ピーター・トレメインのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレフィデルマがモラン師のいるタラの学問所に入学し、最初に解決した盗難事件を描いた「化粧ポウチ」他6篇を収録する、フィデルマ・シリーズの短篇集4作目。
最初の2作「化粧ポウチ」と「痣」はフィデルマの学生時代を描いた作品なのだが、こんな圧迫面接どころか圧迫〈日常の謎〉をやってくる法律学校があっていいのか? 権威ある大法官と問答するプレッシャーだけならいいけど、わざと遅刻させて精神を追い詰めるために学生のドアを押さえつけることが正当化されるのは最悪なので、フィデルマはモラン師に試験の定義から見直すよう提言すべき。
「死者の囁き」「バンシー」「昏い月 昇る夜」の3篇は古代アイルランドの法と経済がホワ -
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Posted by ブクログ
フィデルマはアイルランドのキャシェルの先王の王女であり、上位弁護士の肩書をもった美貌の修道女。彼女の行くところに事件あり、な短編集。
巡礼の地、ローマの小さな教会で起きた毒殺
フィデルマの幼なじみにかけられた夫、子殺しの嫌疑
吹雪の中、逃げ込んだ山荘に出る亡霊
大王即位に必要な宝剣の盗難事件
千五百年前の王の墳墓から見つかった死体
淡々と事件を解決するフィデルマがカッコイイ!
事件解決後の一言がじんわりした後味だったり。
まずは短編で様子をみて、と手に取ったけど、長編も読みたくなる。
中世アイルランドの政治、キリスト教のせめぎ合いが絡むのでそういう意味でも面白かった。 -
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Posted by ブクログ
王女で弁護士で裁判官で修道女でしかも美人、というハイスペック極まる女探偵が活躍する中世ミステリ。
ハイスペック設定だけ見ると、富豪刑事(筒井康隆)を思い出しました( ^ω^ )
財産を湯水のように使って犯人逮捕の罠を張る神戸大介も良かったですが(笑)、今作のように教会の権威や王族を前に堂々と渡り合うタイプの探偵も良いですよね〜( ^ω^ )私はこれこれこうする権限を持ってるのよ!と事件現場に颯爽と登場する修道女の姿は読んでいて小気味良いです\(^o^)/
ただ、謎解きに関しては論理性にやや欠けているような印象を受けました。牽強付会とまでは言いませんが、根拠が薄弱だったり発想の飛躍が目につい -
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Posted by ブクログ
気になってた本。本日購入♪(8/14)
7世紀のアイルランドを舞台に、先王の王女で、法廷弁護士(ドーリィー)で、
しかも、状況によっては判決を下すことも出来る上位弁護士(アンルー)の資格をもつ、美貌の尼僧フィデルマ。
むむむ、解説が長くなってしまう。
しかし、このステキな解説のせいで手にしてしまったのだが・・・。
先に、長編2作品が発刊されていたことは知らず、5編の短編からなるこの作品から読み始めた。
入門編にちょうどいい感じ。
古代アイルランド、という特殊な舞台設定なため、巻末の解説なしでは理解がむつかしい。
というか、解説が結構おもしろかった。
時代を超えても、人間のエゴや虚栄心は変わら