廣瀬陽子のレビュー一覧

  • ロシアと中国 反米の戦略

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    トランプ政権時代、ロシアのウクライナ再侵攻前の中露関係概説書として振り返る。時代は誰も予測できない方向に舵が切られた。本書を読みながら改めてそう思った。

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    2022年07月09日
  • ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略

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    ロシアの外交政策とそのひとつであるハイブリッド戦争について知りたい人におすすめ。

    【概要】
    ●ロシアのハイブリッド戦争とは
     ハイブリッド戦争の現状、脅威
    ●ロシアのサイバー攻撃と情報戦・宣伝戦
    ●ロシア外交のバックボーン
    ●重点領域-北極圏・中南米・中東・アジア
    ●ハイブリッド戦争の最前線・アフリカをめぐって

    【感想】
    ●ロシアとウクライナの紛争が顕在化した2022年以前に書かれた本
    ●ロシアが実施するハイブリッド戦争の内容がよくわかる。
    ●中国と同じく、ロシアの地政学的計算による世界への進出について地域毎にまとめられていて理解しやすい。
    ●日本では国内の些末な問題ばかりメディアで取り上げられているが、世界的な各国の活動を見ていると、日本は現状で大丈夫なのかと心配になってくる。
     マスコミによる情報配布に偏りがあるのか、それとも報道されるように足の引っ張り合いのような議論しか国会ではなされていないのか。

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    2022年05月28日
  • ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略

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    プーチン以後のロシアの外交戦略を調べると、国力の不足する中でハイブリッド戦争の手法を編み出してきたことがわかる、そのキーワードはサイバー戦・PMC・政治技術(世論誘導攪乱)である、と言うあたりが著者の主張で、流れや事例を鳥瞰しているところに価値があると思う。
    概観なのでここの事例については踏み込む紙幅がなかったようだ。
    世界情勢やサイバー戦に興味のある方にお勧めする。

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    2021年06月28日
  • ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略

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    ネタバレ

    2013年 ウクライナ危機
    プロパガンダ、親露派政治家、民兵、フェイクニュース、サイバー攻撃、経済脅迫
    領土拡大ではなく、旧ソ連地域での影響力の拡大による一極を目論む

    PMC 民間軍事会社
     最前線で戦う戦士一人につき100人の後方支援。
     ロシアでは非合法事業
      ワグネル 5000人以上? 2000人以上が戦闘要員
    シャープパワー
     ソフトパワーの悪質版 フェイクニュース クリミア併合
    サイバー攻撃
     攻撃範囲が無限大、相手の特定困難、小が大を攻撃、不可視、法的グレーゾーン
     ロシア サイバー軍1000人 中国10万人、日本500人へ
     APT28 ファンシーベア、APT29 コージーベア、ブーデゥーベア、ベノモウスベア
     DDoS攻撃
     IRA 大統領選挙操作

    エストニア
     2013年タリンマニュアル NATOサイバー防衛協力センターCCDCOE
    ジョージア
     2011年CERTサイバートラップ ロシアのハッカー情報取得
     中露 2015年サイバーセキュリティ協定
    北極圏
     温暖化による天然資源 北極海航路=北方領土の主点 択捉国後 潜水艦航路
     軍事砕氷船、ミサイル防衛、航空機ツボレフTu160、極地戦車リザル、
     空中発射弾道ミサイル キンジャール
    ニカラグア
     軍事支援 2017年グロナス(≒GPS)基地「チャイカ」
    インド
     軍事深化 70%がロシア製兵器 地対空ミサイル トリウームフ 原発2+5基導入へ
    中東
     シリア紛争への介入 海軍空軍基地 トルコへ接近 地対空ミサイル導入

    武器大国
     通常兵器で劣る面を ミサイル防衛、極超音速、核搭載型の新型兵器
      極超音速滑空体 アバンガルド
      極超音速ミサイル キンジャール
      原子力推進魚雷 ポセイドン
      原子力推進巡航ミサイル ブレベスニク
      新型ICBM サルマト

    アフリカ 最前線
     地域紛争に関与 軍事拠点  天然資源 鉱物の輸入
     非国家主体との対決の経験 欧米の価値観を共有できない非民主体制国
     表面的に同じ方向の中国とも対抗し、中国一片道倒を避ける心情を利用

     ①武器兵器販売 原子力発電の輸出
     ②安全保障(反乱やテロ対策コンサルティング:グレーゾーンPMCとの連携)
     ③国連で65票の政治的ツール 影響力 フェイクニュースのフランチャイズ化

