・イスラエル・パレスチナ...続きを読むPosted by ブクログ -
”勉強本”とカテゴライズするにはちょっとおこがましいですが
パレスチナ問題同様、ごちゃごちゃっとした現代史が
さくっとまとめられていて良いです。しかも現代史はアメリカの動きをわかっとかなきゃ全くついていけないのだけれども
そこも著者のユーモアあるイラスト&皮肉たっぷりの解説つきで
スラスラスラ~っと...続きを読むPosted by ブクログ -
まんが…は、あまり出てきません。
戦争と軍需産業という切り口から近代の戦争を見ていくと、とっても解り易いんだ…ってことが解る本。
ただ、登場人物になって各国のことを話す少年たちが、
本当に、こんなに内情が解ってたら、こんな悲劇は起きないのだろうな…と、
逆にちょっと考えさせられた。Posted by ブクログ