原丈人のレビュー一覧

  • THE BEST WORK 「最高の仕事」を生きる

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    仕事とは何か、企業は何のために存在するのか、そして資本主義は本来どうあるべきなのかについて、著者自身の経験と思想をもとに語られた一冊。

    本書で一貫しているのは、「仕事」を単なる利益追求や自己実現の手段としてではなく、社会に価値を生み出す営みとして捉える視点だった。企業は株主利益だけのために存在するのではなく、人々の生活や社会そのものをより良くするために存在している。その前提に立ったとき、利益とは目的ではなく、社会に価値を提供した結果として生まれるものなのだという考え方が強く印象に残った。

    また、本書では短期的な利益や株主価値を過度に重視する現在の資本主義に対する問題意識も繰り返し語られている。本来、資本は社会を発展させるための道具であるはずなのに、いつの間にか利益そのものが目的化してしまっている。その構造に対して、長期的な視点で社会全体に価値を生み出す経営の重要性が示されていた。

    特に印象的だったのは、「公益資本主義」という考え方。企業は社会に貢献しながら成長し、その結果として利益を生み出していくべきであるという思想には非常に共感した。経済合理性と社会性を対立するものとして捉えるのではなく、両立させることこそが本来の資本主義の姿なのだと思わされた。

    仕事とは単にお金を稼ぐためのものではなく、社会に価値を残すための行為である。
    そして企業とは、社会をより良い方向へ動かしていくための存在なのだと改めて感じた。

    自分が普段考えていることと重なる部分が非常に多く、強く共感しながら読んだ一冊。

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    2026年05月06日
  • THE BEST WORK 「最高の仕事」を生きる

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    最高の仕事とは何なのか?この書籍の中で度々繰り返される言葉。目先の利益に捉われず長期的な目線で物事を考える、仕事のpurposeを己の利益ではなく社会への利益で考える、そう言った思考転換の先に本当の幸せ、最高の仕事があると気付かされた。

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    2026年03月11日
  • 「公益」資本主義

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    最初から最後まで納得することばかり。
    原先生は本物の経営者だから、同じようなことを書いていても説得力が違う。拝金主義のアクティビストを奴隷商人と同じ運命を辿ると批判しておられる部分は本当に痛快で、会計・開示関係業務に従事していて、現状に疑問を持つ人にとっては必読書。
    勉強になり、爽快感まで得られる本などそうはない。

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    2026年03月08日
  • THE BEST WORK 「最高の仕事」を生きる

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    この本は、単なるビジネス書ではなく「仕事とは何か」「人としてどう生きるのか」を静かに問いかけてくる本でした。
    特に心に深く残ったのは、著者がアメリカから一時帰国し、新しいビジネスに挑戦する決意を母親に伝えたときの言葉です。
    母親はこう言って送り出したそうです。
    「あんたは何事でも一生懸命やるから、母さんはそれは心配してへんねん。でもな、いくら一生懸命やっても、うまくいかないことはあるんやで。そのときは失敗してすごいしんどい思いをするやろ。もしそうなったら、おうちへ帰っておいで。あったかいご飯食べさせてあげるから。おうちでゆっくりして、また元気になり。元気になったら、また試したらええからね。」
    この言葉を読んだとき、胸が熱くなりました。
    人は挑戦する時、どうしても失敗を恐れてしまいます。しかし、どんな時でも帰る場所があると思えたら、人はもっと勇気を持って前に進めるのではないでしょうか。そこには母親の深い愛情と、息子への絶対的な信頼が感じられました。
    私は中国の工場の現場で改善活動に関わる仕事をしてきましたが、この本の内容にはとても共感しました。
    工場の仕事は機械や数字の世界と思われがちですが、実際は「人の世界」です。どんなに設備や仕組みが整っていても、最後にものを作るのは人です。そして人の気持ちが変わらなければ、現場は良くなりません。
    本書の中で語られる「11の問い」は、経営のテクニックではなく、人としてどう生きるかを問うものです。
    「Giverか、それともTakerか」
    「人によって態度を変えていないか」
    「現場を見ているか」
    「自分の真実に従っているか」
    どれもシンプルですが、本質的な問いだと感じました。
    特に心に残った言葉があります。
    「溢れ出した違和感は、いつも正しい。」
    人は間違った方向に進んでいるとき、心のどこかで違和感を感じます。しかし多くの場合、立場や利益を守るためにその感覚を無視してしまいます。この本は、その小さな違和感こそ大切にすべきだと教えてくれます。
    最高の仕事とは、単に成果を出すことではなく、人を幸せにし、社会の役に立ち、自分の真実に従って生きる仕事なのだと思いました。
    仕事とは人生そのもの。
    そんなことを静かに考えさせてくれる一冊でした。

