ウェブスターのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ主人公がおじさんから寄付を受けて過ごした大学4年間の間におじさんへ送った手紙をまとめた本
いままであらすじすらも読んだことなくて、タイトルと金持ちのおじさんが寄付をしてるくらいの知識で読んだけど、最後びっくりした
ジュディ(本名覚えれない)が書く手紙がすごい生き生きしてて、手紙以外の情報ないのに充実した大学生活がありありと描かれていて読んでて楽しかった
孤児院にいて世の中を知らないブランクを埋めるためにたくさん読んでる本のタイトルが『若草物語』とか『宝島』とか有名どころもあって、当時から有名な作品だったんだなと思った。と同時に、読まねばならないなと思った
それで、え??おじさんは孤児院の玄関で手を振った依頼手紙のやりとりしかしてない人だと思ってたのに最後めちゃくちゃびっくりした
え伏線あった?読み飛ばした? -
Posted by ブクログ
有名な有名なあしながおじさん。
昔、世界名作劇場で姉が気に入って見ていた記憶があるけど、当時の私にはあまり刺さらなくて。多分主人公のジュディが、当時の私から見て「大人」だったからだろうな。
読むこともないままアラフォーになった私ですが、はじめて手に取ってみました。
なぜか?上白石萌音さんのダディ・ロング・レッグズ(ミュージカル)を見たかったからです。チケットが取れませんでしたけど。
前置きが長くなったけど、これはほぼ全編がジュディの「あしながおじさん」への手紙で構成されています。
孤児院で育ったジュディは、あしながおじさんこと「スミス氏」の厚意により大学に通えることになる。
ジュディは前向きで明るく、何事にも積極的な子。大学でもたくさんのことを学び、経験して成長していく。
でも、友達にも自分が孤児院育ちであることを隠していたりして、彼女なりに心に影があるんだろうな。
ジュディが、勉強の楽しさに目覚めていくところは、私も読んでて嬉しくなった。
勉強って本来楽しいものなんだよね。私は学生時代は楽しくなかったけど、今になってみて、自分が知らないことを知ることの楽しさを痛感してる。ジュディにとても共感した。
ジュディは、様々な本を引用しながら、たくさん良いことを私に教えてくれた。
「この世には実にたくさんのものがある。だからわれわれは、王様のように幸せなはずなのだ。」その通りだ。世の中には幸せがたくさんある。それを素直に受け取ることが、幸せになる秘訣だ。でも、普段の生活では意識してないとそんな前向きな気持ちになれないんだ。
ジュディの言葉ならすぅっと受け入れられたのに、自分で自分に言い聞かせようとしても、うまく受け入れられないんだ。
だから、この本は世界中多くの人達の「心の友」であり、バイブルなんだろうな。
私も、今後気持ちが落ち込んだ時、心の中でジュディに会いたくなるだろうな。ジュディに会ったら元気もらえるから。
著者のジーンさんは、出産後すぐ亡くなられたらしい。
こんな楽しい物語を書ける人、子どもが生まれた後の楽しい人生も色々想像していたに違いない。
人生って何があるか分からないな、と思った。
だからこそ、この世の幸せを日々受け止めて、楽しく生きていきたいものだ。 -
Posted by ブクログ
うーん。くらもちふさこ。
ラブコメ...うん、ラブコメですね。悪くない。
なんですが、僕はくらもちふさこさんのマンガは、結構好きです。
そんなに読んでいませんが。「いつもポケットにショパン」「東京のカサノバ」「いろはにこんぺいとう」「A-Girl」「海の天辺」「千花ちゃんちはふつう」「百年の恋も覚めてしまう」…まあその辺りくらいです。
あとは「Kiss+πr2」はまあ、別格に佳作だと思いますし、「天然コケッコー」はもう、脱帽するしかない傑作ですね。「駅から5分」あたりも、もうその語り口のめくるめく有り様だけでも、豊饒な酒に目が眩むような味わい。だと思います。
...まあ、そんなにくらもちふさこさんを読んでいる訳ではないので、強くは言えませんが。
「あしながおじさん」。1912年にアメリカで発表された小説です。ジーン・ウェブスターさんという女性作家さん。
僕は光文社の古典新訳文庫で読みました。(古典新訳文庫であったから、読んだんですけれど)
