【感想・ネタバレ】中央本線、全線開通! 誘致攻防・難関工事で拓いた、東京~名古屋間のレビュー

あらすじ

1889年、中央線の前身である「甲武鉄道」が、新宿~立川間で開業。
それから22年後、本州中央部を抜け東京(飯田町)~名古屋間をつなぐ、
中央本線が開業した。全通に至るまでは、
駅や経由ルートで激しい誘致攻防が繰り広げられた。
また、笹子トンネルや川の流れる谷あいを渡る事業など、
工事は難関続きであった。本書は、こうした全線開業に至る紆余曲折を、
事実に基づき綴っていく中央本線誕生の史話となる。

■著者紹介
中村 建治(なかむら けんじ)
1946(昭和21)年、山梨県大月市生まれ。明治大学政治経済学部卒。鉄道史学会会員。著書に『中央線誕生』『地下鉄誕生』『日本初の私鉄「日本鉄道」の野望』(以上、交通新聞社新書)、『山手線誕生』『東海道線誕生』の「鉄道誕生シリーズ」、『東京 消えた!全97駅』『東京 消えた!鉄道計画』『消えた! 東京の鉄道310路線』(以上、イカロスMOOK)の「消えた!東京の鉄道シリーズ」など。

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Posted by ブクログ

東京から甲府を経由して名古屋まで通じている
中央本線。これは難工事の末、明治44(1911)
年に全線開通しました。

何と昭和36(1961)年まで、新宿から中央線
全線を経由して名古屋まで13時間近くかけて
「準急きそ」が直通で走っていたそうです。
乗りたかった。

本の内容は、若干ルート決定までの各地元の
政治的な駆け引きに費やされている感はあります
が、長大路線が作り上げられるまでの壮大な
苦難が綴られている一冊です。

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2020年06月17日

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