鶴間和幸のレビュー一覧

  • 人間・始皇帝

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    ネタバレ

    人によっては漫画、もしくはある英霊…ゲフンゲフンとかで
    読む機会もあるかもしれません。
    でも結構にこにこできるのがあると思いますよ。

    始皇帝が生きている間に遭った事件にも
    驚きでしたね。

    ある乱を起こした人物のことですが
    紹介され方がひどい(笑)
    巨●の持ち主ですからね!!
    (まあ本人もそれを自慢していたわけで)

    この乱に関しては以下自重で…

    彼の死に関してもまた衝撃でしたね。
    「生きているもの」として扱われたこと。
    そして死後にも混乱はあったこと。
    (結果秦、滅亡)

    彼の死後のお話が濃かったな…

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    2022年11月17日
  • 人間・始皇帝

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    キングダムを見ているので、もっと知りたいと思い手に取りました。「嫪毐」が実在していたことなどを初めて知りました。始皇帝といえば、「兵馬俑」ぐらいしか思い浮かびませんが、最新の発掘データなどを基にしている書なので、いろいろなことが知れるいい本です。

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    2022年09月17日
  • 中国の歴史12 日本にとって中国とは何か

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    シリーズの締め括りとして、全時代を通して中国の国土や歴史がいかに形成されてきたか、世界そして日本との関わりはどのようであったかを示す論考が六編収録されている。共通の文化基盤を持つ一方で、全く異なる価値観を持つ隣国との関係を考えるにあたって、表面的な知識は逆に相互理解を妨げることがあるという指摘は示唆に富むものであると思う。

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    2021年06月18日
  • 中国の歴史3 ファーストエンペラーの遺産 秦漢帝国

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    ファーストは偉大です。
    なんせ最初の人だから。始皇帝の秦は早々崩れてしまうけど、その教訓を活かして、漢は国づくりを行う。日本で言うところの、武士の象徴は源氏、というところだろうか。

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    2020年12月15日
  • 人間・始皇帝

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    始皇帝の統一までの話と秦の崩壊を、司馬遷の史記ベースに、最近の発掘調査の成果も交えて話が進む。学術的な要素が強いが、始皇帝の暴君のイメージが近年中国でも見直されているというのは、この本にかかれている調査結果も関わっているのかなと思う。特に、全中原に敷いた政策や法治制度については、その後の中国の文化やひいては日本の制度にも深く関わっているようで、始皇帝が単に最初に中国を統一した人、ではないことがよくわかった。

    実は、キングダムの進みがおそすぎて読み始めたが、途中さらっとキングダムネタバレ要素があって、あーもう漫画はいいかな、って気になってしまった笑

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    2020年01月05日
  • 人間・始皇帝

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    文章ちょっとクセがあるけど、へえ、最近の研究ではそうなってるるのか、みたいな驚きがたくさん。中国はまだまだ資料が出てくるのね。ていうかはやく始皇帝陵あれしてほしい。

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    2021年01月05日
  • 人間・始皇帝

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    始皇帝の波乱に満ちた生涯を追う。
    司馬遷『史記』の記述が取っ掛かりではあるが、近年出土した多数の竹簡や、陵墓の発掘や解析といった「最新資料」を基に、史実を丁寧に捉え直すことが試みられている。

    例えば「焚書坑儒」については、あくまでも北の匈奴や南の百越との対外戦争を批判する知識人に対する言論弾圧(儒教弾圧というのは、後の儒者により作られた「イメージ」)であり、始皇帝自身、儒教的価値観(君臣父子等)を大切にしていたというのが史実のようである。

    中国の古代史や地理の予備知識が少ないと、十分に読みこなすのは難しいが、地図、人物紹介、年表といった参考資料が豊富であり、親切な作りとなっている。

    始皇

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    2016年04月18日
  • 人間・始皇帝

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    始皇帝って、日本の戦国時代に例えると織田信長か。その少し後の時代の、劉邦・項羽に比べると、今ひとつ人間的にどういう人かよくわからんのだなぁ。史記は漢の時代に書かれただけあって、漢のフィルターがかかった始皇帝像なわけだが、この本は近年の研究成果から本当の姿に迫ろうとしていてかなり興味深い。
    そもそも、本来の名前は贏政でなく趙生というところからして目ウロコ。
    キングダムは一応読んどいたほうが良いかなぁ。

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    2015年12月19日
  • 人間・始皇帝

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    ネタバレ

    キングダムの影響で読んだ。広大な中国を30年足らずで統一するっていうのは改めて驚かされる。存在が偉大すぎて死去後3年で崩壊するとは。

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    2015年12月09日
  • 人間・始皇帝

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    最近の考古学の成果を活用して史記の記述を再検討している。始皇帝が東方の進んだ文明や祭祀を積極的に取り込んで行った様子、北と南の戦争で中華と蛮夷を区別したこと、統一後の皇帝という称号の選択や李斯を中心とした法家による支配などがわかる。また胡亥の二世皇帝は始皇帝の指名だった可能性、実際の年齢が12歳でしかなかったこと、趙高がいわゆる宦官ではなく法家だったことなどが意外で面白かった。また考古学の成果から当時の官吏の仕事や夢占い、28宿と四神の対応などがわかる。

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    2015年10月16日
  • 始皇帝の戦争と将軍たち  秦の中華統一を支えた近臣軍団

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    表題のとおりの内容。当然かと思うがキングダム感はほぼ無く、あとがきで少しだけ触れられる。それでも、ネタバレとなる部分は回避出来ないので、ストーリー重視でキングダムを読んでいる方にはあまりお勧めしない。

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    2025年03月22日
  • 始皇帝の戦争と将軍たち  秦の中華統一を支えた近臣軍団

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    はい、始皇帝です
    もう始皇帝ですもう

    いやーどうしようかなー
    年が明けたら謙三アニキの『チンギス紀』読み始めようと思ってたんだけど、『史記』もいいな〜
    この時代も面白いやね〜
    北方謙三アニキが『史記』をどんなふうにねじ曲げてるか興味あるわ〜(言い方!)