解説がなかなか面白く、そこで言及されていましたが、1912年当時のアメリカというと、第一次世界大戦前夜なんですが、そこそこに資本主義経済、消費生活が充実してきていました。
小説を女性も購読して楽しむということも定着していました。
恐らく、生活の近代化、都市化から、都市で暮らす主婦層(の中の、それなりの富裕層)を中心に、女性参政権の運動なども出てきていたんですね。
そこで、くらもちふさこじゃないですけれど、女性向けの娯楽としての小説、というものが勃興。
「あしながおじさん」だけではなく、「孤児の女の子がかわいそうだけどガンバル物語」というのが、既に「売れ線」だったそうです。
ちなみに、日本で言うと夏目漱石さんが「彼岸過迄」とか「行人」を朝日新聞に連載していたころですね。
(日本も、1904年日露戦争、1910年韓国併合。アジアで唯一帝国主義の勝ち組に入って、無理していたなりに都会の市民生活は消費膨張していたころですね)。
孤児院出身のジュディは、顔も名前もしらない「あしながおじさん」からのお金で、大学に進んで陽の当たる人生を迎える。
そして、ジャービスという、富裕層の知的で進歩的な青年と恋に落ちる。
まあ、というお話なんです。皆まで書くのは野暮なんで以下省略。
これが、全編、「あしながおじさんに向けてジュディが書く手紙」という形式になっています。
一人称小説っていう形式ですね。
シンデレラストーリー、と言ってしまえばそれまでよ、なんですが。
ジュディが決して文部省特選なタイプの良い子ではない、というのがまあ、魅力ですね。(「文部省特選」という文句が既に昭和な香りですね)
それも、ちょいとワルだったり、ということではなくて。
孤児院出身という背景の中で、「哀れまれる不愉快さ」「慈善という行為が必然的に含む偽善」「孤児院という施設の特徴自体の不愉快さ」などなどを、炙り出しているところが面白い。
(たまたま最近、松本大洋さんの孤児院モノ漫画、「SUNNY」を読んだので、なおの事。)
そこの温度というか角度っていうのは、実は極めて、時代を超えて説得力のあるものでした。
そして、まあ、「何を語っているか」ということよりも、「どう語っているか」というトコロの魅力が大きいですね。
このお話を普通に三人称で描かれても、恐らくドッチラケ。
一人称という、語り手の心理に寄り添う形。言ってみれば主人公の顔のアップで押していく話法。
結局、恋愛物語っていうのはそういう手法が相性が良いのかも知れませんね。
ただまあ、十代の男性のブンガク青年とかが読んでも、鼻でふんって感じでしょうね(笑)。
でもねえ、映画で言えば、北野武もヨーロッパの名作も良いですが、「男はつらいよ」だって傑作なんですよねえ。
そういうことで言って、けっこうわくわくして楽しい読書。薄いのも魅力ですね。
しかし、くらもちふさこさんの、物語を描く人としての語り口の超絶的な上手さ。
絵の好き嫌いは人によりますが、とにかくマンガという形式の中で、素敵に自由で奔放で。そして、直截ではなく、間接的なぶんだけ味わい深い。そういう語り口。そういう意味で言うと、とってもお洒落。
これは本当に、すごいなあ、と思います。多くのその後のマンガに影響を与えている気がします。
くらもちふさこさん研究会については、また別途。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ孤児院で育ったジェルシャー。ある篤志家により大学に行かせてもらえるようになる。孤児院からも出て、大学の寮にはいり、普通の他の子たちと同じように学生生活をおくる・・・条件は、勉強をしっかりするのはもちろん、大学での生活を手紙にて報告すること、文才があるから作家になること。
ジェルシャーは、はじめての普通の子との同じ毎日に喜びと感謝をもって篤志家に手紙を綴ります。ジェルシャーなんて名前は昔からきらいだったので、ジュディーとして、顔も名前も明かしてくれない篤志家のことを「あしながおじさん」と呼んで・・・。
ジュディーの明るくてつましくて、謙虚で、でもプライドもあって、頑張る姿が手紙を通して伝わってきます。
大学4年間ののち、
ラストには素敵なハッピーエンドも。
小学校の時、好きだった本。
新しい訳とイラストで、違和感も感じつつだけど、でも楽しめた。
実家においてある、昔の本も読みたくなります。