ハイディ・グラント・ハルヴァーソンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
具体的かつ実践可能な行動計画を建てることが大事
★本の概要・感想
コロンビア大学ph.dの著者が「目標達成」について語る。誰もが大事だと思っているが実践しづらいことはないか?「計画をたてること」「人の目を気にしないこと」「簡単に諦めないこと」等。そのような行動習慣について科学的見地から「それが大事なんです!」と解き明かしてくれるのが本書。学校が夏休みの宿題の実行計画を建てさせようとすることには、意味があったのだなぁ等と思う。モチベーションや目標達成率に関わる多くのTipsが紹介されている。どんな立場にいる人にも実践可能なことが書いてあるのでおすすめ。
★本の面白かった点、学びになった点
*目標だけではだめ。具体的な行動計画をセットにする
目標だけを与える場合と、具体的な行動計画をセットで与えた場合、目標率の達成率に大きな差がでる。休暇中の過ごし方についてまとめて提出してもらう課題を出したところ、具体的に「いつ、どこで書くのか」までをセットで書いた群は、かなり多くの人が書くようになった。したがって、どんな目標でも、そのために、具体的に何をどこで行うのか、までを考えなければならなないい。
*「能力の習得」のために動こう。「能力の証明」のために動いても頑張れなくなる
・この世には習得型と証明型、動機づけに2パターンが存在する。習得型は自身の能力を伸ばし、新しい知識や経験を得ることを目的としている。証明型は周囲の人間に自分の優秀さを証明するために動いている
・端的に言うと、証明型を続けると不幸になる。したがって、できる限り習得型で動くようにしてもらいたい
※場合によっては、証明型の動機の方がよい場合もある
*無意識に訴えかえける
・無意識で決定した通りに人は動くようになる。例えば、実験前にある調査をおこなって
*目標達成のために必要なのは才能よりもGRIT
GRITという本が出てからこの「才能よりも努力し続けられるかどうか」が目標達成に必要である。この事実はある程度周知されつつあるなぁ
*「自分で選んだ道だ」と思えると人は頑張れる
・何をやらせるにしても、できる限り「自分で選んだ」と実感させることが大事である。カスタマイズ性や操作性をあげると、おなじ学習アプリでも生徒のハマり方が変わるのだ。名前やデザインを自由に変えられるようにした場合、より多くの生徒が学習アプリにハマるようになった
・ただやらせるのではなく「自分で選んだ」と思わせることでモチベーションは上がる
●本のイマイチな点、気になった点
キャリア系研究者の本を何冊か読んだ人には目新しいことはすくないかも。スタンフォードのティナ・シーリグの本とか。行動経済学系の本とか。
●学んだことをどうアクションに生かす
・具体的な行動計画を手帳に書く
・フィードバックはきっちりとする。出来ていないことを慰めない
・無意識を形作るためにプロとして読み終えたい本を置く
●タグを設定しよう(evernoteにもね) -
Posted by ブクログ
自制心は筋肉のようなもの。
消耗する、鍛えられる、報酬で強化できる。
ベストを尽くす、より具体的な目標のほうが達成されやすい。
なぜ、と理由を考えるとやる気が出る。
何をやるか、を考えると、難しい行動ができる。単純な行動に分解すると先延ばしがなくなりやすい。
なぜやるか、を考えるより何をやるか、に意識を向けたほうが先延ばしがnai.
簡単にできる、とは考えない。困難はあるものの乗り越えられる、と考えるほうが成功する。ポジティブ心理学の本当の部分。
目標は具体的に、ハードルは高めに、なぜではなく何を、を考える、達成可能と考えるが簡単にできるとは違う、目標はメリット障壁の両方を考えておく、そのほうがやる気が高まる。
評価を欲しがる人は成長できない。
証明するため、ではなく習得するため、に努力する。過程を愉しむ。
獲得型は楽観主義と相性がいい、リスクを好む
防御型は楽観主義は逆効果、警戒を好む
状況に合わせてフォーカスを変える。
自律性=自分で決めているという実感が動機付けに働く。
獲得型は、得られるメリットについて考える。
防御型は、失敗したときに生じる損失を直視する。
誘惑に負けそうなときは、失うものを意識する。
病気がきっかけで健康への意識に目覚める人が多い。
スピードが必要な時は得られるものを意識する。
いつ、どこで、を決めておくだけで勉強するようになる。脳内で条件と行動が直結する。
食べる前に何かする、飲む前に何かする、と決める。
計画を作る、何をするか具体的に決める、時間と場所を決める、あらかじめ障害を想定して対処方法を考えておく。
自信家ほど誘惑に負ける=過信すると罠に落ちる
自制心を定期的に鍛える、負荷をかける、休息を与える=自制心を休ませる、少しだけ甘いものを摂る、過信は禁物。
楽観主義は効果的だが、最悪の事態に対処方法を検討しないと危険を招くこともある。非現実的な楽観主義をやめる、現実的に行動する、能力に固執しない、ゴールではなくプロセスはイメージする。
相手がコントロールできることを指摘する、人と比べない。達成可能な期待を伝える。 -
Posted by ブクログ
やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~2013/9/20
著:ハイディ・グラント・ハルバーソン、 児島 修
「目標を達成する能力は、誰でも必ず伸ばすことができる」
本書に記された、モチベーションの原則や目標達成のヒントはすべて、ゴールを目指して前に進むうえでの大きな力になる。
必要なのは、本当に効果的なものは何かという知識と、行動への意欲を持ち、それを実行することである。
本書の構成は以下の13章から成る。
①ゴールをかためる
②なぜそこを目指す
③おのれを知る
④楽観するか、悲観するか
⑤ただ成功してもうれしくない
⑥欲しいものと邪魔なもの
⑦背中を押す
⑧地道に壁を越える
⑨シンプルな計画をつくる
⑩自制心を日増しに伸ばす
⑪現実を見よ
⑫あきらめるとき、粘るとき
⑬フィードバックの魔法
上記の13の言葉を眺めるだけでなんだか目標が達成できそうである。
ひとつひとつが本質であり絡み合ってはじめてその効果を発揮する。
本書で取り上げられていることが基本は心理学から成る。知って得することばかりが学術的な観点から述べられている。
あとはこれを自分がどう活かしていくかだけである。