緑川ゆきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タキと田沼くんがメインの第16巻。
第64,65話「結んではいけない」はタキのお話。
こういうパターンって、初めてなんじゃないかな?と思いました。
タキはわりと妖と交流したいタイプというか、そういうモノを大切にしてるふうに見えるので、危なっかしいけど、妖にこんな想われ方をすることもあるのかもしれないですね。
なんか可愛いお話でしたv
第66,67話「遠い祭り火」は田沼くんのお話。
田沼くんも小さい頃は苦労したんだろうなーと思いました。
友達だからって何でもかんでも話す必要はないと思うけど、それでも「見える」ことを共有してきたタキと田沼くんに対して秘密が増えていくのは、夏目にとってツライ事なんだろうなと思います。
特別編14「徒花の住み処」は、レイコさんを待ち続けた白鬼のお話。
本編が少し切ないような気がする分、こちらは何だかほっこりするようなお話です。
次巻にも期待です(*^ー^)/ -
Posted by ブクログ
大好きな漫画のノベライズ。
筆者≠漫画家。しかし筆者はアニメのシリーズ構成の脚本家ということで、作品の雰囲気や登場人物たちの性格などは崩れることなく書かれている。
筆者がどれだけこの作品を好いていて、大切に、丁寧に書いたのかが作品とあとがきから伝わってきた。
3篇のうち一番好きなのは「ランプ堂奇譚」。
序盤で物語の流れは大体想像がついてしまったのだけれども、それでも筆者があとがきで大事にしたと言っている空気感が文章から伝わってきて、終盤は本家の漫画を読んでいる時と同じ切なさと感動が味わえた。
「妖の夢路」は厳選集で読んでいたので再読。
なので「ああこの話前にも……」と感じたのだけれど、それが「見た」のか、「読んだ」なのかが分からなかった(笑)。
さすがアニメの脚本家。脳内で映像化しやすい、かつ違和感のない文章だった。
文章の固さや量は、小説好きな人には物足りないくらい。けれどそこも夏目らしい雰囲気を造り出す1つの材料になっているように感じた。 -
Posted by ブクログ
二巻から息つく間もなくノンストップで駆けていってしまって、読み終わった後はなんだか落ち着かなかった。
初めは外見も中身も男の子にしか見えなかったセツが段々、無自覚ながらも女の子として開花していって、疑心暗鬼だったキャラクター達との信頼を紡いでそれを確信ある物にしていく。
一巻と比べるとイラストの線も、こころなしか台詞もハッキリとしたものになってきて、少しの迷いも感じさせませんでした。とにかく迫力ある一冊。多分、もう一、二冊のばしても充分に面白い作品だったんじゃないのかなあと思います。
沢山の事を盛り込みながら嵐のようにさっと訪れて、引き際もさっと引いて終わってしまったので、個人的にはもう少しルカや一世代上の人達の真意に余韻を持ちたかった。
始まりはアッサリでしたがそこにまとわりつく陰謀や策略が意外と奥深くまで浸透していて、一冊読むのにはかなり体力を使いました。
ラストについては私は好きなタイプです。ああいうのが今の夏目を書いておられる緑川さんらしい。読みやすさではやっぱり最近の作品の方がするするっと読めますが、作品から感じ取れる想いは今と変わっていないのがファンとしてはすごく嬉しい作品でした。