中村建治のレビュー一覧

  • 日本初の私鉄「日本鉄道」の野望 東北線誕生物語

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    実際に鉄道のダイヤ改正に携わっていた方が自身の体験を語っている本です。なので網羅性はないのですが、臨時列車を1本入れるのにどれだけ悩むのか、といった苦労が良く判ります。それにしてもこれだけの作業をコンピューター無しで、紙と鉛筆と定規と電話だけでやっていたというの、今から見ると考えられない凄さですわ。

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    2021年04月23日
  • 中央本線、全線開通! 誘致攻防・難関工事で拓いた、東京~名古屋間

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    東京から甲府を経由して名古屋まで通じている
    中央本線。これは難工事の末、明治44(1911)
    年に全線開通しました。

    何と昭和36(1961)年まで、新宿から中央線
    全線を経由して名古屋まで13時間近くかけて
    「準急きそ」が直通で走っていたそうです。
    乗りたかった。

    本の内容は、若干ルート決定までの各地元の
    政治的な駆け引きに費やされている感はあります
    が、長大路線が作り上げられるまでの壮大な
    苦難が綴られている一冊です。

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    2020年06月17日
  • 日本初の私鉄「日本鉄道」の野望 東北線誕生物語

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    筋金入りのスジ屋が、昭和の激動期に手作業でダイヤを組む苦労談。国鉄が日本全国を管理していた時代であっても、鉄道管理局管轄地を跨ぐダイヤ作成は並大抵のものではなかったことが分かる。手書きのダイヤを基にした石版ダイヤを作成するのも、失敗が許されない緊張感が伝わってくる。つくば科学博輸送では、寝台列車をホテル代わりに運用していたことを初めて知り、驚きと羨ましさがつのる。千葉県在住だったので、自動車で科学博に行ったことが悔やまれる(笑)

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    2020年06月09日
  • 中央線誕生 東京を一直線に貫く鉄道の謎

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    多摩地域と都心を結ぶ大動脈、中央線の誕生を描いた1冊。なぜ一直線なのか、なぜ今のルートが取られていたのか、そしてオリジナル5それぞれの駅はどうやって決まっていったのか。中央線のあれこれが詰まった、とても勉強になる1冊でした。読んでから乗る中央線はまるでタイムスリップしていくような、過去に思いを馳せる瞬間が増えたりして。もし自分がその時代にこんな構想にかめていたら、ワクワクしながら過ごしていただろうなとも思いつつ、感謝を込めてまだまだ中央線のお世話になっていきたいと思った1冊でした。

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    2019年06月08日
  • 地下鉄誕生 早川徳次と五島慶太の攻防

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    銀座にあった胸像を見て、この人はなんで胸像になったんだろうと不思議に思って、この本を読みました。

    だいたい、三つの要素が混ざった話でした。
    ・都市交通の発展
    ・政治的な臭いやつ
    ・早川徳次の情熱と意地

    歴史書のようにも感じた。ロンドンから地下鉄を導入するってのが今回の話だけど、ロンドンで地下鉄が発明されて導入する話も知りたいなと思った。

    面白いのは登場人物のほとんどが50越えのおっさんてこと。ただ、こんな50歳にはなりたくないなていう人がほとんどだった。(性格が嫌いとかじゃなくて、気疲れするだけで、そんな楽しくなさそうや立場ということ)

    三枝匡さんの本よりもリアリティがあって泥臭い感

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    2018年12月29日
  • 中央線誕生 東京を一直線に貫く鉄道の謎

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    中央線のもととなる武甲鉄道開業の歴史を辿る。今の路線になった経緯などが分かり面白い。線路のように産まれた時からあるものが何故そこにあるのかを追いかける楽しみ。

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    2017年05月16日
  • 地下鉄誕生 早川徳次と五島慶太の攻防

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    地下鉄創世記のギラギラとした覇権争いが描かれている。佐藤栄作が、課長時代に営団を創り上げたのは驚いた。

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    2015年02月05日
  • 日本初の私鉄「日本鉄道」の野望 東北線誕生物語

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    読破。ダイヤを作成するってかなり大変なことだったようだ。それも当時は長距離在来線が多数で一つ動けばほかの列車すべてに波及する。これを考慮しつつ改正をしていた当時の国鉄のスジ屋はすごい。それも手書きである。

    エピソードとして面白かったのは武蔵野線だとかホームライナーの誕生秘話だった。
    国鉄としても何かしら危機感を抱いたうえで改革としてホームライナーを設定しようと四苦八苦する話はよかった。

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    2011年11月17日