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    2026年03月04日
  • 「公益」資本主義

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    どこでこの本を知り購入しようと思ったのか忘れてしまったが当たりだった。素晴らしい考え方だと思う。日本的経営がまだ色濃く残っている時に就職し、全体最適を常に考えるようにしてきた自分にとって株主資本主義、金融資本主義はやはり合わない。とは言うものの、それがグローバルスタンダードだと言い切られてしまうとスッキリしないまま従ったり、分かったふりをしていたような気がする。こう明解に言ってくれると大変ありがたい。
    ①富の分配における公平性
    ②経営の持続性
    ③事業の改良改善性
    会社は株主だけのものではない、というのは以前読んだ岩井克人の本にも通ずるものがある。良い会社かどうか、見極める指標として「公益」資本主義についてはもう少し勉強したいし、この考え方に合致するような会社経営をしたいと思った。

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    2024年01月27日
  • 「公益」資本主義

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    バブルが弾けるまでの日本型の資本主義を取り戻そうというメッセージ本。元気がもらえます。
    就職活動する前に読んでみたかったなぁ。結局東芝も株価という実態のないものを追い求めて破滅したんだなって思いました。

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    2023年12月09日
  • 「公益」資本主義

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    ネタバレ

    英米主導のグローバリズムは、
    英米の基準や価値観、考え方を諸国に押し付け、
    英米が利する世界になることを理想とする主義だといっていいものです。
    そこには、グローバリゼーションの名のもとに、
    各国・各地域の多様性をおしのけて一律化をすすめていく作用が生じている。
    その波は確実に日本をも飲みこんでいて、
    90年前後にバブルがはじけてから敬遠されるようになった「日本型経営」を、
    より排斥していく方向に力が働いてきた。

    グローバリゼーションを進めたアメリカの資本主義は、
    いまや「株主資本主義」と言われます。
    株主の利益を最優先事項とし、
    会社は株主のものであり、株主の利益を出すために隷属したものだと
    当り前のように考えられている。
    利益を得るため、それもできるだけ短期間に株主が大きな利益を得るために、
    研究開発などの中長期のビジョンを会社に捨てさせて、
    短期の利益ばかりを考える戦略をとらせ、
    ことによっては従業員をリストラしてまで株主や役員が大きな収入を得る行為をします。
    もはや、我利我利亡者といった体です。

    こういったスタンスの帰結するところが、貧富の拡大、格差の拡大なのでした。
    会社が利益を得ても従業員の給与は上がらず、株主や経営陣に還元されます。

    くわえて、ヘッジファンドやアクティビストの存在があります。

    ヘッジファンドとは、株価や商品の相場、通貨相場などにおいて、
    「将来の理論値と実態との乖離」に着目して資金を注ぎ込み、
    利ザヤを稼ぐことを目的としたファンドのこと。(P87)

    アクティビストは、かつてのサッポロビールやブルドッグソースに
    TOB(株式公開買い付け)を仕掛けたスティール・パートナーズや、
    ニッポン放送や阪神電気鉄道の株を買い占めて話題になった村上ファンドのような、
    いわゆる「モノ言う株主」です。
    しかし、彼らはなんのために「モノを言う」のか。
    「健全な企業経営」のためではなく、
    その企業が持っている資産の売却や現金の配分こそ彼らの狙いなのです。(P87)

    これらが合法的に行われる現行の資本主義、
    つまり、ただ金さえ増えればよいという価値観で動いている
    「株主資本主義」や「金融資本主義」と呼ばれるもの。
    このかたちでの資本主義によって、グローバリズムが広がった日本などの先進国、
    それはグローバリズムの旗手である英米も含むのですが、
    それらでは中間層がなくなり、スーパー富裕層と貧困層の二極化を生みました。

    本書は、こうした現行の資本主義のおかしさをはっきり指摘したうえで、
    「株主資本主義」に代わり、なおかつより豊かな世界をもたらす
    「公益資本主義」を提唱するものです。

