豊島晋作のレビュー一覧

  • 日本人にどうしても伝えたい 教養としての国際政治 戦争というリスクを見通す力をつける

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    報道の現場にいるからこその、現在の国際情勢のリアルが綴られた一冊。
    ロシア、ウクライナ、そしてイスラエル、パレスチナそれぞれの論理を知れば知るほどに、それぞれの戦争状態が解決することがあるのかと、絶望的になるのも事実。

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    2025年11月16日
  • 日本人にどうしても伝えたい 教養としての国際政治 戦争というリスクを見通す力をつける

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    ほぼ毎日視聴しているWBSのキャスター豊島氏が書いた本当いうことで購読。
    ジャーナリストらしく様々な文献や資料を基に国際政治の現状を解説しており、「ウクライナ戦争は世界をどう変えたか」と合わせて読んで、非常に勉強になりました。
    この本を読む同じタイミングで「私96歳 #戦争反対」を読んだのですが、多くの一般の方が切に願う「戦争反対」が国際政治の現実ではなかなか実現しない理由が分かります。
    でも本当にこの現状はどうすれば変わるのでしょうか?
    そんなことを考えさせられる1冊でした。

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    2025年10月12日
  • 不器用だった僕がたどり着いた「伝え方」の本質

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    著者3冊目の本ですが、3冊共通して、とても分かりやすく読みやすいです。そういったところに著者の頭の良さが感じられます。ちなみに、誤字や表現が変なところが散見されるのも3冊共通(苦笑)。

    さて、本書の内容ですが、著者が『鉄則』として書いてるテクニックは、これまで世の中に出ている「伝える」「聞く」関連のノウハウ本にも書かれているものと大きくは変わりません。
    ただ、本書の最後に書かれている通り、教科書的にそれを書いているのではなく、自身の失敗談・経験として書かれてます。その意味で、書かれている一つ一つの内容に迫力を感じます。世界のトップレベルの人達を相手に決められた時間枠でインタビューをしなければ

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    2025年08月14日
  • 日本人にどうしても伝えたい 教養としての国際政治 戦争というリスクを見通す力をつける

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    戦争が起こる理由を、民族史や地政学を交えて説明。各国の行動原理は近隣国に対するスタンスが実によくわかる。

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    2025年07月06日
  • 日本人にどうしても伝えたい 教養としての国際政治 戦争というリスクを見通す力をつける

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    非常にわかりやすいです。
    また、それぞれの国の論理、言い分がその国目線で描かれており勉強になります。
    日本に住んでいれば平和で日々のニュースも他人事として流してしまっているかと思います。
    普段ニュースを聴いても正直わからないという方にはぜひ一読の価値があると思います。

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    2025年05月19日
  • ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 「独裁者の論理」と試される「日本の論理」

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    ウクライナ戦争は21世紀最大の戦争であり今後起こりうる可能性高い東西戦争の対応を考える上で重要なものである

    ロシアがなぜウクライナへ侵攻をした歴史的理由と仕切りに述べていた
    反ナチ化をするため 解放戦線であるということ
    ロシアには根源的な“恐怖心”と“トラウマ”がある
    18世紀 ナポレオンによるロシア帝国への侵攻(60万人以上) その際一時的にモスクワを掌握される
    20年代 第一次世界大戦時 ウクライナ、ポーランドを同盟国側に掌握される 国家財政が逼迫しロシア革命が起きる その後赤軍(レーニン)と白軍による内戦が5年にわたって繰り広げられた
    これによる人的被害は1000万人を超え、戦災孤児も

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    2025年02月02日
  • ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 「独裁者の論理」と試される「日本の論理」

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    大変参考、勉強になった。
    執筆時点で収集可能な公開情報に基づく分析がなされているとのことだが、ウクライナ戦争の歴史的背景、台湾戦争(有事)の可能性やシナリオが非常にわかりやすく書かれている。国際的な紛争は、各国が有する加害者意識と被害者意識、各国の「意図」と「能力」で引き起こされるという説明は納得が行く。
    考えたくはないが、台湾戦争は「いつ起きるか」の問題という認識は我々日本人は持っておくべきなのだろう。

