蒼井上鷹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ推理作家の世古先生と、居酒屋に勤める
ガクが身近な出来事から名作のミステリの
トリックの話や実際検証してみたアリバイや
トリックの話などが語られているが
ちょっと集中して読まないとアリバイや
トリック解説なんかは理解出来ずに
スルーしそうになったwww
私自身はミステリ系をあまり読まない
のですがこの作品を読んだことにより
作中で紹介される名作のネタバレが
されないように配慮されています。
たしかにその配慮は未読の読者に
とってはありがたいかも・・・
ミステリ講義本のような話の
展開でしたが最後の方の話の顛末に
ミステリ感がありました。
個人的にはミステリ講義よりの
作品だったのでもうち -
Posted by ブクログ
新たなトリックを日夜考え、実行可能なのか自分で実験を繰り返す推理作家の世古先生。彼が行きつけの居酒屋で働く青年ガクとの様々なトリック、推理作品のネタなどが軽妙な会話で展開される。
密室、アリバイ、完全犯罪、連続殺人不連続殺人などなど古今東西様々なミステリー作品も題材にしながら、世古先生の講義と提案とガクの質問とトリック崩しが楽しめる。
基本的にはガクはミステリーはほとんど読まないので、その分先入観なしにツッコミを入れてくれるところが面白い。
世古先生が自分の作品作りのために時に自らの身体を犠牲にしながらも実験して作り上げたトリックや日夜苦しみながら絞り出したネタをガクの指摘でお蔵入りになった -
Posted by ブクログ
2018年、11冊目は、隙間読書用として、主に電車移動とイベントの待ち時間で読んでいたもの。
2000字、4pという縛りで連載されていたものをまとめた一冊。まさに、少し空いた、隙間読書用にジャスト。
分量的に、伏線張り巡らしたり、細かな心理&情景描写は少ない。大どんでん返しも、深み、醍醐味も期待出来ない。良くも悪くも、アイデア勝負的色合いも濃い。初心者や、色々つまみ食いしたい方向け。
中身の多くはヒネり系オチになるのも致し方なし。それでも、スタンダード的、ホッコリ系、微グロ系、ユーモラスなもの、ホラー寄り、二段オチ、……etc。とベクトル様々。隙間の時間を埋めるのに、テンポ良く、オォ。ム -
Posted by ブクログ
自他共に認める名探偵・笛木日出男は依頼先の山荘であっけなく何者かに殺されてしまう。
どうやら幽霊になったらしい笛木は、やはり誰かに殺された健二とともに事件を推理していく。
どれほど笛木が名探偵か。
冒頭での灰浦警部補とのやりとりに描かれている。
なのに山荘に舞台が移ったとたんに名探偵は死亡。
まさか幽霊が推理していく物語?と思いながら読んでいくけれど、さすがに幽霊には推理は出来ても事件を解決はできない。
大掛かりな殺人を企てたわりに動機が弱いような気もした。
殺害方法も結果的には行き当たりばったりになってしまっている。
発想は面白いかもしれないけれど、何とも消化不良のような中途半端な物語になっ