    「公益資本主義」は先述の「日本型経営」に立ち帰るような要素のある考え方です。
    「会社は株主のものである」ではなく、
    「会社は社会の公器である」とします。
    株主だけを優遇するのではなく、
    従業員、顧客、地域、地球環境などに、公平かつポジティブに働くような主義です。
    著者は、この「公益資本主義」をアメリカ人に説いたときに、
    「共産主義じゃないか!」と言われたことがあるそうですが、そこは違うと否定しています。
    「公益資本主義」は利益あってのものですし、
    「株主資本主義」よりもたぶんに持続性もあり、そのうえで収益もそれ以上にあげられるようです。

    詳しくは本書をあたってほしいのですが、
    格差の進行する「株主資本主義」というものが、
    歪んだ資本主義であることを意識できるようになるだけでも違うと思います。

    だいたい、株の取引でも昨今はAIにまかせて一秒間に一万回の取引をやっている世界です。
    そうやって、実体のない数字上の浮き沈みで儲けようという人たちが富を得ている。
    彼らは株価の乱高下こそが儲ける状況なのをわかっていますから、
    経済に安定を求めていないようです。

    ヘッジファンドだとかでお金を儲ける人は、
    人生にどういうゴールを設定しているのかをちょっと想像してみました。
    40代で引退して南の島でヨットに乗って……
    みたいなアメリカ人のエリートにありそうなゴールの設定をして、
    そこからバックキャスティングして生きているとしたら、
    ヘッジファンドやアクティビストになるのかもしれなくないですか?
    つまりは、社会とどうかかわっていくのが人生なのか、という人生観や、
    世の中をどう見ているか、という世界観が、
    彼らにとってはそのような生き方を選択させるものとなっているのかもしれない。

    とはいえ、
    「人生観は自分で築き上げた」というようでいて、
    人生観・世界観などの価値観というものは自分ひとりで選択してきたものではなく、
    価値観への深い影響の相当の部分は外部によったのではないかと考えもできます。
    産まれたときから社会がそうだった、家族がそうだったなど、
    特別に意識していない影響があって、
    40代で引退して南の島でヨットに乗って……
    を理想とするようになるとも考えられるのではないでしょうか。

    ……と、少しばかり脱線しました。
    原さんの著書は前にも一冊読んでいます。
    そしてその前には、
    WEBサイト『ほぼ日』での対談を読んでカルチャー・ショックを受けていた。
    それまで原さんを知らずに生きてきて、
    「世の中こんなもんじゃろ」と思っていたのだけど、
    原さんの対談を読んでみて、彼の話と彼自身のそのスケールのでかさや、
    照らし出す領域の新鮮な開拓感に触れることができて、
    ぱーっと頭を刷新されるものがあった。
    このような経験を、ぜひ、いろいろな方にしていただきたいです。

    本書には、著者自身の経歴を語る章もありますので、
    「これって、ほんとうにすごいよ!」と、
    圧倒されて笑ってしまうしかない体験をしてみてください。

    最後に、
    今年2月の甘利議員のWEBコラムにて、
    原さんの「公益資本主義」に触れながら、
    アメリカで主流の「株主資本主義」が変節を迎えているとありました。
    これは好い流れですね。

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    2020年07月15日
  • 「公益」資本主義

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    ここまで英米資本主義を痛烈に批判した一冊はないと感じた。
    それをまさに国家の中枢で、経済政策を議論している人物が語ってくれている様子は、同じ日本人として誇らしさを覚える程。

    こういった方が活躍してくれる日本、まだまだ捨てたもんじゃない。日本人が元々持っていた経営感覚、感性が公益資本主義として、これからの世界の中心になってくれることを心から祈る。

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    2018年09月29日
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

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    シラフで電車乗り過ごした恐るべき本です
    ((((;゚Д゚)))))))

    冗談はさておき来週著者の講演会に参加してきます。
    参加前に読めてよかったです。
    とても共感できる本でした。
    一節を挙げるとすれば
    「会社の持つ技術を使って世の中に貢献し、その結果として利益も上がる。
    利益が上がるから、また貢献できる。」
    まさにここに日本型の資本主義の真髄があると思います。
    大きなことをするために内部留保を上げてるのに先人の積み上げを今の株主で食い潰そうとするハゲタカファンドは個人的に受け入れられません。

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    2016年09月02日
  • 増補 21世紀の国富論