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    2025年01月22日
  • 日本人にどうしても伝えたい 教養としての国際政治 戦争というリスクを見通す力をつける

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    なぜ戦争が起こるのか、どの国が悪いとかいう問題ではなく
    それぞれの国の言い分と歴史、そして軍事能力など様々な要因がある。
    日本もいつ戦争に巻き込まれるか分からない。
    それを回避するにはどうしたらいいのか。考えさせられる内容であった。日本の国会議員たちにこの意識があるだろうか。
    社会科の教科書としてもいいのではないかと思うぐらいであった。

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    2025年01月22日
  • ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 「独裁者の論理」と試される「日本の論理」

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    テレビ局の仕事をやりながら膨大な資料やインタビューに基づき書き上げた本。記者やキャスターが現職だからか、読者が知りたい論点を次々と提示し、中身や裏付けのある記述が展開される。とても勉強になったし、国際政治への関心が一層高まった。

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    2025年01月21日
  • 日本人にどうしても伝えたい 教養としての国際政治 戦争というリスクを見通す力をつける

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    今の国際情勢を知る、最も最新の情報が網羅されている本です。それもここまで読みやすく、わかり易く書かれている本はないのではないかと思えるほどの内容でした。この本こそ、多くの日本人に読んでほしいと、考えます。そして、今日本に足らない、ナラティブ思考を日本人が持たなければならないと思われました。

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    2024年11月27日
  • 日本人にどうしても伝えたい 教養としての国際政治 戦争というリスクを見通す力をつける

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    「中国による台湾侵攻は生じる」という前提で備えなければならない。本書の趣旨を一言でいうと、この一文かと思います。その危機感をもとに、中国・台湾だけでなく、ウクライナ戦争の当事国であるロシア・ウクライナ、パレスチナ問題の当事者のイスラエル・パレスチナ、そしてインドなど、著者の言う『各国の論理』を解説してくれてます。
    ところどころ文章が「あれ?」と思う箇所も散見されますが(読んだのが初版だから?)、基本的に読み易く、分かりやすいです。著者の筆力の賜物ですね。
    国際法に関する記述が多いのは、きっと著者が大学時代に国際法のサークルに所属していた影響でしょうね。

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    2024年10月23日
  • 日本人にどうしても伝えたい 教養としての国際政治 戦争というリスクを見通す力をつける

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    中国、台湾、イスラエル、パレスチナ、インド、そして日本とアメリカ。各国の立ち位置とその考え方や戦略がよく分かる、かなり勉強になる本でした。世界情勢を把握するうえで、この本が一番芯の部分から丁寧に説明してありました。次回作を望む!

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    2024年10月20日
  • 日本人にどうしても伝えたい 教養としての国際政治 戦争というリスクを見通す力をつける

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    これからの時代、アメリカ、中国、台湾、ロシア、ウクライナ、インド、イスラエル、パレスチナと現在知っておくべき国際政治の知識についてわかりやすく解説していてよい。一気に読める。

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    2024年10月13日
  • 日本人にどうしても伝えたい 教養としての国際政治 戦争というリスクを見通す力をつける

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    テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」キャスター・豊島晋作さんによる国際政治の本。

    米中関係
    中国と台湾関係
    イスラエルとパレスチナ
    ウクライナとロシア
    核攻撃について
    インドの台頭
    日本の課題

    本当に目から鱗のわかりやすさ!
    世界を見る目がぱっと開けた感覚になりました。
    特にイスラエルとパレスチナ問題はニュースを見聞きしてもなんだかもやもやして理解しきれないことがあったのですが、両者の立場にたった言い分、それぞれの論理がとてもわかりやすく説明されていてすっきり理解することができました。

    それにしても世界はこれだけ積み上げてきた歴史があり、みんな学校でも歴史を学んでいるのに、どうして戦

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    2024年08月16日
  • ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 「独裁者の論理」と試される「日本の論理」