    対抗策
    ・敵を知る
    ・サイバー領域レッドラインを設ける
    ・敵の負担コストを上げる
    ・防衛強化(サイバー衛生):情報リテラシー教育
    ・攻撃(インフラへのサイバー攻撃):反撃用ウイルス
    ・結果の警告(抑止効果)
    ・サイバー、宇宙条約(ジュネーヴ条約)
    ・同盟維持強化(中露対抗)
    ・リーダーシップ(国民への認知):ホワイトハッカー

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    2022年12月25日
  • コーカサス 国際関係の十字路

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    コーカサスの国際関係(ロシアとチェチェンやアゼルバイジャン、グルジア、アルメニアなど)をざくっと知ることが出来る。文章も読みやすく分かりやすい。

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    2017年08月01日
  • コーカサス 国際関係の十字路

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    まだまだ理解が及ばない部分もあるが、本書のおかげでだいぶ地名や民族名、国家間の力関係が頭に入ってきた。

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    2015年10月24日
  • 強権と不安の超大国・ロシア~旧ソ連諸国から見た「光と影」~

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    コーカサス地方に行った彼女が、実体験を踏まえて旧ソ連の国々について綴った一冊。

    旧ソ連の国々の中に半独立国があることも知らなかったし、それに対してロシアが加担してることも知らなかった。
    全体を通して旧ソ連情勢を知ることができて、とても勉強になった。

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    2015年07月22日
  • 未承認国家と覇権なき世界

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    今読んでおく価値があると思う。台湾のような半ば認められた存在はさておき、ソ連崩壊後から今に至るまで続いている未承認国家や、国家と言いつつ内部分裂が起きている地域は実に数多く存在していることを改めて知る。
    読んでいて、今、世界で戦争が起きているという実感がある。アメリカもロシアもヨーロッパもそこに手を出している。今はそういう時代なのだと実感する。

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    2014年09月14日
  • コーカサス 国際関係の十字路

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    ロシアの裏庭であり、ヨーロッパを視界に含めつつ、
    中東も意識しなければならないコーカサス地方の
    国際関係について記した一冊。
    各国各地域の緊迫した情勢や経済関係、政治情勢を
    わかりやすく概説している。

    大国に囲まれ様々な圧力がかかる中で
    方向性を探る背景に少し触れられたように思う。
    ぜひ次は個別の国についてさらに掘り下げた一冊を読んでみたい。

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    2012年12月03日
  • 強権と不安の超大国・ロシア~旧ソ連諸国から見た「光と影」~

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    ロシアについて知りたくて読書。

    ロシア、ベラルーシなどからの同級生などがいたが、あまりにもロシア、旧ソ連のことを知らないので学びたいと思う。タイトルにある通り、ロシアについてよりも、著者の留学先であり専門でもあるアゼルバイジャン、コーカサス地方など旧ソ連に属した周辺国から見たロシアという内容。資料、年表が豊富なのが嬉しい。

    コーカサス地方自体、地理的にほとんど馴染みがなく、新しい情報が多い。

    章末のコラムが興味深い。危険な旅行記のような体験が現実をよく伝えてくれる。しかも、まだ10年も経過していない話なのが驚きを倍増させる。

    北朝鮮のビザや国境検査と酷似している。しかし、ボーダーでの安全面などは北朝鮮のほうが、よほどかわいいと思えてしまう……。

    これらの国と日本はどうやって付き合っていくべきか。親日国で日本の領土問題について理解、指示してくれる国を優先的に支援してくのも外交的な戦略かもしれない。

    同級生にタジキスタンなど、・・・タンの付く国からの留学生も多数いたが、これらの国についても知りたくなる。

    ロシアについては、もっと別の視点、考え方の本を読んでみたいと思う。

    ロシアや旧ソ連の国家への出張は当分ないなと思った。

    読書時間:約1時間

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    2012年11月05日
  • コーカサス 国際関係の十字路

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    “国際関係の十字路”この副題ほどコーカサスを言い表すのに適した言葉はないかもしれない。ヨーロッパ、中東、アジア。文明と文明がぶつかり合うこの地は、多様な宗教・民族・言葉の入り乱れた複雑な歴史を有し、現在でもその混乱の火は消えていない。大国の意向に左右されてきたコーカサスこそ国際関係論を学ぶのに適した場所なのではないか。本著はそんなコーカサスの入門に適した本であると私は思う。

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    2012年07月27日
  • コーカサス 国際関係の十字路