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    サブプライムローン問題、リーマンショックを予言したとして有名な本書。
    若手行政官(官僚)への推薦図書として、マックス・ウェーバーらの古典と並んで紹介されたこともあるらしい。
    読みたいと思いつつ、読んだことがなかったけれども、増補版が出たということで読んでみた。

    増補にあたっては、主に時事ネタなどが更新され、具体例が増えているよう。
    また、IFX(インデックス・ファブリック。リレーショナル・データベースに代りビッグデータ等の構造化されていないデータを取り扱うための新たな仕組み)についての記載もされている。

    著者の原丈人氏は、考古学を学んだ後にベンチャーキャピタリストとして、未来を創るベンチャー企業の育成に携わっている方。

    「会社は誰のものか」という議論は昔からあったが、原氏は、企業は国や地域社会に長期的に貢献できる存在でなければいけないと主張し、短期的に株価を上げることのみに固執しているCEOなどアメリカ型の資本主義を批判している。

    本書の一番の主張としては、市場資本主義を脱却し、日本型資本主義である「公益資本主義」を実現すべきという、日本に対する提言である。

    日本がこれから世界の中でプライムを取っていくためには、欧米やアジアの真似ではなく、新たな基礎技術を開発・育成しなければならない。
    そのためには、短期的な利益を追求する資本主義ではない、新しい制度を日本が実現していかなければならない。

    言うは易く、行うは難しであるが、原氏の凄いところは、実際に実践しているところである。
    バングラデシュの「ブラック・ネット」やザンビアの「スピルリナ・プロジェクト」など、実例がいくつも紹介されていて興味深い。

    これからの未来を考えるときに、旧来の資本主義では立ちいかないのは目に見えている。

    私自身も、今の市場主義的な資本主義には疑問を持っていた。
    しかし、だからといってどういう仕組みがよいのかも分からず、悶々としていた。
    いっそのこと、共産主義にでも逆戻りしたほうがよいかと思ったことさえもある。
    だから、原氏の主張にはとても共感できた。

    本書を読むと、原氏が本当に日本のことを考えていることがよく分かる。
    真剣に考えているから、それが具体的な政策として、提言に現れている。

    そこには、「アベノミクス」のような、中身のない成長戦略ではなく、本当の意味で日本が世界の中で成長していくための戦略が描かれている。

    今の日本には、自己の利益ばかり考えて、社会をよりよくする気概のある人が少ないように見える。
    その中で出会った本書は、「八百万の神」の国、日本にとっての一筋の希望に見えた。

    日本をよりよくしたいと本気で思っている人たちに読んでほしい一冊。

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    2014年09月23日
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

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    ネタバレ

    良書だ。本書のマインドにとても共感。こうなりたいと強く思う。
    著者の原丈二氏は、日本人ベンチャーキャピタリストのパイオニア。「21世紀の国富論」を読んでたので、同じ著者の本を見つけて購入。
    感想。今現在、万人うけしてはいないが、こうなりたい、こう生きたいと強く思う。
    備忘録。
    ・ヘッジファンドを代表とするアクティビストの配当要求は、過去の利益の蓄積を搾取する行為だ。株価至上主義がこれを助長。
    ・金融工学の理論は、完全競争とか、経済学の前提を設定したうえで成り立っている。絶対的判断を与えてくれるものではない。
    ・コア技術→産業の源泉。できた当初にはそれを何に応用したらいいいかわからないような。exエンジン
    ・アプリケーションン技術→コア技術を具現化したもの。ex自動車、トラック、船、飛行機
    ・テクノロジーサービス→アプリケーションを使った産業。ex運送業、流通業
    ・エンベデッド→コア技術を具現化する技術
    ・bracNet→@バングラディッシュ。NGOと事業会社の合弁で、利益のNGO持分は非課税
    ・公益資本主義→事業を通じてステイクホルダーに貢献することが価値として認められる資本主義。(株価至上主義とは異なる)

    「あとがき」がいい。ぐっとくる。

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    2012年06月03日
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

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    欧米型市場万能主義へのアンチテーゼ
    著者はタイトルにある「新しい資本主義」のモデルを実現実行しているベンチャーキャピタルの最前線を行く人物である

    「端的にいおう。「幸せ」を数式で表すことができるだろうか 。」
    【第一章 金融資本主義の何が間違っていたのか】

    から始まり

    「私が経営するXVD社の技術者は,途上国で遠隔医療や遠隔教育に役立ち、自分のつくった技術で貧困を撲滅できることを誇りをもっている。」
    【第五章 公益資本主義の経営へ】

