【感想・ネタバレ】最初に探偵が死んだのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年08月14日

遺産相続の遺言発表のために集まった一族。殺伐とした状態で、事件の抑止力のために呼ばれた名探偵。しかし探偵が最初に殺され、次々と殺人が起こってしまうというストーリー。

タイトル通り、ミステリーの土台を覆す設定がまず面白い!にもかかわらず、閉ざされた山荘での連続殺人というベタさが読み進めやすい。そして...続きを読むもう一つ、死者の視点と生者の視点の二点から話が進められる。これがコミカルでまぁ面白い。

「設定」「駆け引き」「緊張感」「どんでん返し」が素晴らしい。つまるところ起承転結が素晴らしいということか。登場人物を騙し、読者を騙す、という流れが綺麗に決まったら作者は気持ちいいんだろうな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年09月23日

蒼井上鷹は,たまたま本屋で見かけた「九杯目には早すぎる」をきっかけに読み始めた作家。読みやすい文章とヒネリの利いたプロットの作品が多く,かなり好きな作家である。
「最初に探偵が死んだ」は,探偵である笛木日出男が,最初に死んでしまうという物語。この「最初に探偵が死ぬ」という部分までヒネリが効いていると...続きを読むいう秀逸な作品だ。
探偵として山荘についてすぐに死んでしまった人物は,その直後に殺された健二に探偵として山荘に来た人物だと見破られる。
健二達は現世の者とはコンタクトできない「G」という存在になり,自分を殺した犯人を見つけるために捜査をする…という西澤保彦を思わせるSFじみた設定。
この設定をベースに,蒼井上鷹らしいヒネリの効いたストーリーが進んでいく
作家・星野万丈の莫大な遺産を受け継いだ内野宗也には,血の繋がらない養子達。その中で殺人事件が起きる。捜査をするのは笛木の知人である灰浦警部補。嵐の山荘型のミステリらしく,相続人である養子達が次々と死んでいく。
その真相は養子達は実は全員星野万丈の実子であり,星野万丈の血を根絶やしにするために,内野宗也,その妻すせり,そして顧問弁護士の工藤久が協力して連続殺人を行っていたというもの。
探偵役の笛木を呼び寄せたのは,すせり達が,笛木のもとで助手として働いている八郎も星野万丈の子どもであると思っており,八郎を呼びよせ,殺害するためだった。
八郎はなんと,笛木を撲殺しており,笛木として山荘にやってきていた。山荘で最初に探偵役の笛木が死んだと思っていた人はここでガツンとやられる。山荘で笛木として死んだのは八郎であり,笛木はもっと早くに,八郎に殺されていたのだ。まさに,「最初に探偵が死んだ」である。
最後の最後は,灰原刑事の活躍により,樹里という少女の命だけは救われるという形で終わる。
読みやすい文章,ひねりの効いた(ひねり過ぎの?)プロット,そして魅力的なキャラクターと,さすが蒼井上鷹!といいたくなるほどの極上のエンターテイメント。
★5とするには,もう少し心に響くものが欲しい。とはいえ,文句なしの★4。

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Posted by ブクログ 2012年06月09日

<あらすじ>
雪の山荘で起きた連続殺人。解決するのは誰だ!?

作家・星野万丈の莫大な遺産を受け継いだ内野宗也は、
四人の養子に遺産相続の権利を与えていた。
ところが、新たな養子候補が現われたことから不穏な動きが。
内野の依頼を受けて、一族が集う雪の山荘に向った名探偵・
笛木日出男だが、何者かにいき...続きを読むなり殺されてしまう。
残された一族の運命、そして遺産は誰の手に!?
奇妙な展開、でも謎解きは本格派の長編ミステリー!

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Posted by ブクログ 2012年03月05日

蒼井上鷹先生・・・初作品ですが
トボけた作風のようです
動機や実行性はおいといて(置くんかい!)
話の展開が上手で、メインのアイデアが秀逸
(というか、特殊)で楽しめる作家さんのようです

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Posted by ブクログ 2011年10月01日

事件の抑止とのために呼ばれた探偵が
事件が起こる前に殺害されてしまう。

さらに山荘では、
遺産を巡って集まった養子たちまで殺害されていく…


犯人は誰か?
事件を解決するのは誰か?
遺産は誰の手に?