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     コーカサス地方といえば,聞いたことはあってもよく知らなかった。コーカサスという言葉を聞くたびに何かオリエンタルな感じがするのはそのためだろう。日本からは遠く,情報も少ない。しかし,最近話題の相撲取り兄弟の出身地もコーカサスなら,南オセチア問題でロシア軍の侵攻があったグルジアもコーカサスにある。後者は今日のクローズアップ現代でもとりあげられていた。
     日本語で手に入るコーカサス情報は,断片的すぎたり,専門的すぎたりで,なかなか手頃なものがないが,本書は,この地域の地理や歴史,対外関係をコンパクトにまとめている。刊行は今年七月で上記の事件より前だが,大注目のコーカサス,今になって図らずも売れまくっているに違いない。
     旧ソ聯南西部,カスピ海と黒海に挟まれた地域がコーカサスである。周囲を取巻く国々は,北にロシア,ウクライナ,南にイラン,トルコ。カスピ海を挟んで東には,「中央アジアの北朝鮮」の異名をとるトルクメニスタン,世界最大の核実験場跡(セミパラチンスク)を擁する非核国カザフスタン。黒海の向うにはバルカン半島が位置する。
     コーカサスは,アジアとヨーロッパの境として古くから多様な人々が住み,今でも民族の展覧会と呼ばれるほど複雑に入組んだ地域である。近代以降ロシアの侵略を受け,スターリンの強制移住政策が民族雑居に拍車をかけた(因みにスターリンはグルジア出身の靴職人の子)。抑えられていた民族運動がソ聯崩潰後に噴出したのも当然で,今もテロや紛争が絶えない地域である。油田があり,油やガスのパイプラインが通る,エネルギー戦略的に重要な地域であることも,問題解決を困難にしている。
     この地域はコーカサス山脈によって大きく南北に分れる。南コーカサスはグルジア,アゼルバイジャン,アルメニアの三つの独立国からなる。これらはかつてソビエト聯邦を構成していた共和国が,91年に独立したものだ。これに対し,北コーカサスは今もロシア聯邦に属し,チェチェン,イングーシ,北オセチア,ダゲスタン等の共和国がある。
     南コーカサスには,本国の主権が及ばない地域が散在する。民族問題に起因する事態で,アゼルバイジャン内のナゴルノカラバフ(アルメニア人多数),グルジア内の南オセチア(オセット人多数),アブハジアなどが深刻だ。これらを「自治州」,「自治共和国」と呼ぶこともあり,「自治」という語からは,それほど敵対的な感じを受けないが,独自の軍隊をもち,本国に税金も払わず,事実上の独立状態にあるという。その他,アルメニア内にアゼルバイジャンの飛地(ナヒチェバン)があったり,様相は複雑だ。各地でテロが起き,民族浄化の動きもある。
     「民族浄化」という言葉には少数民族殺戮のイメージがつきまとうが,必ずしもそれだけではない。要するに地域内の民族を一元化することによって民族間のトラブルに終止符をうとうとすることを指し,追放,住民交換,同化等の手法もとられる。英語では"ethnic cleansing"。90年代のユーゴ紛争に際し,米広告会社が批判キャンペーン用に依頼されて作った語ともいう。もちろん虐殺でなくても,住み慣れた地を追われれば難民が発生し,問題は長期化する。
     コーカサス三国にとり,隣国ロシアはいわば旧宗主国。そのロシアは独立勢力を支援するなどこの地の紛争に干与している。三国への影響力を維持したいロシアとしては,南コーカサスにくすぶる民族問題は願ってもない存在だ。調停等を外交カードとして用いて,エネルギー等の政略で譲歩を引出し,欧米に近づきすぎるのを牽制する。もっとも最近のロシアは強硬で,今回のグルジア進軍は新たな冷戦を引起しかねない。
     南とは対照的に,北コーカサスの民族問題はロシア自らが抱える問題である。チェチェン紛争に代表されるように,いくつかの民族が分離独立を目指している。ちょうど七年前に,「テロとの闘い」という大義を獲得したロシアは,チェチェン武装勢力をテロリストと呼称し,弾圧を一層強化した。国際社会の批判が小さかったことを見ると,実質はどうあれ「大義名分」の果たす役割は極めて重要である。国家というのは随分とえげつないことをする。ロシアは,反体制的ジャーナリストの暗殺や,モスクワでのアパート爆破等,一部のテロに干与していると噂される。爆破テロを自作自演して,これを独立勢力の仕業とすれば,侵攻・鎮圧の良い口実になるというわけ。プーチン恐るべし。
     親ロシアの北オセチアで300人を越す犠牲者が出た小学校占拠事件も記憶に新しい(04年)。この惨劇の背景には,侵略者ソ聯に迎合しスターリンの強制移住を免れたとかで,オセット人が他民族から嫌われていることもあるらしい。民族自決の要求をロシアに認めさせるべくテロ攻撃をするのだが,それなら地理的にも近い,憎き北オセチアを狙えという話だろう。もちろん,民族問題とはいえ,民族内の指導者が必ずしも一枚岩であるわけではない。チェチェンの独立派にも過激派から穏健派まで多様だし,独立を目指さない親ロシア派だっている。ロシアは親ロシア派を支援することで,自身があからさまに介入することを避けることもできる。チェチェン紛争では,戦死ロシア兵の母たちを中心に反戦の機運もあり,「チェチェン問題のチェチェン化」も進んでいるらしい。要するに傀儡政権を樹ててチェチェン人同士でやりあうようにしむける。なんだか70年も前の話のようだが,歴史には進歩ってないのだろうか。
     南コーカサスへの諸外国のアプローチもよくまとめられている。三国は歴とした独立国であり,ロシアの影響が大きいとはいえ,経済的・政治的に欧米やイラン・トルコなどとも関係が深い。三国中でもアルメニアの対外関係が特色あって興味深い。
     周囲にイスラームが多い中,アルメニア人はキリスト教(アルメニア教会)を信仰する。かつてローマ帝国版図であったためか,ヨーロッパ意識が強く国際的。本国の人口は少ないが,世界中に多くのアルメニア系移民がいて,「ディアスポラ」(もとはユダヤ人についての言葉)と呼ばれる彼らは各国で大きな力をもつ。彼らの政治的はたらきかけは「アルメニアロビー」といわれ,米仏などのコーカサス政策を左右する。アルメニアは隣国と概ね仲が悪く,特に西接するトルコとは,大きな歴史認識の相違を抱える。それはオスマン朝末期のアルメニア人大虐殺で,加害者とされるトルコはこの事実を認めていない。フランスでは「アルメニア人大虐殺否定禁止法」が可決されたとか。ロビー活動ってすごい。
     トルコとの間にはこんなよくできた話もある。アルメニアの国旗にはアララト山が描かれているが,この聖なる山はトルコ領。はた迷惑なトルコは,自分の物でもないのに勝手に国旗にするなと難癖をつけたそうな。アルメニアの反論は,「おまえとこだって,国旗に月や星を描いてるじゃないか!」ホントの話かなぁ?
     あまりまとまらないが,まだまだ不安定なこの地域,今後も注目していきたい。

