渡邊大門のレビュー一覧
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ネタバレ時代の節目が楽しい
アフター本能寺
アフター秀吉死去
今まで決めつけていたゴールは、別の物語ではスタートになるんだな
さて、本書の毛利輝元が1598年五大老になったとき、石田三成達四奉行と勢力を作ったにしても、一番巨大だった家康にはかなわない、また前田利家・宇喜多秀家・浅野長政グループも勢力があったらしい。
家康がマウントを取るキッカケは家康暗殺計画
前田グループ脱落
家康は勢力強化を目指し、上杉上洛催促からの成り行きで討伐を仕掛ける
その動きを迂闊と見たのか、次は自分たちの番だと見たのか、輝元(主役は石田)は、討伐に出かけた家康討伐の軍を起こしたのが、関ヶ原の戦いにつながる
今の政治と同じ、 -
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今、麒麟がくるで明智光秀が描かれている。
ラストまで観ないと分からないが、冒頭を見ている限りは、ただ主人に弓を引いた家来という描かれ方はしなさそうである。
この本の主人公である黒田官兵衛も、優れた軍師として戦国時代を華々しく活躍したとのレッテルがある。
しかしながら、そのレッテルから見えてくる黒田官兵衛はあくまでも一つの姿であり、全貌とは大きく異なる。
そんな視点を多くの一次資料から解き明かしてくれた渡邊さんの解説は、21世紀を生きる我々に非常に示唆的であった。
特に、最後にある黒田家に対する官兵衛のメッセージには、現代の組織維持に通じるものがあり必読と言える。 -
Posted by ブクログ
「ボール一つにキリキリ舞いさ」という有名な歌詞があるが、中世の皇室も三種の神器にキリキリ舞いだったのである。
源平の戦いにおいて、壇ノ浦で安徳天皇が三種の神器とともに入水したのは比較的有名な話で、鏡と勾玉は運よく回収することができたが、宝剣は海底へと沈んでしまい、現在に至るまで見つかっていない。その後伊勢神宮から謙譲された別の剣に魂を移すことで新たに神器へと加えられる。
残った鏡もたびたび火災に見舞われ、鏡が納められたとされる容器の中には灰しか残っていないという説もあるが、天皇即位の際にも実物を見ることはなく、真偽は不明である。シュレディンガーの鏡である。
玉だけは現在も当初のものが -
Posted by ブクログ
「三種の神器」というものは、天皇すら見たことがなく、皇位継承には絶対に欠かせないもの。
もし御所が火事になって、天皇自身か「神器」かどちらか一方しか助けられないとしたら、「神器」を優先する。それくらいに大事なものということをどこかで聞いたことがあった。
でも、過去に無くなってたことがあったのね。
安徳天皇は入水したからどうなっているのかな、とは思っていたけど。
しかし、無ければないで色々理論武装をして何とかしていくものなのだなぁ。
そりゃそうだよね。「絶対」なんてものは存在しないし。
その時代時代での「神器」のボジションや存在意義がわかりやすく書いてあって、なんとなくもやっとしていた部 -
Posted by ブクログ
戦国大名の経歴に注視した一般書ということで、その発想は新しく面白い。
出自を盛った大名として黒田、宇喜多、大内、浅井、新免、名家の姓を乗っ取った大名として上杉、北条、細川、源平で権威付けした大名として織田、徳川、赤松、出自不明の大名として豊臣、明智、斎藤、武田を挙げている。
かの細川藤孝だって細川京兆家や和泉守護家とも違って純粋な流れを汲むわけではない。実力あるものが名家の出自を騙るというのは、当然当時は今以上に必要だったんだなと思う。それと同時に、優秀な人間が出て家を興し、それを以降の人間たちが名門として守り続けていくのも、平均回帰という法則がある中でそれができることはまた凄い。ある意味がわ