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Posted by ブクログ
秦の始皇帝は暴君のイメージが強いが、実は秦王贏政としての時代が26年あり、統一後の皇帝としての11年の印象によるものが多い。秦王として他国出身の優秀な人材を集団として活用した人たちが、政治では呂不韋、李斯、趙高であり、また後に楚王になった昌平君も秦王政を支えていた。他6国との征服戦争に際しては将軍の李信、蒙武、王賁、王翦たちが活躍した。彼らの多くが秦出身ではなく秦王贏政の人間力に魅かれて、集まってきた人たちだったとは、劉邦の家臣団を思い出す。楚との闘いでは若い将軍・李信、蒙恬たちが一度は大敗北も経験していた!若い日には母の愛人。嫪毐(ろうあい)や異母弟の長安君成嬌の反乱なども経験した苦労人だったとは驚き。そして近年の発掘により史記に書かれていない事実が明らかになってきているという歴史学の進展が力強い。
Posted by ブクログ
中国古代史の専門家による、秦の始皇帝にょる中華統一の歴史を史実に基づいて解説した一冊。
映画化もされた大人気漫画「キングダム」を前から好きで読んでいますが、実際の歴史についてかなり詳しく知ることができます。著者は、この分野の専門家として、映画「キングダム」の監修も務め、原作者とも交流するかたです。漫画「キングダム」は史実に沿ったストーリー展開をしており、ある意味ネタバレなのですが、数少ない資料の中で、かなり研究が進んでいることや、漫画も史実に忠実に進められていることもあらためて理解できました。各国の勢力図の推移、年表もそうですし、統一を支えた秦の将軍や敵対した各国の将軍なども詳細に解説されており、楽しく読めました。今後の「キングダム」の展開がますます楽しみになってきました。
<目次>
【第一章】始皇帝の人間力 ――近臣たちとの特異な関係性
【第二章】合従と連衡の戦争
【第三章】六国滅亡の十年戦争
【第四章】統一を支えた近臣たち
【第五章】秦に対抗した六国の英傑たち
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