    ・・・まで読み進んでもしかしたら忘れかけていた本来の価値観を取り戻すかもしれない

    裕福な人が行う寄付も否定しないが採算のとれる援助活動・・・それをビジネスとして成立させるホンモノのベンチャーキャピタル
    そこには日本の目指すべき道が見えてくる
    それは新興国の熾烈なシェアを勝ち取る競争ではなく
    途上国援助の画期的実践、まるで「ブルーオーシャン戦略」そのものである

    世界中の先進国が目先の得を追い求めるのならば
    日本は目先が損に見えても長期的視線では得と徳を手に入れれば良いのではないだろうか?
    こんな価値観もしかしたら日本人だけかもしれないし金融資本主義の現在に残る奇跡なのかもしれない

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    2012年01月04日
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

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    ネタバレ

    ■産業をつぶすIRRとROE
    アメリカ発の金融危機は、本来は脇役の金融が拡大しすぎた
    まず産業ありでなければならない

    ・IRR(内部投資収益率)
    投資に対してどれだけのリターンがあるか

    この指標ばかりに捉われると、研究開発に多額を投じてリスクを取るよりも
    短期間で儲かる仕事ばかりに注力してしまう

    ・ROE(株主資本利益率)
    株主の投資に対して、どれだけのリターンをあげたか

    経営陣は短期間で株価を上げることを意識しすぎてしまう
    ストックオプションもあって在任中だけの株価上昇をめざしてしまう

    研究開発から利益を生んでROEを上げるには7~10年はかかるが、
    平均在任期間が5年程度のCEOは資産圧縮など
    財務諸表をスリム化して目先のROEを上げ、株価上昇に結び付けようとする

    金融、株価のみがクローズアップされ、産業自体が衰退してしまう

    ■ファンドを規制せよ
    村上ファンドのようなアクティビストファンド(もの言う株主)の行為が
    原理自体は正しいと日本で考えられているが、それは誤り

    内部留保の金額を配当に回せと言うが、内部留保はこれまでの経緯でたまったもの
    (内部留保を蓄えるべきだと過去に判断された結果である)
    ある時点の株主のみに配当するのは正しくない

    ・過去の株主にさかのぼって配当金を配分する
    配当金を取ることを目的とするファンドの取り分を減らす

    ・株主権を行使できるのは5年以上株式を保有しているものだけとする
    会社経営は中長期的視点に立つべきで、
    その方向性を支える株主だけを株主とする

    ・中長期の資本市場を作る
    欧米における資本市場は短期資金の利益を最大化するためのマーケット
    中長期を視野に入れたマーケットメカニズムを日本は作るべき

    ■コア技術を開発せよ
    IT産業のコア技術はTCP/IP、これによって単なる計算機が
    ネットワークを構築し、コミュニケーションが可能になった

    次の時代を担う新技術に投資することで、次の時代の中心となるべき
    IT産業ではシリコンバレーによるイノベーションが原動力となった

    ・ベンチャーキャピタル
    テクノロジーリスク:本当に技術が実現するのか
    マーケットリスク:本当に売れるのか
    この両方のリスク引き受け、可能性のある開発者の夢を
    資金と経営で実現する

    ・アメリカが次の時代の中心になることはない
    アメリカはイノベーションのスピリットを失ってしまった

    ①ベンチャーキャピタルの気風が崩れてしまった
    シリコンバレーの成功で膨大なファンドが流れ込んでしまい、
    リスクを取って新産業を育てる志が希薄になった

    リターンだけに関心を持つファンドマネージャーや経営コンサルタントが
    資金運用の主体になってしまった
    90年代の資金は4000億円/年だったが、2000年に10兆円を越えた

    「会社は株主のものだ」という短期思考が幅を利かせてきたため、
    株価の時価総額を上げることが重視されるようになった

    ②時価会計、減損会計
    この会計基準はファンド投資家からは保有株価がわかりやすいが、
    ベンチャー企業には不利益が大きい
    ベンチャーへの投資が損失計上され、株価が下がってしまう

    ③アメリカ移民の歴史が変わった
    アメリカの発展は、アイデアとやる気、
    ハングリー精神のある大量の移民がなしとげてきたが、
    9.11以降は外国からの移民に大きな規制を敷くようになった

