蒼井上鷹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
カワイイ動物たちと、それを取り巻く人間たちの連作ミステリー。
個人的に可愛い動物が登場するだけで嬉しいので、
参考にはならないかもしれませんが…。
#ホットドッグが好きな犬
行きつけの喫茶店の娘さんとお近づきになりたい”おれ”
将を射んとすればなんとやらで、
モモちゃんに気に入られようと必死に努力するも…。
特製モモドッグ(塩分ゼロの豆腐ササミバーグ)がやけに美味しそう♪
#あなたの猫お預かりします
人間が勝手にロロちゃん、クーちゃんと名付け、
自分のうちの子だと思っていた黒猫ちゃん。
「二股?」猫ちゃんにそのつもりはないですから(笑)
「あなた。他にも隠してる家や名前があるんじゃありませんか?」あはは~
#うちの猫を責めないで
どうやらクーちゃんが、色々とやらかしているらしい。
「悪気はないんだ」「いたずらだ」「冤罪だ!」
動物たちに振り回される人間たちが愉快です。
彼らは本能の赴くまま行動しているだけなのにね~。
登場人物に、なんとも理解しがたい部分も多少ありましたが…
ミステリーの謎解きだとか深く考えず、かるーい気持ちでどうぞ♪ -
Posted by ブクログ
独特の奇妙な味わいで、ミステリー界に孤高のポジションを築く作家、蒼井上鷹(築いているのか?)。文庫で届けられた新刊は、どこかで見たような装丁。この方もとうとう、そういう路線に手を出したのかと思って読み始めると…。
いやあ、やっぱり蒼井上鷹は蒼井上鷹でした。『動物喫茶店ブレーメンの事件簿』と題されているが、カバーイラストのような美人の探偵役がいるかといえば…そもそも探偵役がいない。ブレーメンという店の存在も薄い。背景の一部というか、何というか…。
最初の「犬が電話をかけてきた」だけは、事件簿っぽい内容である。事件の内容はちっとも笑えないし、犯人の思考回路に色々突っ込みたくなるが、それでも無理矢理伏線を回収している辺りは、この方らしい味わいと言っておきましょう。
「この猫の名前はいくつある?」。どいつもこいつも、怪しい話に引っかかるかよと呆れてくるが、現実にこの手の詐欺は枚挙に暇がない。「宗像さんの福の神」。骨董の世界は魑魅魍魎が跋扈する。素人が欲を出したばかりに、無駄に混乱したという話…か?
「ノラが家出するわけがない」。こういうネタは、誰に書かせても受け付けない。蒼井上鷹の手腕をもってしてもだめでした、はい。「幕を引くには早すぎる」。何でそんなイベントやるんだとか、こんなにこじれる前にどうにかならかったのかとか、いくらでも突っ込めるが、早合点のようで早合点ではなかったってか。何だそりゃ…。
「猫は秘密を嗅ぎつける」。あるカップルが誤解に誤解を重ね…とだけ書いておくか。最後らしい大団円があるわけでもなく、今回も微妙な読後感が残ったのだった。
そもそも、普通にミステリーを楽しみたい読者にはお薦めしにくい蒼井作品だが、本作に至っては、街の日常を描いているような乗りで、もはや何が論点か、誰が主人公かすら曖昧である。短編なのにやたら込み入っているのは相変わらずだし。
それでも蒼井上鷹に興味を持ったというあなたには、『4ページスミテリー』辺りをお薦めしましょう。蒼井さんにはある種の才能があると、僕は確信しているが、その才能が広く理解される日は、おそらく来ないだろうなあ。 -
Posted by ブクログ
【本の内容】
こんなにしっかりしたアイディアを原稿用紙五枚ぽっちにしちゃうなんてもったいない。
と内外から言われ続ける、『小説推理』の名物連載「2000字ミステリー」。
でも、短いからこその、この面白さ!?
5年も続く当連載をギュッとまとめたこの1冊で、ぜひともお確かめを。
オール4ページ、全部で60本。
冒頭の「最後のメッセージ」は本格ミステリ作家クラブ編のアンソロジーにも収録された上作。
[ 目次 ]
最後のメッセージ
ロック・オン
唯一の目撃者
まちぶせ
あなたの笑顔が好き
2009年6月のある日
PK戦
疫病神の帰宅
深夜の客
被害者は意識不明〔ほか〕
[ POP ]
ショートミステリーの旗手・蒼井上鷹による、全ての作品が4ページという短編推理小説集!
読者を驚かせる仕掛けが随所にちりばめられ、4ページといっても読み応えは十分。
中でも本作の冒頭に収録されている「最後のメッセージ」は、本格ミステリ作家クラブ編のアンソロジーにも収録された傑作です。
毎日の通勤や通学のお供に、ちょっとした空き時間が楽しくなる一冊。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
「4ページミステリー」
全60本、ALL 4 PAGES。
本書は、小説推理と言う雑誌の連載「2000字ミステリー」をぎっと纏めたものらしい。全60本で、全部4ページで終わるショートショートミステリーなのだが、いくらなんでも4ページじゃあミステリーを味わえないとお思いの方、それは正しくもあるが、間違ってもいる。
確かに、長編ミステリーのようなしっかりした起承転結は望めない。なぜなら、ページが流石に足りないからだ。しかし、短編ミステリーのように、起があり、承があり、しっかり転んで結ばれている。だから、しっかりミステリーは味わえる。例えば、殺人事件ものは、しっかり出来上がっている。
短い文章な故、起承転結それぞれの配分は、偏ってはいるけど、短いからこそアンバランスさが気にならない。これが長編ならばちょっときつい。いつまでも登場人物の昔話が語られ、全然起が終わらないなーとなって途中で断念とかありえてしまうと思うのだ。実際、そういう経験は結構ある。
また、60本もあるのにアイディアやテーマの被りが無い(いや、あるかも知れないけど、短いからあんま気にならない)。
最後に60本全てを紹介するのは無理なので、個人的に気に入ったものを紹介しようかと。
*見舞い*
4ページと言う枚数がぴったし嵌った作品。父をこそっと想う男が、なんとも言えない。
*清潔で明るい食卓*
朝からギネスで、にやっとさせる話。
*九杯目には早すぎる*
シャレてるショートショート。映画の名セリフをうまく使った締め。
*堕ちるのは誰?*
刑事が自殺を図ろうと署の向かいのビルの屋上へ。後輩が説得に向かうが。定番の安定感。
本書のタイトルには、ミステリーと言う言葉がついてはいるが、ミステリー以外が結構多いので、ミステリー好きじゃなくても読み切れる。
そして、思った。4ページに収めるなら、ミステリーよりもそれ以外、例えば、人情系やホラー系、コメディ系が向いていると。