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Posted by ブクログ
嘉吉の乱については、万人恐怖と言われた将軍義教の振る舞いやパーソナリティが良く取り上げられるが、本書は犯行者側の赤松氏に焦点を当てている。
嘉吉の乱は、義教に追い詰められた赤松満祐が自暴自棄になって反乱を起こしたというイメージを持っていたのだが、実は事前に天皇と将軍の候補を持っていたらしい。天皇候補と目されたのは南朝小倉宮の末子、将軍候補は足利直冬の孫になる足利義尊。彼らを擁立して、「新幕府」の構想を持っていたのではないかと著者はする。
また、赤松氏復興の由縁となった、禁闕の変で奪われた神璽を奪回した長禄の変(1457年)についても初めて知ることが多かった。いったんは成功した神璽奪回であったが、後南朝を支援する郷民の反撃に遭って奪い返されてしまい、最終的には吉野の土豪小川氏により戻されることになった。また、赤松氏復興を支援したのは、畠山持国と対立していた細川勝元であるらしい。
赤松氏という一守護大名を通して、この時代の幕府その他の時代状況について、いろいろなことを学ぶことができた。
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