本田哲也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
空気作り、という戦略PRの概念を持ち込んだブルーカレント本田哲也氏の著書。非常に読みやすい。人数単位の切口は新鮮。
以下メモ
●広告予算をどのような理由と比率で配分すべきか、その必然性を根本からロジカルに説明できるか。
●シャープやパナソニックは毎年数百億円の広告宣伝費を使っていたのに不振。経済合理性や投資採算性があったのか。
●ネットやスマホの出現自体は表面的な現象だが、一般ユーザに編集権・編成権を移行させてしまった。テレビのついでにCMを見させること自体が困難になった。
●メディアのスケールに気を付ける。テレビは数千万人にリーチ。新聞は数百万人。リスティングは数百人から数万人単位。
●1000人規模だと自然発生的な人の動き。マーケティングは必要ない。プロジェクト自体がインセンティブになっている。少人数でデカイことを仕掛けるという行為は人の気持ちを高揚させる。
●やるべきことが明確、というのも1000人が動くポイント。
●10000人だと自発的に参加しているからこそ得られる共感が必要。人間の根源的な欲求や本能に訴えかける。
●10万人規模だと、参加者同士の顔はぼんやりなので一体感は薄れる。世界の一部になることが出来たという実感は出来る。
●柱となる物語の筋は自分以外の誰かが作ってくれている。
●人口の5%を超えられるか。超えると放っておいても増殖。人口カバー2割を超えると、使ってないなんておかしい、に転じる。 -
Posted by ブクログ
知らない人はいないであろうオバマ現象から、
共感の戦略コミュニケーションを学び取ろうとする一冊。
よくあるオバマ協賛本ではなく、あくまでそこから戦略を学ぼうとする姿勢が
他のオバマ本とは異なる。
【ひとくちメモ】
・従来の欧米流メッセージ力学は、「対立」による
・オバマのメッセージは敵をつくらない=共感
・従来の欧米流はライフル(狙いをつけた一人を倒す)オバマはショットガン(多くの人の心をとらえる)
・パルスライン分析(好き・嫌いをさぐるための分析)
→0から100までの目盛りがあり、様々なシーンを見てもらい好感度をはかる
・一方的なメッセージ発信には限界がある
→なんとなく「気づかせる」メッセージ発信が効果的
・候補者の主張を繰り返すよりも、イシューを意識させるような広告・宣伝を行う
・大きな社会現象に対する意味づけは“早い者勝ち”
いったん意味づけられた事象を新たに意味づけることは難しい
・自分にとってのインフルエンサーを見極め、その人にメッセージを発信してもらう
→影響力が大きいため、広まる力も大きい
=コミュニケーション・レバレッジを利かせることができる