吉宗鋼紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前々から読もう読もうと思っていた ”柴犬” こと「シュヴァルツェスマーケン」をアニメ化を機に読み始めました。
物語初っ端から定数の2/3と既に壊滅している中隊、次々とBETAに飲み込まれる防御陣地、そして仲間の死と絶望的な末期戦の展開で驚きましたし、そこがまた内田先生らしいと感じました。
途切れることのないBETAの侵攻という国家どころか人類存亡の危機の中であっても「西と東の対立」があり、東ドイツの中であっても「国防省と国家保安省の対立」があるという救いようのない国をそれでも守るべく戦う主人公達の戦いは目が離せません。
意外だったのは政治将校グレーテル中尉の心境の変化でしょうか。
当初はス -
Posted by ブクログ
いろいろとよっしゃきたああああっと思わせといてageお得意の一転急降下というか・・・やっぱりなのか、といった感じです。
戦場とベルリンととあちこち状況が変わるのでややこしい。いまいち理解し切れてないのでもう一回読みます。
第一世代機で重光線級・要塞級とやりあうこの絶望感。
佐渡島で囮買って出た武ちゃんはやっぱり凄いね。XM3と不知火あるにしても
逆に言うとこんだけ絶望的なのが機体とOSでどうにかなるもんなんだなぁ
またまた続きが気になる引き方をされてしまいましたので夏までおとなしく待ちます。
本編はあと二冊くらいだろうか・・・?レクイエムの#2も楽しみにしてます。 -
Posted by ブクログ
オルタ本編やTEではあまりかたられない陸続きの地での撤退戦、包囲戦、被殲滅戦・・・ムゴイ。
シルヴィアの話は重すぎです。とりあえず扉絵の美少女誰ですかっていう
ただ、冷静に考えるともう死地とかした大陸で、女兵士・衛士が多数いることを考えるとああいうことも特段珍しくはないのか・・・と思ってしまう。まぁ、彼女らの場合は特殊かもしれないが
クルトさんの話。あれ、こんな清純派だったのかというクルトさん。
ノイェンハーゲン基地でのことを考えるとなんだかどんどん気が重くなる。救いはないんですか・・・
イングヒルトの話。なんだかよくわかんない女の子がいっぱいでてきたけど消えてしまった。BETAこわい
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Posted by ブクログ
ネタバレマブラヴアンリミ・オルタの世界観を同じにする作品.
著者の内田さんは過去にも戦争ものの小説を出しているようで,武器なども含め戦闘描写の細かさを感じた.
ただ,ちょっとその描写が細かすぎて煩わしかったり,ややこしいと感じることはあった.
ストーリーとしては,東ドイツを舞台にしているということで,社会主義やシュタージによる思想統制がキーとなっている.
マブラヴオルタ自体もかなり思想的なものが激しいが,こちらはさらに輪をかけて激しい.
その分話が重たくなっており,マブラヴシリーズの中でも一番重厚なストーリーになっていると感じた.
1巻ではまだまだ序章という感じで,思惑が行き来しているのはわかるが