蒼井上鷹のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
カワイイ動物たちと、それを取り巻く人間たちの連作ミステリー。
個人的に可愛い動物が登場するだけで嬉しいので、
参考にはならないかもしれませんが…。
#ホットドッグが好きな犬
行きつけの喫茶店の娘さんとお近づきになりたい”おれ”
将を射んとすればなんとやらで、
モモちゃんに気に入られようと必死に努力するも…。
特製モモドッグ(塩分ゼロの豆腐ササミバーグ)がやけに美味しそう♪
#あなたの猫お預かりします
人間が勝手にロロちゃん、クーちゃんと名付け、
自分のうちの子だと思っていた黒猫ちゃん。
「二股?」猫ちゃんにそのつもりはないですから(笑)
「あなた。他にも隠してる家や名前があるんじゃありま -
Posted by ブクログ
独特の奇妙な味わいで、ミステリー界に孤高のポジションを築く作家、蒼井上鷹(築いているのか?)。文庫で届けられた新刊は、どこかで見たような装丁。この方もとうとう、そういう路線に手を出したのかと思って読み始めると…。
いやあ、やっぱり蒼井上鷹は蒼井上鷹でした。『動物喫茶店ブレーメンの事件簿』と題されているが、カバーイラストのような美人の探偵役がいるかといえば…そもそも探偵役がいない。ブレーメンという店の存在も薄い。背景の一部というか、何というか…。
最初の「犬が電話をかけてきた」だけは、事件簿っぽい内容である。事件の内容はちっとも笑えないし、犯人の思考回路に色々突っ込みたくなるが、それで -
Posted by ブクログ
【本の内容】
こんなにしっかりしたアイディアを原稿用紙五枚ぽっちにしちゃうなんてもったいない。
と内外から言われ続ける、『小説推理』の名物連載「2000字ミステリー」。
でも、短いからこその、この面白さ!?
5年も続く当連載をギュッとまとめたこの1冊で、ぜひともお確かめを。
オール4ページ、全部で60本。
冒頭の「最後のメッセージ」は本格ミステリ作家クラブ編のアンソロジーにも収録された上作。
[ 目次 ]
最後のメッセージ
ロック・オン
唯一の目撃者
まちぶせ
あなたの笑顔が好き
2009年6月のある日
PK戦
疫病神の帰宅
深夜の客
被害者は意識不明〔ほか〕
[ POP ]
シ -
Posted by ブクログ
「4ページミステリー」
全60本、ALL 4 PAGES。
本書は、小説推理と言う雑誌の連載「2000字ミステリー」をぎっと纏めたものらしい。全60本で、全部4ページで終わるショートショートミステリーなのだが、いくらなんでも4ページじゃあミステリーを味わえないとお思いの方、それは正しくもあるが、間違ってもいる。
確かに、長編ミステリーのようなしっかりした起承転結は望めない。なぜなら、ページが流石に足りないからだ。しかし、短編ミステリーのように、起があり、承があり、しっかり転んで結ばれている。だから、しっかりミステリーは味わえる。例えば、殺人事件ものは、しっかり出来上がっている。
短