ムハマド・ユヌスのレビュー一覧
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バングラデッシュの女性の地位の低さ、貧困から抜け出せない国民も構造、それをマイクロクレジットにて解決しようとするユヌスの活動がよく分かる本であった。現状をどう変えていくのか考え方の上でも参考になる。朝から晩まで働いても悲惨な極貧状態、施しは金を受け取る者の尊厳を奪う、人口の75%が読み書きできない、...続きを読むPosted by ブクログ
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ソーシャル・ビジネスは、明らかに世界的な流れなんだと思う。
2006年のノーベル平和賞の受賞は、その後押しになっている。
10年前は、ジェフリー・サックスの本を読んでいたけれど、マクロ政策の話よりも、マイクロファイナンスの方に魅力を感じる。
ユヌスも、インフラやガバナンスの重要性を強調していたので、...続きを読むPosted by ブクログ -
将来、本当に「貧困博物館」ができるのかもしれない。
「昔は貧困が世界に存在した」と学校で教えられ、
子供が「そんなことはないだろう」と信じられない反応をする世の中が。
2006年、ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス。
彼を知らないのは恥と言っていいだろう。
私が彼に初めて会ったのは、大...続きを読むPosted by ブクログ -
将来、本当に「貧困博物館」ができるのかもしれない。
「昔は貧困が世界に存在した」と学校で教えられ、
子供が「そんなことはないだろう」と信じられない反応をする世の中が。
2006年、ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス。
彼を知らないのは恥と言っていいだろう。
私が彼に初めて会ったのは、大...続きを読むPosted by ブクログ -
グラミン銀行創設者であるユヌス氏が、貧困・失業・CO2排出のゼロ化に向け、
いかにソーシャルビジネスが有用であるのか?これまでの経験を元に綴った内容。
人間はだれしも起業家である、必ず誰しも両親を持っているという考えに基づき、
ソーシャルビジネスを行う場を提供する重要性中心に書かれているが、
極め...続きを読むPosted by ブクログ -
世界のマイクロファイナンスの情勢と未来への展望、ユヌス教授の思いがつまった本。立ち上げる時にも多大な労力を費やしていたが、新興国に適応させるときにも分厚い壁が立ちふさがっていた。よく成功例にあげられるグラミンの本当に知りたい部分を知ることができた。個人的には下よりも上が好きPosted by ブクログ
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ビジネスモデルなどの本に例として載っている。ただ結果しか記載されていない各種教科書とは違って、紆余曲折あり今のグラミンは存在する。少し深く知ることができた。自伝なのでさらっと読める。Posted by ブクログ
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最貧国バングラデシュで男尊女卑の伝統下で虐げられ苦しむ貧困層の女性に少額無担保ローンを提供するグラミン銀行を創設し驚異の返済率98%を誇る大銀行に育てた天才の自伝。「元手を借り、小商売を成立させ返済し、信用を得て事業を拡大、資金調達へ」
このサイクルをカースト制度と男尊女卑の二重差別下で社会的な無能...続きを読むPosted by ブクログ -
ユヌス氏の真摯で行動的な人物像、常識にとらわれず、自らが直面した問題を切り拓こうとする情熱が伝わってくる。貧困層を対象とした融資の仕組みを築くのはさまざまな困難や試行錯誤があっただろう。保守的な社会において、主に女性を対象とした支援を進めたことがすばらしい。Posted by ブクログ
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ここに書かれていることは理想主義的に思えなくもない。しかし「働く」「ビジネスをする」ことが私利私欲ではなく「社会のため」ということを考えさせてくれる本Posted by ブクログ