ウェブスターのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
少女の頃に、読んでも、年取ってから読んでも、素敵な物は、素敵。ジョディという孤児の女の子が、学資を援助してくれた、名も知らない人(あしながおじさんと呼んでいる)宛の手紙という形で、話が進み、最後に、ハッピーエンドになる。なんて、素晴らしいんでしょう。
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Posted by ブクログ
『罪と罰』を読もうと思ったら貸出し中でした
生意気な!(どの口が言うか!)
しょうがないのでみんみん繋がりでこっちを
遥か昔に読んたことあるはずなんですが…
あれ?こんなに面白かったっけ?
新訳だからでしょうか?
読んだ当時は男の子だったからでしょうか?
(今女性という意味ではない)
まぁ、いいです
とんでもなく面白かったです
これは今の子たちも絶対読むべきだわ
孤児のジュディからあしながおじさんへ宛てた手紙で構成される本書ですが、この手紙が素晴らしいんですよね
フリとオチがちゃんと分かってるんです!!
(ここは強く言いたいので「!」を2個使いました)
丁寧に丁寧に振ってすとんと落とす、素晴らしい
世が世ならジュディは素晴らしい放送作家になっていたことでしょう
R-1チャンピオンもありうる
そしてジュディの手紙には毎日を明るく前向きに過ごすための言葉がたくさん込められていました
心が沈んだときに読めばどんな特効薬より効きそうです
そしてまあもちろん気付いていないのはジュディだけという最高のハッピーエンド!
言うことなし!!! -
Posted by ブクログ
数十年ぶりの再読。おもしろいーーー!
17歳のジェルーシャ・アボットは、生まれてから孤児院暮らしで他の生活を知りません。引き取り手も現れなかったので孤児院の手伝いをしています。
第一水曜日は憂鬱。だって評議委員のお偉い方々が個人を視察に来るんです。一番年上のジェルーシャは、何もかもを整えなければいけません。
でもその第一水曜日は違いました。ジェルーシャのユーモアたっぷりの作文を読んだ匿名の評議委員が彼女を気に入り、大学で学ぶ資金を全部出し、将来は作家になる手助けをしたい、と申し出たというのです。
突然降って湧いた将来への扉!
この評議員の条件は「手紙で近況を知らせること」。そこでジェルーシャ(ジョディ)は匿名の恩人を「あしながおじさん」と呼びかけて手紙を書きます。
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これは大人が読んで非常に面白い。
まずはジョディの前向きさ。生まれてはじめて孤児院から出たジョディには新鮮かつ見慣れないことばっかり。同級生たちが当然知っている常識も全く知らない。周りから驚かれたり、最初は自分でも距離を感じるが、それはこれから学ぶことが多いことだということ。勉強も楽しい、親しくなった友達との交流も嬉しい、そしてなにより本に出会った!ジョディは毎晩染み込ませるように本を読む。
このお話は大学の4年間だが、その間にジョディの考え方の成長ぶりや自立心が伺える。孤児院にいたときは、自分の周辺のことが全世界で、世界の広さを考えることはなかった。でも人と会話をして考えが深まることに喜びを覚えていく。
気の合う友達のサリー・マクブライトとその家族は、ジョディにとってごく普通のだからこそ素敵な家族だった。サリーの兄のジミーやその学友とは、大学生グループ男女として楽しく過ごす。
お嬢様育ちのジュリア・ラトリッジ・ペンドルトンとその親族は…あまり好きになれない。自分が恵まれているのが当たり前で何かを深く考えようとはしないから。でもその一族のジャーヴィーおじさま(ジャーヴィーぼっちゃま)だけは素敵な男性で、話も合う。ジョディはジャーヴィーとの話で社会への考えが広がっていく。
ときには嫌なこともあり、こっそりと嫌いな人を嫌いと言っているところもある。はっきり書かれないけれども孤児院時代の酷い扱いや、またこの時代の男尊女卑社会が垣間見えることもある。そして明るいジョディだが捨て子で孤児院育ちという自分の生まれ育ちを人に知られたくないという気持ちの強さも感じられる。
ジャーヴィーぼっちゃまと気が合ったのも、男性主権で貧富や階級の差のあることに疑問を持ち、女性だって公民であり、仕事と家庭を両立したっていいじゃないか、という考えに同調し、自分たちで社会を変えよう、改革者になろうという同じ方向を向き合うことができるからだ。
しかしそんな嫌なことや不合理なことがあるにしても、ジョディにとって毎日はキラッキラで、真っ直ぐ。自分が援助した少女からこんな手紙をもらったらそりゃー嬉しいよなあという、自分が「あしながおじさん」の気分。
手紙には挿絵も描かれているのだが(著者のウェブスター直筆)これがまた味があっていい!