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    2011年10月26日
  • 強権と不安の超大国・ロシア~旧ソ連諸国から見た「光と影」~

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    光が強ければ強いほど、その影は濃くなるものだ。
    世界一の産油国となり、経済発展著しいロシアを「表の顔」とすれば、「裏の顔」は謎に包まれた部分が多い。
    暗殺事件・チェチェン紛争・独裁体制…。
    これらはたしかに深い闇だ。
    しかし、旧ソ連新興独立諸国を数多く訪れ、体当たりで調査・研究してきた著者は、翻弄される側の国ぐにからロシアを覗いてみることによって、その“KGB体質”を明るみに出していく―。
    一方で今、「日本ブーム」が旧ソ連地域で盛んだ。
    外交においても、ビジネスにおいても、かの国ぐにとの関係が深まる今日、本書は日本人が直視しておくべき「現実」である。

    [ 目次 ]
    プロローグ―旧ソ連からロシアが見える
    1章 反ロシア精神、旧ソ連ノスタルジーの噴出
    2章 「未承認国家」という名の火薬庫―ロシアと旧ソ連の係争地
    3章 ロシアのKGB的体質
    4章 知られざる親日国家群
    5章 日本はロシア、旧ソ連諸国とどうつきあうべきか
    エピローグ―強いロシアとプーチンのゆくえ
    参考資料集

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2011年04月08日
  • コーカサス 国際関係の十字路

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    [ 内容 ]
    コーカサスは、ヨーロッパとアジアの分岐点であり、古代から宗教や文明の十字路に位置し、地政学的な位置や、カスピ海の石油、天然ガスなどの天然資源の存在により、利権やパイプライン建設などをめぐって大国の侵略にさらされてきた。
    またソ連解体や、9・11という出来事により、この地域の重要性はますます高まりつつある。
    だが、日本では、チェチェン紛争などを除いて認知度が低いのが現実である。
    本書では、今注目を集めるこの地域を、主に国際問題に注目しつつ概観する。