    ④コンピュータ産業の成功体験で自縄自縛に
    マイクロソフトはOSを新しくすることで設けようとしている
    今後のポストコンピュータの産業を妨害する動きがある

    実際にかつてGMは公共交通機関を買い占めて市電を廃止してしまった

    ■ポストコンピュータの時代
    万能と思われるコンピュータには「解けない問題」がある
    コンピュータは「構造化」されたデータを扱うのは得意だが、
    「半構造」「非構造」のデータを扱うことは苦手である

    「構造化」されたデータはその属性がほぼ固定化されている
    名前、勤務先、電話番号・・・
    リレーショナルデータベースの考え方

    ・IFX(インデックス・ファブリック)
    独自のツリー構造でインデックスを構成し、
    「半構造」データを効率よく柔軟に扱う考え方

    自動的に属性をどんどん加えることができ、
    さまざまな項目を自由に足したり引いたりできる
    きわめて柔軟なデータベースを作ることが可能になる

    デジタルは素晴らしい点も多いが、いずれ限界に行き着くと思われる
    どんなスーパーコンピュータよりも人間のほうがはるかに優れている
    効率のよい「アナログ制御」が見直される時代が来る

    ・PUC(パーベイシブ・ユビキタス・コミュニケーション)
    著者が考えたコンセプト、「使っていることを感じさせず(ペーベイシブ)、
    どこにでもあり(ユビキタス)、コミュニケーション機能」

    ①「相互通信機能」に特化したDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)チップ
    ②組み込み型のソフトウェア
    ③ネットワークセキュリティ
    ④ピアツーピア型コミュニケーション用のIFX理論に基づくデータベース
    ⑤ソフトスイッチ機能(中継用電話交換機の機能をIP網とソフトウェア処理で代替)
    ⑥動画処理リアルタイムデータ圧縮技術:XVD

    XVDなら通常電話回線でも高画質な映像を送れる

    ・実業立国日本へ
    アメリカは付加価値の高いソフトウェアを手元に残し、
    付加価値の低いハードウェアをアジアに譲ることにした

    これからはエンデベット(組み込み)技術が必要になる見込みが高い
    それに対応できるのは日本

    中国もインドも統計上は人口が増え、富裕層が増えてきているが、
    金持ちはほんの一握りで、貧民層の増え方の方が著しい
    日本は自分の優位性を高める努力を重ねるべき

    ■途上国援助の画期的実践
    ・バングラディシュで教育・医療貢献
    デフタ・グループと現地NGOであるBRACが組んで
    ワイヤレス・ブロードバンドインターネット会社を設立

    ふたつの「しかけ」
    ①利益の40%を教育・医療貢献に使えるしくみ
    通常の会社では、税引き前利益から税金、配当金を分配し、
    内部留保に残るものはわずかで、社会貢献になかなか回せない

    BRACはNGOのため寄付金控除などの税制上の優遇を受けられる
    bracNETの配当金はBRACへ還元し、非課税扱いで社会貢献に回せる

    ②新しい技術で投資金額を劇的に安くする
    XVDの動画リアルタイム圧縮技術を使い、インフラ投資金額を軽減できる

    会社のもつ技術を使って世の中に貢献し、その結果利益も上がる
    利益を上げることでまた貢献できる

    ・スピルリナ・プロジェクト
    世界で深刻な「飢餓」の問題

    スピルリナは長さ0.5ミリほどの微細な藻
    35億年前から環境を生き抜いてきた生命力があり、
    高たんぱく、高ビタミン、高ミネラルである

    たんぱく質眼中量
    牛肉20%、大豆35%、スピルリナ65%

    生産性も極めて高く、悪条件でも育成が可能
    理想的なたんぱく源となる
    ボツワナ、ザンビア、モザンビークで開始する

    ・マイクロ・クレジット
    貧困層に対して、貧困から抜け出す少額資金を無担保で貸し出す仕組み
    BRACでの返済率は99%

    返済を助け合う数人のグループを結成した人だけに融資する方式で
    返済率を上げている

    ■公益資本主義
    著者の提唱する資本主義の考え方
    「会社の事業を通じて、関係する経営者、従業員、仕入先、顧客、株主、
    地域社会、環境、地球全体に貢献すること」が価値として認めれる資本主義

