山村明義のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ文字が大きくてド近眼の私でもメガネなしで読むことができて、大助かりでした。
6章「愛国心欠乏症」民主党団塊世代の深刻な「病」が特に興味深かったです。団塊世代の民主党議員を生まれ年(昭和21年〜25年生まれ)ごとに、並べてみると・・・あらホント、国益に反する活動をしたり醜聞や問題発言した人がいっぱい。
山村さんは“「団塊の世代」の民主党議員たちは正直言って、日本にとってあまり役に立っていないどころか、政権を担っていた当時も国益に反する政治行動ばかりを行う人の割合が多すぎたのではないでしょうか。”、“国家に対する忠誠度という意味では、この世代には褒められる政治家が極めて少ないいえるでしょう。” -
Posted by ブクログ
著者の思想を客観的に見えれば、保守思想となり、右寄りと呼ぶのだろうか。
その著者からすれば、民主党は、結党時より本来は入るべきではない、戦後教育の洗礼を受けた左翼リベラル主義の人間が多く入ってしまい、そのことが国益を損なう言動や行動、結果的に民主党の迷走につながってしまったとしている。具体的には、鳩山政権、菅・仙谷コンビ、小沢一郎の主張の変遷などをまとめている。主義・主張は、左翼リベラル主義としてまとめているのでわかりやすい。
けれども、本来は河野談話で有名な河野元自民党総裁の発言、人権派として有名な元総裁の谷垣氏などの、リベラル派の流れは自民党内にもある。二項対立で民主党を蔑むのはよいが -
Posted by ブクログ
民主党の「左翼リベラル主義」とは畢竟、弱者=善、強者=悪という単純な思想であるという。そこから民主党政権の失敗を語る本。内容はタイトルほどには扇情的ではない。
中公新書の民主党本は(なぜか)あえて党の思想信条に触れなかったが、本書は逆にそっち方面から攻めている。
が、いかんせん取材力が個人と組織では違いがありすぎ、こちらは思想的に相容れない相手を説得できるようなレベルの本にはなっていないように思う(共感できれば読んでいて面白い)。
最近買ったので、初版ではあるが7箇所の修正箇所を示した正誤表ついていた。
惜しいことに、あと2箇所おかしいところがある。
まず4ページ。「コヴァ」というの