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    長いけど分かりやすい。
    欲しい情報がぎっちり詰まってる。セカンドオピニオンは必要だろうけど、この一冊でお腹いっぱい。さすがメディアの人。池上彰さんのようなふむふむ感が満載。

    前半はロシア・ウクライナ戦争で、後半まるまる台湾有事について(作者は敢えて「台湾戦争」と呼ぶ)。日本が嫌でも巻き込まれるシナリオを生々しく語る。YouTubeでも中田敦彦さんが解説しているので観た人が多いのでは。内容はそちらで。

    この作品の一貫したテーマは「論理」。
    戦争の論理は被害感情から始まるという。汝、平和を欲するならば戦さの備えをせよ。これはローマ時代からある人類の財産で、今日でも平和の論理だ。私たち日本はその

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    2024年03月17日
  • ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 「独裁者の論理」と試される「日本の論理」

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    まず「とても読み易い」というのが第一印象で、著者が論文を書き慣れてるんでしょうね。たぶん大学・大学院にたくさん論文を書いて訓練したのだろうと感じました。
    内容は時事的なものなのですぐに陳腐化してしまいそうですが、とはいえ、最後の『台湾戦争』についての記述は、まだ変わらず価値のある警鐘だと思います。

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    2023年10月10日
  • ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 「独裁者の論理」と試される「日本の論理」

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    なぜロシアはウクライナに侵攻したのか、歴史的な背景と共に的確に教えてくれるとても良い本。プーチン暗殺の可能性なんかも考察してくれているのが面白い。
    合わせて世界の成り立ちや、アフリカの立ち位置、日本が台湾戦争(あえて有事ではなく戦争と言う)があったときにどう対応するのかというシナリオの検証など、盛りだくさんでした。
    少し時間が経って情勢は変わりつつあるけれど、お薦めです。

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    2023年09月29日
  • ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 「独裁者の論理」と試される「日本の論理」

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    名著。これは買ってよかった。寡聞にしてこの著者のことを存じ上げなかったがYouTubeが有名な様子。チェックしてみよう。経験豊富なジャーナリストが徹底した取材に基づいて書いたノンフィクションはかくも面白い。

    前半はずばりウクライナ戦争そのものについて。ロシアが戦争を始めた背景、なぜ戦況が長引いているのか(イコールロシア軍がそこまで強くないのか)の分析、対峙する欧米の反応についてなどウクライナ戦争の概要を掴むには十二分の内容。出た当初に読みたかった。

    後半は中国の台湾戦争の予測シナリオと対策、そして突き付けられる日本の課題について。リアリティを持って語られる戦争のシナリオはこの部分だけでも読

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    2023年08月15日
  • ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 「独裁者の論理」と試される「日本の論理」

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    テレ東の名物ニュースキャスターである豊島晋作氏の本。著者はテレビやYouTubeでも積極的に情報発信をしているため、本作の一部はすでに見聞きした内容であったが、新しい内容も多くあった。

    ロシアの変遷と彼らが抱える怯え、バルト三国やフィンランドといったロシアと国境を接し、歴史的に戦争経験もある国々の思い。第三局としてのインドやアフリカといった国々の思惑等、ウクライナ戦争を舞台に地政学的な解説が続く。

    最終的には台湾戦争という将来起こりうるリスクと戦局、その際の日本の立ち位置等具体的な部分まで突っ込んだシミュレーションがされている。

    国際政治の興味深さと普段真聞きしているニュースの限定性につ

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    2023年06月14日
  • ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 「独裁者の論理」と試される「日本の論理」

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    テレ東bizを見てから豊島さんのファン
    ここまでリサーチできる力とそこから冷静に状況を説明できる客観性は毎度お見事

    もし台湾戦争が起きてしまった時、日本があらゆる言い分を用いて一ミリも戦争に参加しない場合、日本人は命を落とさないかも知れないが、何十年にも渡って台湾という盟友を見捨てた国家として、国民は更に誇りを無くして生きていくことになるのではと思ってしまう

    もちろん何も起きないことが一番

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    2023年04月22日