    日本では当たり前の考え方だが、世界では金融至上主義の考えに近年蝕まれてきた

    市場は「自由」であればいいというものではない
    冷戦時代が終わり、資本主義の理論ばかりが暴走し、
    株主至上主義に走ってしまった
    発展途上国は資本主義の枠組みに加わることで、さらに貧しくなってしまう

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    2011年11月23日
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

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    未来を作るには、大きな事を成し遂げるには、どうしたらいいのか?計画を立て、段階を踏んで実現可能なことをひとつひとつ行っていく。それで、びっくりするような、国だったり、社会が長期にわたって、生存していくために大きな助けになることを実現させる。すでにあるシステムや制度を壊すのではなく、それを活かし、うまく利用して、破壊を最小限にするやり方がまたすばらしい。

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    2011年09月07日
  • 新しい資本主義 希望の大国・日本の可能性

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    ネタバレ

    著者の非常に熱い思い、日本への誇り、大きなビジョンが込められた本。支えになるような素晴らしい本だった。

    中長期投資のみを対照とした資本市場の話、おもしろかった。
    IFXというデジタルによる計算技術の次のコア技術の話。
    非常に熱い思いがつまっており、心地よかった。

    章構成
    第一章 金融資本主義の何が間違っていたのか
    第二章 大減税で繁栄する日本
    第三章 コンピュータはもはや足枷
    第四章 途上国援助の画期的実践
    第五章 公益資本主義の経営へ

    第一章
    株主権を行使できるのは、五年以上株式を保有しているものだけとし、それ以外の短期は配当金およびキャピタルゲインを得るだけとする規定の提案。中長期の企業の方向性を支える株主だけを株主と定義する。
    歳入を増やすには、金の卵を産むガチョウを生み出しておかなければならない。経済はその時々の基幹産業が新たな価値を創造して富を生み、雇用を促進し、生活を豊かにする。クリントン政権は8年間で名目GDP6兆6千億ドルから9兆8千億ドルへ財政収支も2900億の赤字から2300億の黒字に転じた。要因はIT産業であった。
    リスクキャピタル制度 リスクキャピタルに該当の投資をしたら、有価証券ではなく、強制減損して、損金でその年の利益と相殺できるようにする。そうすれば本業が儲かっていて利益があがっているときに投資をすれば節税につながるため。事業会社は将来事業に役立つ分野を見つけ、新技術に投資するようになるはず。ただ税金を払うより夢があるはず。
    デジタルはすべてを分解し制御する。だが、それは無駄が多い。将来、デジタルではどうしようもない、デジタルの延長線上ではできないと結論づける時代がくるはず。アナログが見直されるはず。
    アメリカはハードウェアをアジアに渡しており、ソフトウェアで儲ける仕組みをつくっている。しかし、組み込みが必要とされた時代には痛い目にあう。ハードウェアとソフトウェアを自らの手でつくりあげ、統合して高度な知的財産を築きあげられるインフラ基盤があり、トップに躍り出るのは日本である。寺子屋により昔から教育は進んでおり、識字率も高く、ものづくりに誇りを持っている。中国やインドが発展しているが、富裕層はほんの一部であり、それ以上に貧困層が急激に増えている。格差はますます開いていくはず。そこにお互いに知恵を出し合う現場はできるのだろうか。日本はそのような国に対処するより、もっている優位性を高める努力をする方が有益である。
    コア技術をもとにシステムを作り上げ、そのシステムで稼ぐ。これは利益が還流される。技術の議論なくして、高いサービスは成り立たない。
    いつまでも欧米のビジネスモデルや新技術の尻馬に乗るのではなく、より強い力で新しいビジネスモデルを生み出し、世界へ流れる仕組みをつくり、一代基幹産業へ育てあげること。それが肝要。実業立国である。
    ザンビア駐日大使は公益資本主義こそアフリカの歩む道であると強調。日本人は先人たちの歩みが大きな叡智を与えてくれている。市場万能主義を突き詰めたあげく、今も市場は破たんの危機にひんしている。公益を考える資本主義に誘導されるべき。
    太陽電池費用を税額控除できるとか、生活に必要な農産物を一定の価格で供給することにするとかしていくべき(質で自然淘汰が起こる。)国民の安心安全な生活のため、必要最低限のエネルギーと食糧の二つについては自由競争のマーケットに任せておくべきではない。

    公益資本主義の指標として「公平性」「持続性」「改良改善性」。
    社員がモチベーション高くしるために公平成が必要であり、長期的に発展していくために目先だけを考えない自足性が必要であり、柔軟性を失うと、変化ができなくなり、衰える。