<人の人格が求められるのは、人生で大きな問題が起こったときなんかじゃありません、誰だって、危機に直面したら、ぱっと立ち上がり、勇気を持って、悲劇に押しつぶされそうになっても乗り越えようとします。でも、日々のくだらない、つまらない出来事に、笑いを持って当たることーそれにこそ、精神力が必要だと思うんです。P77>
<人生で最も大切なものは、はなばなしい大きな喜びなんかじゃありません。ささやかな喜びの中に、多くの楽しみを見つけるkと尾がとても大事なんです。ーあたし幸せになるほんとうの秘訣を見つけました。おじさん、それはね、今を生きる、ということです。P206>
そして「あしながおじさん」。
※※※以下、「あしながおじさん」の正体がわかるような記載をしていますので、読んでいない方はお気をつけください。※※※
最初は反骨精神のある「あしながおじさん」が、孤児院に世話になっているのにユーモラスたっぷりにしかし辛辣に孤児院生活の内情を書いた作文に「おもしれー女」として興味を示しただけで会うつもりはなかったのかもしれない。それが手紙のやり取り、たまたま実際に会ってみたらどんどんと…ということなんだろうなあ。
私は彼が何者か知っていて読んでいるので、ジョディの手紙を読みながらも、彼がどんな気持ちで手紙を読んでいるのか、実際に何をしたのかが分かってまたまた面白い。さらになかなかのプレゼント攻撃仕掛けているし(笑)。
たまに「あしながおじさん」はジョディに行動を規制するかのような態度に出る。ジョディは楽しみを奪われた気持ちから、または自立しなければいけないという気持ちから、「あしながおじさん」に反発を見せる。
…でも読者は知っている。それは一心に勉学に励めというのではない、ただただヤキモチを焼いているんだよ(笑・笑・笑)
しかし明るいジョディは、けっしていつまでもくよくよしたり恨み言を言ったりはしない。
知り合った人たちの影響もあり徐々に社会での自分のあり方、考え方、将来のことを決めてゆく。
そして最後は素敵な出会いとなるわけで。
物語の最初は「憂鬱な水曜日」で、最後は「幸せな木曜日」になる。
水曜日は終わった、これからは自分たちで作る新しい日々。 -
Posted by ブクログ
あしながおじさん!
子供のときにだいすきだった本。
年齢としては大人になった今、15年前を思い出しながら読んでみました。
昔は、素敵なジャーヴィー坊ちゃんと幸せになるシンデレララブストーリーにうっとりしてました。
あと、キャンパスライフの甘美な描写!
「ブルーのモスリンのドレス」「ファッジ」「糖蜜キャンディ」「イブニングドレス」「シルクのストッキング」
こんな言葉の響きにどきどきしながら、めいっぱいの想像力を働かせていたもの。
でも今読むと、それだけじゃなくて。
ジュディの生き生きとした魅力がわかるようになりました。
強さ、賢さ、明るさ、お茶目さ。
しんどい過去や逆境に負けないところ。
卑屈にならずに言いたいことを言うところ。
色んなことをユーモアに変えちゃう愛嬌と素直さ。
現状にあぐらをかかない自立心。
物欲の甘美な誘惑は素敵だけど、それより大事なものを見出して選べるところ。
ジャーヴィー坊ちゃんがどうしてジュディを好きになったのか
よーくわかるようになった気がします。
色褪せない小説です。 -
Posted by ブクログ
真綾さんのミュージカル
「ダディ・ロング・レッグス」の影響もあって
往年の名作をやっとこさ読みました。
うん、長年読み継がれているだけはあります。
子供にも十分読めるのに、おなじみロマンス要素もあり
大人でも読めるお話ですね。
ただ、これは子供用より、大人用の翻訳を読んだほうが
絶対面白いですね。
おそらくジュディが言葉遊びや意味を含めて
他の言葉で書いている箇所が(フランス語で)とかで
訳されてしまってるので、ちょっと面白味半減。
しかしながら「キャンディ・キャンディ」などが
この物語がモチーフなのがよくわかりますね。
クライマックスなんかまんまじゃないか!というくらい
オマージュというかですね。
おまけで「キャンディ~」の小説版が後半手紙構成なのは
これもこの作品の影響か…
続も読んでみたいけど、こちらより探すの大変かもだな; -
Posted by ブクログ
ジュディの手紙文でつづられた物語。その明るさと清潔感,ユーモア溢れる楽しい学生生活が,生き生きとした文章で描かれる。とにかくジュディは,すてきな女の子だ。
この本を読んだことのない人は,題名からの印象で,大筋まちがってはいないものの,ずいぶんずれた話を想像しているのではないかと思う。そのイメージのために,このすぐれた文学を読まずにいるのはとても残念な話だ。
これは,こどもの本ではない。この本がほんとに楽しめるのは,思春期を過ぎてからだろう。
続あしながおじさん(原題Dear Enemy~敵様へ)は,ジュディの学生時代の友だちサリーが主人公。これも手紙文で語られる話。社会に出てからの話だけにちょっと辛口だけど,あしながおじさんが好きだった人なら,楽しめると思う。