原丈人のレビュー一覧

  • 増補 21世紀の国富論

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    「会社は公器」「短期利益でなく長期経営」という主張はとても共感するが、主張の繰り返しが多く、それとは直接関連しない話題や筆者の投資先の事業紹介などに話が行き来しており、冗長に感じた。

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    2016年10月23日
  • 増補 21世紀の国富論

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    原丈人さんの著書ということで手にとった一冊。
    原さんの提唱されている”公益資本主義”と今の世界の経済状況、そしてこれから世界の中で日本が歩むべき道を提示されています。
    内容としては原さんの書かれている他の書とあまりというか、ほとんど同じです。ただこちらのほうが新しいし、丁寧に詳しく読みやすいというところでしょうか。
    ただ、内容的なことだけなら別著『新しい資本主義』の方がコンパクトでいいと思います。

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    2015年08月27日
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

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    原さんの著書とということで読んでみたシリーズ2冊目。
    タイトルにもなっている新しい資本主義とは
    “新しい資本主義”=“公益資本主義”である。

    最近の資本主義は株主至上主義、金融経済優先、市場経済推進であった。
    それらは“人”の存在を忘れた幻であり、それらの暴走が今の社会、経済を混乱に導いているとした。
    そんな中、白人社会にはない日本的な考え方や実業主義的側面が次の経済を作っていく可能性があるとしている。

    んだけども・・・。
    個人的には原さんの言いたいこと、取り組んでいることは素晴らしいと思うんだけど、今世界が、日本がそうなっているかというとなかなかそうは見えないのが本音のところで。
    日本が

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    2015年08月24日
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

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    金融危機を引き起こした金融資本主義から脱却し、社会に新しい価値やソリューションを提供し、世界を変えるような事業に着目する公益資本主義を提唱する。

    ただ、非常に崇高な理念だと思うが、著者が例として紹介したケースを読むと若干トーンダウン。結局は地道な草の根活動から始まり、劇的な変革とはいかないのだとも感じた。

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    2012年11月04日
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

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    経済・技術・社会、の3つを組み合わせて持続的に社会問題の解決をしていくスキームを提案しています。この3つを意識してビジネスを考えるときに、頭のバランスを保つ一定のガイドになる本だと感じました。

    経済の項では、株主価値最大化の問題点として、新しいアセット(たとえば新技術)は、短期的には株価に反映されないので育成が難しいことを挙げています。

    技術のところは、例として新しいデータベース技術や画像圧縮の技術に触れています。すでに4年経っていて技術の位置づけが変化しているので、ここは考え方だけ受け取って、ささっと読み飛ばせばよいです。

    社会のところは、途上国の飢餓と貧困を、地球規模の課題であるとし

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    2012年07月01日
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

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    この方が代表を勤めるNPOと関わる機会があったので手にとりました。
    日本が持つ潜在力を使って世界の問題を解決する、という切り口に興味があったので、他の金融云々というところは飛ばし読み気味。
    著者のアプローチは以下の通り。
    ・最新テクノロジー活用による貧困撲滅
    ・民間からのアプローチによる栄養失調改善
    ・マイクロクレジットによる生活向上

    新書なのでさらっとしてます、もちょっとちゃんと読み物が読みたいひとは同じ著者の「国富論」をどうぞ。ほとんど内容は同じです。
    個人的には国連の旗の下での民間による支援、スピルリナプロジェクトに興味あり。

    テクリスクとマーケリスクを引き受けて、テクに価値を見出し

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    2012年06月15日
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

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    仕事の関連で読みました。本能的には手を出さない分野。
    マーケティングや経営についてMBA的知識はうっすら…
    という程度ですが、ずっと感じていた少なからぬ違和感を、
    振り払ってくれました。日本流だって良いじゃないの、と。
    「旧くて新しい」とオビにある通りの印象を受けました。
    著者の素晴らしさは、有言実行なところだと思います。
    そして、圧倒して気落ちさせるのでなく、読んでいる者を
    鼓舞して、「自分も何かできるかも」と考えさせるところ。
    パワフル過ぎて、論理がやや断定的なのが玉に瑕ですが…。

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    2011年08月31日
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

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    短期的な株主利益の最大化を目指す米国型市場経済システムでは、長期的な成長の源泉となる技術革新を生み出すことができない。
    コア技術の創出に注力する必要がある。エンジンといった動力システムの開発がコア技術であり、自動車、船、飛行機の開発はアプリケーション技術に過ぎない。アプリケーション技術は常にプロダクトライフサイクルの問題に直面し、長期的な利益に必ずしもつながらない。現在はインターネットを中心とした産業構造となっているが、インターネット自体はコア技術ではない。インターネットショッピングやゲームなどで新たな市場を開拓する日本企業は多いが、プロダクトライフサイクルが成熟期に入れば成長は鈍化せざるを得

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    2011年07月22日
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

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    話題の図書だったのでよんでみた。コンピュータが基幹産業の時代はもはや終息しつつある。新たな基幹産業の担い手として中心になっていくのは日本である。という話。その基幹産業の説明は難しくてよくわからなかったけど。サスティナビリティとマイクロファイナンスはこないだ別の本でちょっと触れたのでわかりやすかった。

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    2011年04月01日
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

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    実産業の成長なく、行き過ぎたマネーゲームの結果として、リーマンショックは来たるべくしてきたものである。これからの日本は、新たなイノベーションを起こし、ソーシャルビジネスを含めて国際的な公益資本主義を立ち上げていこうではないか、という筆者の出張にはかなり同意できました。

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    2011年03月12日
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

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    株式資本主義に異を唱える本。決してロジカルではなくて理想論なんだけど、なんとなくベンチャーキャピタリストの著者の熱い情熱が伝わってくる。バングラデシュにワイヤレスブロードバンドを、というプロジェクトには非常に共感!

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    2011年02月19日
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

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    ITの技術をどう活用するかといった内容や未来の日本や社会のありかたなどが書かれている。

    特にIFX(インデックスファブリック)理論や、PUC(パーペイシブユビキタスコミュニケーション)の概念が新しかった。

    日本が中国やインドなどに負けていないという箇所は、そうなのかと。日本の文化や伝統や匠のような技術伝承が必要なのか、多国籍文化をもつダイバーシティ性が必要なのか。

    これから日本はどう進んで行けばいいのか。。

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    2011年02月19日