    そしてまぁ始皇帝といえば漫画『キングダム』で、わいも大好きなんだけど、本書ちょっと『キングダム』にあやかり過ぎですね
    指導1です
    指導2で反則負けなので気を付けて下さい

    あ、あと『キングダム』ファンの人たちに金言を授けよう!
    『キングダム』大好きな人は、あんまり史実にあたるな!

    楊端和と羌瘣が男だって知ってがっかりするから(だから言うな

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    2024年11月28日
  • 始皇帝の戦争と将軍たち  秦の中華統一を支えた近臣軍団

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    本の構成・内容ともに秀逸。歴史好きにとっては、つい買ってしまいたくなる本。

    第二章・第三章では、各時代での各国の領土を国境線を引いた地図を用いて説明してくれてます(計10枚)。特に六国が滅ぶ段階では、各国が征服された時点で地図を示してくれており、秦が領土を拡大していく様が良く分かります。また、秦が「どこ」を「なぜ」「どのようにして」攻めていったのか、そのルートも含めて、想定も加えながら解説されてます。
    第四章・第五章では各国の将軍や文官などについて、どのような人物だったか、「史記」だけでなく、「戦国策」や「編年記」などの文物にも触れながら、端的にまとめられてます。

    上記の第二章から第五章ま

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    2024年08月16日
  • 始皇帝の戦争と将軍たち  秦の中華統一を支えた近臣軍団

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    『キングダム』好きなら気になる、六国制圧の行方(ネタバレ)を史実から紐解き、李信や王翦、謄といった大将軍たちがどのように戦い死んでいったかをまとめた本。

    始皇帝嬴政は晩年の焚書や不老不死を追い求めたイメージから暴君とされがちであるが、その実態は身分を問わず外国からも優秀な人材を登用し、法や戸籍、税制にいたるまで現代の国家運営に通じる様々なシステムを整えていった不世出な指導者なのは疑う余地がない。

    そして、六国を従属ではなく滅亡させたことで、それ以降の中国は漢や唐、明といった統一国家によって支配されていく。この中華思想自体がグローバルに大きく影響を与えているわけで、日本はその最たる国であろう

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    2024年08月09日
  • 始皇帝の戦争と将軍たち  秦の中華統一を支えた近臣軍団

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     始皇帝に関する最低限の知識があることを前提に書かれていること、テーマごとに整理されていること等、歴史の流れを追ってわかりやすく書かれた本ではない。ただ、キングダムに描かれた英傑たちが歴史資料にどのように表れているのかがわかり、興味深い。

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    2025年12月07日
  • 始皇帝の愛読書;帝王を支えた書物の変遷

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    始皇帝というと『韓非子』の愛読者である(結局著者を殺害しているけど)こと、焚書坑儒をやったという面でしか書に関する印象は無い。本書を読むと読書量というか文字処理能力が高いことが伺える。紙でなく木簡で読んでいるので文の切れ目が異なっているとか、その為か全文は読んでいないという事だが、これも一を知って十を知るというタイプだったのかもしれない。
    これだけ読書していても最後は神仙思想というか不老不死の本を読むオカルト本愛好家のようなっており人間的に親しみが湧いた。

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    2024年07月11日
  • 始皇帝の愛読書;帝王を支えた書物の変遷

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    「始皇帝の愛読書」は中国史実を十分理解がないと難解だ、特に様々な書物名・著者等は難しい。始皇帝は30歳後半から40歳後半までは敵の多くを殺戮・穴埋めなど卑劣な行動になった、などから帝王学として参考にしたのは「韓非子」「老子」「商君書」及び「呂不春秋」「十二紀」等が愛読書だったに違いない。晩年の愛読書は「卜筮」「易経」「医書」など長寿を夢見た始皇帝(50歳で崩御)らしいものへと変わっている。

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    2023年06月18日
  • 始皇帝の愛読書;帝王を支えた書物の変遷

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    思ったより難しかった。半分も理解できていないと思う。そもそもの春秋戦国時代の歴史の知識がもっと必要だった。
    あと漢文。たくさん引用されていたけど、自分は全く読めないから。

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    2023年06月06日
  • 中国の歴史12 日本にとって中国とは何か

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     この本の評価は難しい。内容的には2005年に出版された本をほんの少しお化粧して2021年6月に出版されたもの。この12巻が最後なのでこれで完結。とにかく題名が素晴らしい。「日本にとって中国とは何か」である。6人の歴史学者がそれぞれ分担して数十ページずつ書いているのだが、もう一度全面的に描き直してほしかった。
     ただ、企画が素晴らしいので本屋で手にしてから数日で読み切った。11巻も一緒に買ってあるのでそれも読むことにする。内容は退屈することのない論文なのだが…

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    2021年06月13日
  • 人間・始皇帝

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    アニメ「キングダム」で始皇帝に興味を持ち読んでみる。教科書などでこれまで得た知識は、兵馬俑や万里の長城、焚書坑儒など一般的なものしかないので史実を深く知りたくなる。本書では、最新の研究結果もふまえて始皇帝の業績に触れ、さらに人物像に迫っている。

    これまで始皇帝の記述は、司馬遷による「史紀」によるところが大きかったが、最近では古井戸の発掘などで竹簡などの新しい資料が明らかにされているとのこと。新たに発見された同時代の資料は、始皇帝がこれまで一般的に語られてきた暴君のイメージを少しずつ変えているらしい。

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    2021年02月04日