高須正和のレビュー一覧
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この本はスタートアップや雑誌Makeで活躍するエンジニアが書いた本です。
著者は、中国での量産の経験を持ち、デジタル製品に関する中国のエコシステムに造形が深い方です。
中国での量産に関心のある人が読めば、たくさんの知見が得られるでしょう。また、彼は、ICやSDカードのみならず、ウイルスの遺伝子まで「...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルの通りシリコンバレーの歴史を語る本なのだけれど、久しぶりちこれくらい分厚い本を読んだ。
ただ、分量が多く読むのに時間がかかったが、文章自体はストーリー的で読みやすかった。
読んでみての感想としては、シリコンバレーのように世界のイノベーションの中心となるような場所を計画的に作ることはほぼ不可...続きを読むPosted by ブクログ -
ページ数があるが写真もあるので尻込みせずに読める
もしモノづくりをするならこの本を参考にしたい
特許にはポイズンピル、著作権にはEFFのコード書きのための権利プロジェクトFAQが参考になりそうPosted by ブクログ -
最初の方は、家電メーカーのメカ屋だったこともあるのでまあそんなもんだろうというか、ヒケとかゲートとか別に本で読まなくてもいいかなーと思ってたんたけど、途中から、偽造のSDカードをどうやってみつけるのか?とか、中国のエコシステムは?とか、あげくの果てはDNAをCRISPRでやるのってまあハックだよね。...続きを読むPosted by ブクログ
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書名は『ハードウエアハッカー』となっているが、いわゆるハッキングではなく、メイカームーブメントにまつわる、とても幅広い話題を扱っている。
中身は、Part1については「EMSで行う小規模量産」のテキストである。通常のメーカー勤務であってもこの内容を身につけるためには2〜3年の実務経験が必要だろう。...続きを読むPosted by ブクログ -
題名や副題から想像する内容とはずいぶんと違っていた。本書は、タブレットのような電子基板が組み込まれた装置またはデバイスのようなハードウェアを量産するための仕事の進め方という内容である。
生産は中国で行うことを想定しており、深圳での実際の量産立ち上げ経験をもとに、中国メーカーとの付き合い方から、設...続きを読むPosted by ブクログ -
工業製品のモノづくりの現実を知る機会は意外に少ない。生産技術の本でも工場見学でもある一面しか知ることができないが、本書ではオープンハードウェアの量産を通して著者が経験した実態が書かれており貴重な内容だ。加えて興味深いのは、中国で横行するコピー商品について、必ずしも悪い面ばかりでなく必要に迫られて出て...続きを読むPosted by ブクログ
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不思議な本だ…確かに「ハードウェアをハック」する話なのだが対象はスマホから遺伝子まで幅広く、挙げ句の果てには「法の境界に挑む」と堂々宣言。そのルーツは第2部で西欧と中国における知的財産の違い(オープンソースと公开)を通して語られる。深圳で活動してきた著者だからこそ中国式イノベーションに思う所がある...続きを読むPosted by ブクログ
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工学の本か、lifehackの本か判断が難しいが
Lifehackの本だと思う。
工学の人は、よく「発明の呪い」にとらわれて、先にすすめなくなることがあるが、
この人は、うまいこと理学的「発見的手法」で乗り切ってる気がする。
NeTVが一番ぼくの分野に近いと思うけど、ブロック図を見ても、チャキチ...続きを読むPosted by ブクログ -
シリコンバーを取り巻く75年の産業と政治の歴史。全編588頁のボリュームに圧倒されながら、読み終える頃には一つの旅を終えた気分になる。Posted by ブクログ