    [ 目次 ]
    第1章 コーカサス地域の特徴
    第2章 南コーカサスの紛争と民族問題
    第3章 北コーカサスの紛争と民族問題
    第4章 天然資源と国際問題
    第5章 コーカサス三国の抱える課題
    第6章 欧米、トルコ、イランのアプローチ
    終章 コーカサスの今後

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2014年10月26日
  • 強権と不安の超大国・ロシア~旧ソ連諸国から見た「光と影」~

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    ロシアという国をきちんと見つめるきっかけになったので星4つ。ロシアは、ソヴィエト連邦が解体された後にできた国であるから社会主義が色濃く残っていることに気付かされた。ソヴィエト崩壊後にできた国々はエネルギーの供給面でロシアに頼らざるを得ないところがあり、一小国として完全に独立しているとは言いがたいところも感じる。光が強い分だけ影が色濃く出るというはじめ書きは、ロシアを表す簡潔な言葉だと感じる。

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    2009年10月07日
  • 強権と不安の超大国・ロシア~旧ソ連諸国から見た「光と影」~

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    カフカス地方の専門家であり『コーカサス国際関係の十字路 』の著者によるロシア関連本。僕が読んだのはこちらの方が後だったけど、出版は「コーカサス・・・」より半年くらい前。教科書的だった「コーカサス・・・」に比べて、ジャーナリスティックな内容で、興味深く読めた。ロシアと距離を置きたい南カフカス地方や中央アジア諸国の思惑とそれを許したくないロシアの思惑をめぐるいざこざが詳細にリポートされてる。南カフカス諸国が意外に親日であることや、それをふまえた上での日本の中央アジア外交のあるべき姿の考察など、距離的にも心理的にも「遠い国々」でありカフカス諸国についてのよりよい理解への第一歩となる良書。ロシア情勢に興味があるのなら是非。コラムにはさらりと凄まじい経験がかかれてて、こんな目に遭ってまでこの地方の研究をつづける熱意に敬意を抱きます。

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    2009年10月04日
  • コーカサス 国際関係の十字路

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    グルジア対ロシアの開戦直前という絶好のタイミングで刊行されたカフカス情勢の解説本。ジャーナリスティクな視点の目立つカフカス関連本のなかでは、どちらかというと教科書的な書で、だからこそ状況の整理に有用でもある。何故ロシアはカフカス地方にこんなにこだわり、紛争の火種が山のようにあるのか。エネルギー政策の観点から語られることの多いこの地方の事情がうまくまとめらた一冊なので、グルジア戦争でカフカス地方に興味を持った方は、この本をまず手に取ることをおすすめします。

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    2009年10月04日
  • コーカサス 国際関係の十字路

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    アゼルバイジャン、グルジア、アルメニアの3国からなるコーカサス地方だが、多様な民族・言語・宗教の交錯するこの地域のありようは、私(たち)の想像を超えて複雑でなかなかに理解がとどかない。アゼルバイジャン国内には〈ナゴルノ・カラバフ共和国〉、グルジア国内には〈アブハジア共和国〉と〈南オセチア共和国〉という「未承認国家」が存在しているということだけでも、この一帯の不安定さを表していよう。さらにカスピ海周辺のエネルギー源をめぐる周辺国の思惑が加わって戦争状態が収まらない現状をわかりやすく整理してくれ、現代世界のありように眼を開かせてくれる好著である。

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    2009年10月04日
  • コーカサス 国際関係の十字路

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    北京オリンピック直前のタイミングでグルジアが軍事行動を起こした。世界の耳目が集中する時に図ったようににコーカサスや北朝鮮などで騒動が起きた。エネルギー問題などを中心に南北コーカサス地方をわかりやすく説明してくれた入門書。門外漢の自分が驚いたのはその構成。北京五輪のタイミングで出版、弾薬庫のようなコーカサス、そして終章では2014年のコーカサスにある冬季五輪開催地ソチへつなげていく。大きな流れや読みは的確、と思わせる組立てです。

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    2009年10月04日
  • 強権と不安の超大国・ロシア~旧ソ連諸国から見た「光と影」~

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    豊かな天然資源を背景に、大きな経済成長という光を放つロシア。旧ソ連の国々からの視点で見ることにより、現在も続く濃い闇の部分を浮き彫りにしています。
    日本人にはなじみの薄いコーカサス地方を中心としていますが、留学の経験も交えて読みやすく、まさに光と影がくっきりと際立ってとても面白かったです。日本外交の一面としても知らないことが多く、興味を惹かれます。

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    2010年03月15日