奇妙な展開の中に、本格的な謎解き。
普通のミステリに飽きてきた人に、是非。

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Posted by ブクログ 2011年09月12日

タイトル通り、なかなか奇をてらった作品。予想とはだいぶ違ったけどおもしろかった。少し物足りない感もあるけど、終わらせ方は好きでした。

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Posted by ブクログ 2011年09月08日

まぁ、こんなミステリー 読んだことがないな・・・ もちろんミステリーなので内容に触れるわけにはいかないが、タイトルが秀逸というかすべてを指している・・・

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Posted by ブクログ 2019年05月02日

内容はまぁ良かったです
ですが、あるキャラが言ったセリフが
そのあとで別なキャラが言ったことになってる
ところが2つくらいあったかな(気づいただけで)
そういうところでちょっと・・・

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Posted by ブクログ 2018年10月13日

莫大な遺産と養子たち一族と閉じ込められた山荘で起きる連続殺人。行動範囲の限られた地縛霊として最初に殺された探偵や更に殺されていく被害者らが推理をする一方で、生者の警部補と残された者たちも犯人を探る。殺されて幽霊になっていく様子が積み木を重ねていくような軽快さだった。どことなくコミカルでクラシカル。

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Posted by ブクログ 2017年03月28日

自他共に認める名探偵・笛木日出男は依頼先の山荘であっけなく何者かに殺されてしまう。
どうやら幽霊になったらしい笛木は、やはり誰かに殺された健二とともに事件を推理していく。
どれほど笛木が名探偵か。
冒頭での灰浦警部補とのやりとりに描かれている。
なのに山荘に舞台が移ったとたんに名探偵は死亡。
まさか...続きを読む幽霊が推理していく物語?と思いながら読んでいくけれど、さすがに幽霊には推理は出来ても事件を解決はできない。
大掛かりな殺人を企てたわりに動機が弱いような気もした。
殺害方法も結果的には行き当たりばったりになってしまっている。
発想は面白いかもしれないけれど、何とも消化不良のような中途半端な物語になってしまっている。
本格派長編ミステリーと裏表紙のあらすじに書かれていたけれど、どのあたりが本格派ミステリーなのか最後までわからなかった。

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Posted by ブクログ 2012年05月16日

『4ページのミステリー』から読み始めた蒼井上鷹さんの作品。
もうこれはタイトルで買っちゃいました。だって
最初に探偵が死んじゃうんですよ!過去にもそういった作品が
あったかもしれませんが、気になって買っちゃいましたねぇ~
でも最初に探偵が死んじゃったからといってその探偵が
無能だった訳ではなく、その...続きを読むへんも序盤で名探偵っぷりが
ちゃんと描かれていました。最後のほうは急展開の
連続でしたが、なかなか楽しく読めました。ほんとに最後の方は
いい意味でも悪い意味でも『え゛ぇ~』ってなりましたねぇ。

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Posted by ブクログ 2012年03月10日

楽しくサクッと読むことができました。おもしろさは普通。
いつも通りまあまあおもしろかったと書いておきましょう。(ソウシマショウネ)

読めばわかります「あぁいうアレ」ですね。

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Posted by ブクログ 2012年02月19日

タイトルにつられて衝動買い。

登場人物のキャラクターが面白く最後まで飽きずに読めた。
しかし、ラストに向けて新事実が続々出てきて「何でもあり」的な展開になるので好き嫌いがあるかもしれない。

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Posted by ブクログ 2012年02月16日

探偵が最初に死ぬ。設定としては面白い。安楽椅子探偵物の派生なんでしょうか!?
ただし、ストーリー的にはそれほど驚きのない展開。もう少しひねってくれてもよかったかな。

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Posted by ブクログ 2011年11月24日

タイトルと帯に書いてあった「仰天の展開」からイメージしていたのとは違って、ちょっと違和感。探偵が物語自体からフェイドアウトするわけじゃないし(まあそれが後半に必要になってくるものの)仰天感は薄かったかなあ。


ミステリを推理しながら読めないタイプだから、偉そうなことは言えないんだけども。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年11月08日

ミステリーにある凝ったトリックはありませんでしたが設定がとにかく濃かったです。
探偵役が一定の範囲内しか動けないという設定は面白いなーと感じました。
強制的安楽椅子探偵というか。ミステリーもので幽霊等が出てくると萎える方なのですが、あまり違和感はありませんでした。ただラストの大所帯ぶりにはびっくりで...続きを読むす。そして冬樹仲間はずれにされて可哀そうに…
あと読者が犯人当てをするようなミステリーではないなと思いました。

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Posted by ブクログ 2011年08月21日

タイトルどおり最初に探偵が死ぬ。
その後の展開、話の設定はおもしろい。
ただ残念ながら最後までそれを活かしきれていなかった。

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