【感想・ネタバレ】オバマ現象のカラクリ 共感の戦略コミュニケーションのレビュー

あらすじ

バラク・オバマがアメリカ初の黒人大統領となった2008年11月の米大統領選は、積年の人種的対立を超えたのみにとどまらず、「長く政府不信に陥っていたアメリカ国民を“何か”が大きく動かした」という点で、大きな革命であった。本書ではその“何か”を解く鍵がオバマのコミュニケーション戦略にあると捉え、その実態に迫ることで、3億人のアメリカ国民をも大きく動かすことができるコミュニケーションの“チカラ”を、ビジネスパーソンが日々の課題解決に資する有効な"チカラ"としてどのように使いこなすことができるのか、その考え方を紹介する。

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読むべき!

かなりおもしろい、興味深い内容でした。


日本もネット選挙(ネットでの選挙活動)が許可される方向にきてるので

チェックしておくべきだと思います。

またこの本を通じて「アメリカ大統領の選ばれ方」という戦略論なども見えてきます。



アメリカ文化を書いた町山智浩さんの著書などが好きな方には特にオススメです。

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2013年04月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
2008年11月、米大統領選でオバマ氏が勝利し、米国初の黒人大統領が誕生した。
これは、単に積年の人種的対立を超えただけでなく、“何か”が米国民を動かした、別の大きな革命であった。
本書は“何か”を解く鍵がオバマのコミュニケーション戦略にあると捉え、その“チカラ”を、ビジネスパーソンが使いこなせるよう、考え方を紹介する。

[ 目次 ]
第1章 オバマ現象とは何か(「歴史が動いた」その本当の姿とは;オバマの選挙は何もかもが空前絶後 ほか)
第2章 大統領選挙戦の実際(戦いの期間は約2年;建国当時から変わらない制度 ほか)
第3章 三位一体の戦略コミュニケーション(オバマの戦略コミュニケーションを支える3つの仕掛け;仕掛け1 弱みを強みに変える土俵設定 ほか)
第4章 オバマ陣営の戦術(「チーム・オバマ」3つの特徴;特徴1 空前の巨大組織 ほか)
第5章 戦略コミュニケーションの発想(コミュニケーションとは何か;胎児は笑う―コミュニケーションの原点 ほか)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年06月07日

Posted by ブクログ

オバマが如何に戦略的に大統領選挙を戦ったのかがよくわかる。相手を非難せず自分の主張を直接的に押し付けることはせず、好感度を落とさないことで自発的な支持者を獲得した。自分が他者にどう写るか、どうインフルエンスするか。
オバマの演説集が最後にあるのも面白い。
ただ目新しい発見があったわけではないので星3つ。

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2015年08月02日

Posted by ブクログ

2012.02.14 これまでの大統領選(競合相手を否定し自身を肯定するような・・・)とは違った、アメリカの原点を・・・先人の功績をたたえ、自分たちにもできる(YES WE CAN)と訴える共感のコミュニケーションの実態がよくわかった。むしろ共感のコミュニケーションは日本的で、日本人は得意なのでは!といった著者の指摘が印象的だ。

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2012年03月01日

Posted by ブクログ

知らない人はいないであろうオバマ現象から、
共感の戦略コミュニケーションを学び取ろうとする一冊。

よくあるオバマ協賛本ではなく、あくまでそこから戦略を学ぼうとする姿勢が
他のオバマ本とは異なる。

【ひとくちメモ】
・従来の欧米流メッセージ力学は、「対立」による
・オバマのメッセージは敵をつくらない=共感
・従来の欧米流はライフル(狙いをつけた一人を倒す)オバマはショットガン(多くの人の心をとらえる)
・パルスライン分析(好き・嫌いをさぐるための分析)
 →0から100までの目盛りがあり、様々なシーンを見てもらい好感度をはかる
・一方的なメッセージ発信には限界がある
 →なんとなく「気づかせる」メッセージ発信が効果的
・候補者の主張を繰り返すよりも、イシューを意識させるような広告・宣伝を行う
・大きな社会現象に対する意味づけは“早い者勝ち”
 いったん意味づけられた事象を新たに意味づけることは難しい
・自分にとってのインフルエンサーを見極め、その人にメッセージを発信してもらう
 →影響力が大きいため、広まる力も大きい
 =コミュニケーション・レバレッジを利かせることができる

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2009年10月07日

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