    まずじぶんにできることをやっていくのが重要。一足とびの空想にふけっても何もことは始まらない。希望を掲げて、目の前の会談を一歩一歩上がることにより理想は実現する。
    日本は長い歴史の中で独自の倫理と資本主義の精神を培い、高い技術力をみがき、ものづくりを中心に実業をコツコツを積み上げてきた。みずからの持ち場でゆめを描いて努力を積み重ねれば必ず大きな成果が生まれるはず。

    目的は必要な金額よりちょっと少ないくらいのお金をもっているときにこそかなえられるもの。ありすぎたら目的は絶対にかなわない。残り物には服があるという言葉があるが、これはアングロサクソンにはない。自分でコツコツ経験したことは必ず一生のうちで無駄にはならない。基本的な姿勢を忘れないこと。

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    2011年03月03日
  • THE BEST WORK 「最高の仕事」を生きる

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    人生において大切なことを教えてくれる本です。

    目先の利益や損得ばかり気にするのではなく、人間として正しいことを貫くことが幸せになることだと感じました。

    お金は結果的についてくるものだと。

    大切な人を幸せにする最高の仕事をしようと思います。

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    2026年04月19日
  • 「公益」資本主義

    Posted by ブクログ

    株式資本主義と対をなす考え方。金融業界で働き、投資をする立場から脳みその体操として非常に有益な内容であった。

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    2025年12月06日
  • 増補 21世紀の国富論

    Posted by ブクログ

    ビジネス書や自己啓発本というより、経済思想の本。
    新自由主義・ROE至上主義に批判的で、「公益資本主義」を提唱する。
    筆者のビジネス界での実経験が、主張に説得力を持たせている。
    いつだか積読に入れていた本。

    「ROE経営は「すでにあるもの」の効率化を図ることはできても、「今はないが、将来つくるもの」の価値を最大化することはできません。反対に、そういうものを積極的に切り捨てたほうが、ROEは上がる。」(74頁)

    「日本企業は米国の基準に振り回される必要もない。いいところだけを吸収し、地球の未来にとって悪い点は正し、米国のシステムを上回るものを創ればいい。」(159頁)

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    2025年09月11日
  • 「公益」資本主義

    Posted by ブクログ

    自分はコミュニストではないし、競争によってその業界全体の質が向上するということをそもそも良いことだと思っています。もし公益資本主義の考え方を聞いて共産主義的だとかただの理想だと否定的に考えるのだとしたらそれは自分だけ良ければ良いと思ってるのではないかなと思ってしまいます。生存本能があるので利他主義だけでは生きられないとは思うけれど、行き過ぎた利己主義の果ては破滅になるだろうなと思います。結局は自由と規制のバランスなのかなと。

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    2025年05月01日
  • 増補 21世紀の国富論

    Posted by ブクログ

    学研の宮原さんのおすすめで。
    めざすべき資本主義の例を得た。
    会社が株主のもの、会社はROEの最大化をめざす、といった暗黙の了解に全く共感していなかったけれど、会社は公器なのであり、顧客、従業員、株主、地域、社会、すべてにとってプラスであるべき、とする公益資本主義。腹落ち感ある。これで経営していきたい。

    —-
    アメリカの企業統治
    新CEOがやりがち、何も生み出していない
    ・短期・目先の株価を上げるための施策
    ・マネーゲーム
    ・ストックオプションが元凶

    手順
    ・必要以上のリストラ
    ・試算圧縮(ROE)
    ・過去の累損の一掃
    ・将来出るかもしれない負債まで引き当てる形で大きな損失を出す
      ↓
     株価下落
      ↓
     底値でストックオプション付与
     +リプライシング
      ↓
     ・経費削減
     ・IRを駆使 
      ↓
     2、3年後自然に会社の利益と株価が回復
      ↓
     CEOは何も生み出さずに莫大な利益を得る

    ↔︎長期的な安定した発展
     
    CEO これから2、3年の間に取り組もうとしているビジョンを徹底的にインタビュー

    公益資本主義
    ・企業は従業員や顧客、仕入れ先などを含めた公共的なもの
    ・目的 社会に有用な製品やサービスを通じて社会に貢献する
    ・株主は会社の経済的な所有者
    ・株主の利益は、目的を果たした結果

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    2024年11月06日